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紅海に面したアフリカ北東部に位置するエリトリア。30年間エチオピアと戦争し治安は不安定でしたが、1993年に独立を果たしました。選挙が行われていない独裁政権と表現されたり、報道の自由がない国ランキングで1位になったことも。
とはいえ、エリトリアの治安状況は落ち着いていて市民の暮らしも穏やかだと言われています。そんなエリトリアの治安に関して覚えておきたい事項をまとめたのでご覧ください。
目次
【エリトリアの治安】国内移動には証明書が必要な国で気をつけるポイント!
1.夜間の不要な外出を控える
エリトリアは夜間でも比較的治安が安定していると言われています。それは、首都アスマラ市では民兵が街を巡回しながら警備をしているから。なのでエリトリアでの犯罪発生数もそれほど多くはありません。対策が今のところ有効的だと言えるでしょう。
それでも、異国の地ということで何が起きるかはわからないですよね。犯罪に巻き込まれることを未然に防ぐという目的で、エリトリア滞在中は夜遅くまで外出することや治安の悪い裏通りの移動は避けた方が賢明です。国家や民兵組織などの治安対策の恩恵に預かりながらも、自らも入念に対策を練ることを忘れずに!
2.首都アスマラ市以外への訪問は証明書が必要
エリトリアの首都アスマラ市があるマアカル州以外への渡航は治安維持のため、政府により制限されています。観光査証で入国している人は観光省から旅行許可証を取得しなければなりません。一方、商用査証の場合は、エリトリア関係省庁への申し込みになるのでご注意を。
エリトリアとエチオピアとの国境付近の治安安定のため介入していた国連が2008年に撤退した後も両国の間で緊張が続いています。またジブチ軍と過去に衝突した経緯があり、今も治安が完全に安定した状況とは言えないので、国境付近への訪問は特別な理由がない限り控えるようにしましょう。
3.郊外での事故に注意する
出典: Matej Hudovernik/shutterstock
エリトリアの治安の点で注意したいことが、首都アスマラ市から郊外への移動です。治安維持の目的で国内移動が制限されていることはすでに述べましたが、もし移動する際は交通事故に注意しましょう。交通量が少ない割に事故が多いと言われていて、家畜が道路を横切る場面に遭遇するケースもあります。
特に覚えておくべきポイントは、幹線道路から外れないようにすること。エリトリアの治安が不安定だった内戦時期に落とされた不発弾や設置された地雷がまだ残存している可能性があります。エリトリアの国内移動の際はくれぐれも気をつけるようにしましょう。
◎まとめ
民兵組織などの巡回警備のおかげで、首都アスマラ市などでは治安が保たれていてエリトリアの人々の暮らしも落ち着いています。とはいうもののエリトリアでは国内移動に申請が必要であったり、エチオピアやジブチとの国境付近は治安が安定しているとは言い難い状況も見受けられます。ぜひ慎重に情報を集めて、旅の準備にとりかかりましょう!