バルカン半島中部の国マケドニアの治安は、比較的安定しているといわれています。山々に囲まれた美しい小国で、マケドニアの首都スコピエは修道女マザー・テレサの生誕地として有名です。
とはいえ、マケドニアには一部危険な場所もあるので、被害に遭わないよう注意しましょう。マケドニアの治安と注意点について、以下解説していきます。
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マケドニアの治安は安定してますが、一部危険地域があるので注意!
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1. 子供による集団スリや金品ねだりに注意
マケドニアでは、旅行者を狙ったスリやひったくりなどの被害が増えてきているといわれています。とくに子供による集団スリの被害が多発しているので、十分な注意が必要です。親しげに近寄って来ても、気軽に相手をしてはいけません。
子供だから可愛いと思ってこちらから話しかけると、集団でお金を頂戴と手を出してくることも。面倒だからとお金を渡してしまうと、際限なく要求が続くことになりかねません。マケドニアの治安は悪くはなく、国際的な経済指数の基準に照らしてもさほど貧しい訳ではありませんが、まだまた貧困な家庭もあるということを念頭に入れておきましょう。
2. 流しのタクシーは高額な料金を要求されるので注意
マケドニアで流しのタクシーを利用すると、メーターを倒さなかったり、目的地まで遠回りするなどの行為により、高額な料金を要求してくるドライバーが少なくないといわれています。流しのタクシーを利用する際は十分注意してください。
マケドニアの治安けっして悪くはありませんが、無用ないざこざを避けるためにも、ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらうことをお勧めします。どうしても道でタクシーを拾わなければならないときは、前もって目的地までの料金を聞いておくと、トラブルを避けられるでしょう。
3. 武力衝突のリスク
近年、マケドニアの北部から西部にかけてマケドニア系とアルバニア系住民の衝突の可能性があり、難民を多数受け入れたために治安が悪化したといわれています。現在は停戦合意によって大きな混乱もなく安定していますが、これらの地域へ足を踏み入れるのは控えた方がよいかもしれません。
マケドニアとアルバニアやコソヴォの国境付近では、治安が不安定化する要素があるということを、頭に入れて旅行してください。
4. 誘拐事件は年間約10件
マケドニアの治安は安定しているといわれていますが、油断してはいけんません。マケドニアでは誘拐が年間10件くらい発生していると言われています。今のところ日本人の被害は確認されていませんが、いつどこでターゲットにされるかわからないので十分注意して下さい。
治安が良いといわれてるマケドニアで誘拐事件が相次いでいるのは、金銭目的や恋愛関係トラブルが主な要因といわれています。日本人はお金をたくさん持っていると思われているので、金銭目的の誘拐のターゲットにされかねません。現地で優しく声を掛けられても、安易に応対しないようにしましょう。
5. 安心してると窃盗や引ったくりに遭うので要注意
マケドニアは治安が良いからと油断しないこと。日本人はターゲットにされやすいので、防犯対策は万全にして下さい。外を歩くときは、高価なバックや派手な服装、アクセサリーは控え、手荷物は自分の体の正面に持ち、手を添えて置くなどの対策をとってください。
レストランで楽しく食事していると、バックのことなど忘れて話に夢中になってしまいがち。窃盗犯は観光客のそういった隙を狙っています。食事中、バックは膝の上に置くか、足の間に挟むなどして、自分の体に密着させること。決してバックから目を離さないようにしましょう。
◎まとめ
快適な旅行をするためには、マケドニアの治安について情報収集を行っていくと良いでしょう。治安の良いマケドニアでも被害に遭わないように気を付けて行動し、楽しく旅行しましょう。