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ジンバブエは、アフリカ大陸南部の内陸国。ナイアガラ、イグアスと並ぶ世界三大瀑布の1つヴィクトリア・フォールズが有名で、世界遺産にも登録されています。乾季に大型哺乳動物が集まるマナ・プールズも世界自然遺産となっているほか、世界文化遺産の遺跡も2018年現在で3か所あり、貴重な観光資源となっています。
観光の見どころの多いジンバブエですが、治安面では強盗や窃盗といった事件が発生しています。そのため外務省では危険レベル1と判断して、十分注意して渡航するよう勧告を出しています。雄大な自然やアフリカの文化を楽しむためにも、ジンバブエの治安についてしっかり把握しましょう。
目次
ビクトリア・フォールズのあるジンバブエの治安情報。スリや強盗に注意!
都市部では強盗、スリに注意。
ジンバブエでは、窃盗や強盗などの犯罪が多数発生しているため、全土に危険レベル1の勧告が出ています。しかし、街の空気にはそれほど治安の悪さを感じることがないかもしれません。
ただ実際に、アフリカでよくある外国人を狙った犯罪が起こっているので油断は禁物です。ジンバブエで多発しているのは、交差点停車時におけるスマッシュ・アンド・グラブと呼ばれる車上荒らしです。これは自動車のドアガラスを割って金品を強奪する犯罪なので、信号待ちなどの停車時は車間を取り、周囲に怪しい人物がいないか確認しましょう。また外国人富裕層宅を狙った家屋侵入強盗事件や外国人旅行者を狙った強盗事件、すり・ひったくりなども頻発しています。
どこへいくにしても治安への警戒を怠らず、自分の身は自分で守る意識で行動することが大切です。夜間はとくに犯罪が多く発生するので、むやみに出歩かないのが賢明です。
観光地は警備あり。でも注意は必要。
ジンバブエの随一の観光名所であるビクトリア・フォールズやグレート・ジンバブエ遺跡などでは、ツーリズムポリスによる警備が行われているので一定の治安は保たれてはいます。しかし、その目をかいくぐって観光客をターゲットとした窃盗事件や強盗事件が少なからず発生しています。
過去にはビクトリア・フォールズ内の観光スポットとして知られるビッグ・ツリーで、日本人旅行者が被害に遭ったという報告もあります。団体客がバスで到着後、現地人が土産物を販売するふりをして近寄り、拳銃やナイフで脅し金品を強奪するというものです。
団体ツアーに参加していると、ガイドがいる安心感から自分の持ち物への注意が散漫になりがちです。常に治安への警戒は怠らないようにしましょう。
治安への対策は必須。
ジンバブエで報告されている犯罪はアフリカでは典型的なものなので、以下で説明することはジンバブエに限らず、治安が心配される海外においては基本的な事項と考えてください。
まず、周囲から目立つのは狙われる危険が高まるので、派手な服装や高級な時計、ブランド物のカバンなどを持つのはやめましょう。また、カバンは斜めがけでチャック付きのものとし、自分の前で抱えるように持つのが望ましいです。歩きスマホや通話をしていると、スマートフォンを奪われる恐れがあります。車上荒らしを避けるため、駐車中も走行中も貴重品やカバンを外から見える場所に置くのはやめましょう。
夜間はとくに治安への警戒が必要なため、徒歩での移動は極力避け、ホテルで正規のタクシーをお願いするようにしましょう。
テロに警戒する
2017年2月時点では、ジンバブエでのテロの報告はありませんが、フランスやベルギー、バングラディシュなどの国で、いわゆるローンウルフによるテロが発生しています。
テロへの警戒はとても難しいものですが、渡航前にジンバブエの治安情報について外務省のホームページやニュースなどで調べたり、治安の悪い地域には立ち入らないようにするなど自分でできる対策を行いましょう。危険を感じる時期には渡航を中止するのも勇気です。
◎まとめ
ジンバブエの治安について注意すべきこととその対策についてご紹介しました。2018年現在、ジンバブエには外務省から危険レベル1の注意勧告が出ています。渡航の際には、治安情報をしっかり確認し、自分でできる対策をしておくことがマストです。
ジンバブエには、世界遺産のヴィクトリア・フォールズや国立公園など、見どころがたくさんあります。この旅を成功させるためには、治安への知識を持つことが必須です。楽しい旅になるように、しっかり準備しましょう!