【南スーダンの治安】最新の海外安全情報を入手して渡航に十分注意!

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【南スーダンの治安】最新の海外安全情報を入手して渡航に十分注意!

南スーダンは2011年7月9日にスーダンから独立しました。しかし幾度となく暴動が起こり、政府軍と反政府勢力などによる激しい衝突が繰り返されています。現在治安情勢は極めて悪い状態。世界平和度指数GPI(英エコノミスト紙調べ)で算出された「世界で最も危険な国ランキング2016」では第2位、外務省発表の危険指数は南スーダン全域で最高のレベル4となり、渡航中止および退避勧告が出ています。

自衛隊が平和維持活動で派遣されていたこともあり対日感情は悪くはないのですが、外国人というだけで狙われる危険性があり渡航はとても危険な状態となっています。NGOや民間企業、国連関係の人などに被害が出ていることもあり、治安の悪化が懸念されています。

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【南スーダンの治安】最新の海外安全情報を入手して渡航に十分注意!

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1.昼間でも徒歩で外出しない

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南スーダンでは政治情勢の悪化により治安が悪くなっています。いつなんどき、日本人が武装集団に襲われないとは限りません。事実、過去には日本人が業務で使う車両が武装集団に襲われたことがあります。また拳銃を使った日本人に対する強盗傷害事件も発生しています。治安が極めて悪くなっていることから、南スーダンの国内を昼間徒歩で歩くことは絶対に避けるべきです。昼間の移動には車両を使い、不審な車や人に追跡されていないか常に注意を払う必要があります。

特に車を停車した瞬間に狙われるケースが多いので、停車時間は極力短くするようにすることが大切です。外務省では、警備会社と常に連絡を取れるようにGPS機能のついた無線機を所持することをすすめています。

2.現金、貴重品は人の目に見えるところに置かない

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南スーダンでは外国人は裕福だと思われており、狙われる可能性がとても高くなっています。治安のレベルが低下しているため、家の中にいても安全とは限りません。日本人が滞在するホテルで、カギをかけておいたのにもかかわらず、窓から誰かが入り込み部屋に置いてあった貴重品が盗まれた事件が起こっています。現金や貴重品は人の目につかないところに置くようにしましょう。

常に外務省の南スーダン関連の最新治安・テロ情報などをチェックして、行動には十分注意してください。


3.政府関係者や軍関係者の車とすれ違うときは十分注意する

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治安が悪い南スーダンでは、政府関係者や軍関係者が威圧的な態度を取ることがあります。特に車ですれ違った際には十分注意が必要です。道を譲れ、とクラクションを鳴らされることがあるかもしれません。南スーダンの政府関係者や軍関係者の車は黄色と赤、警察関係は青色の車と決まっています。これらの車とすれ違う時にトラブルになると、思わぬ被害に遭うことが考えられます。以前に車のトラブルにより軍の兵士や周囲の群衆に暴行された事件がありました。

治安が悪いことから、こういったトラブルがいつ発生するかわかりません。車に乗っていて集団に取り囲まれた場合は、決して外に出ずに応援を要請してください。

4.夜間は車でも外出しない

南スーダンでは、夜間の外出は大変危険を伴います。治安が極めて悪いので、たとえ車であっても夜外出するのは絶対に避けましょう。どうしても夜間外出しなくてはいけない場合には、複数の車両で行動するようにして下さい。その際はボディーガードを付けるなどして、身の安全を確保することが必要です。

また正当な理由もなく外国人が警察や軍によって、逮捕や拘束される事案が起きています。過去にも長期間拘留され、保釈に時間がかかった外国人のケースもありました。治安状況の良くない南スーダンでは、このように不当な逮捕や拘留がいつ起こるかわからないのが現状です。

5.長期滞在するときは安全な住居を選んで

南スーダンに長期滞在するときは住居の選択に特に注意が必要です。高い外壁があり、頑丈な鉄格子があるところに滞在すること、警備員が24時間監視している、もしくは監視カメラが常時ついているなどの条件が合ったところに滞在しましょう。夜、外を照らす灯りがあるところが安心です。

もし万が一武装集団に襲われたときは内部からしっかりカギをかけて立てこもれるような部屋がある事も大切です。治安の悪化により、南スーダンでどんな事件に合うかわからないので用心に用心を重ねて、万全の対策を取りましょう。

6.緊急通報システムを過信しない

南スーダンでは、今まで日本の110番に該当するような緊急通報システムはありませんでした。しかし治安の悪化に伴い2014年の7月から首都ジュバで、777を回すと緊急通報ができるようになりました。

しかし緊急車両が不足していることや、南スーダンでは道路が整備されていない所が多いので迅速な救援は期待できません。治安が良くないことから「自分の身は自分で守る」しかないのが現状です。緊急通報システムを過信せず、自己防衛に努めましょう。

◎まとめ

南スーダンは現在治安がとても悪くなっています。独立を果たしたものの、国内の治安が良くなるのはまだまだ時間がかかりそうです。渡航は今は危険です。外務省の南スーダンに関する渡航情報を十分チェックして、情報収集に努めましょう。

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