水の都大垣市の観光は古城や湧き水溢れる公園などがおすすめ

水の都大垣市の観光は古城や湧き水溢れる公園などがおすすめ

岐阜県では岐阜市に次いで人口の多い大垣市。キャッチコピーは "日本列島の一番ど真ん中にある街"。大垣市は、街のシンボルでもある大垣城をはじめ、市内には数多くの公園や広場に緑が溢れています。

緑豊かな理由の一つは全国有数の自噴帯に位置しているため。豊かな地下水と15本もの1級河川が市内を流れる大垣市は「水の都」とも呼ばれ、池や噴水、泉のきれいな観光スポットがたくさんあります。その湧き水を利用したお菓子作りも盛んで、おみやげのスイーツ選びも大垣観光の魅力の一つです。

松尾芭蕉の奥の細道結びの地でもあるこの町には古城や古刹も数多い歴史に溢れた街でもあり、観光スポットには事欠きません。その中から今回は絶対に外せない5つの名所を厳選してお届けします。

目次

水の都大垣市の観光は古城や湧き水溢れる公園などがおすすめ

目次を閉じる

1.関ヶ原の戦いの貴重な資料も多数展示「大垣城」

大垣城

1500年(明応9年)竹腰尚綱によって築城されたとされる大垣城は、別名麋城や巨鹿城とも呼ばれ大垣市のシンボルにもなっています。関ヶ原の合戦では西軍を指揮した石田三成の本拠地として要衝を務めたことでも有名です。

残念ながら旧国宝であった天守などは大垣空襲の戦火で消失してしまいましたが、1959年(昭和34年)に再建。非常に珍しい4層構造の天守を持つ名城として、城ガールをはじめとするお城ファンに人気があります。

城内の展示室には関ヶ原の合戦の歴史を物語る貴重な資料も数多く展示され、火縄銃や槍の体験コーナーなどもあり、しばし戦国時代へタイムスリップできますよ。天守閣最上階の展望室からは眼下に大垣市の町並みが、遠くには伊吹山や岐阜城も見ることができ、大垣観光では外せないスポットとしてオススメです。

2.一夜にして築城!犀川堤防沿いの桜並木は必見「墨俣城」

墨俣城

全国各地にはいろいろな伝説を持つお城がありますが、大垣市にもとんでもない逸話を持つお城があります。平成の合併で岐阜県安八郡から大垣市に編入された墨俣町最大の観光名所が「墨俣城」です。

木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)が一晩で築城したことから、墨俣城は別名「一夜城」とも言われています。実際には3日間で築き上げたなど諸説あるようですが、いずれにしても短期間で築いた墨俣城により、美濃が攻略できたとされています。

現在の天守は大垣城を模して建てられた墨俣一夜城歴史資料館で、豊臣秀吉の立身出世の足跡などを見ることが出来ます。また墨俣城周辺を流れる犀川の堤防には1000本の桜並木が約2Kmに渡って咲き誇り、さくら祭りは大勢の観光客で賑わいます。

3.恋のパワースポットもある「奥の細道むすびの地記念館」

奥の細道むすびの地記念館

俳人・松尾芭蕉は三重県伊賀市の出身ですが、大垣市にも深い縁のある人物。松尾芭蕉の代表作『奥の細道』は江戸を起点とし、ここ大垣で紀行を終えています。その奥の細道むすびの地を記念して建てられたのが大垣市の新しい人気観光スポット「奥の細道むすびの地記念館」です。

メインの芭蕉館では松尾芭蕉に関する紹介や奥の細道に関する詳細なデータ展示をみられるほか、3D映像で実際に芭蕉が旅した奥の細道の行程を辿ることができます。

記念館のすぐ東側には、芭蕉が大垣を離れ伊勢へと旅立つために船に乗り込んだ船町湊跡があります。

敷地内に湧き水が自噴している「むすびの泉」は、恋のパワースポットとしても人気♪
観光交流館は大垣市の観光情報の発信基地でもあるので、大垣市へ観光に訪れた時にはまず最初にここへ足を運んでみてくださいね。

4.懐かしの音楽が蘇る「日本昭和音楽村」

そっと目を閉じて耳を澄ませると、小鳥のさえずりは湖の水面を渡る風の音に混じって懐かしい音色の聴こえてくる場所があります。岐阜県大垣市上石津町の水嶺湖のほとりに佇む森と湖自然公園「日本昭和音楽村」です。

この日本昭和音楽村は上石津町出身の作曲家・江口夜詩を顕彰して建てられた「江口夜詩記念館」を中心に、昭和の音楽を懐かしむフォークソングやニューミュージックなどのレコードジャケットが展示された「FN音楽館」「音楽練習棟」「野外ステージ」などで構成されています。

レストランで美しい水嶺湖を眺めながら本格イタリアンをいただき、山小屋風のコテージに宿泊するのもいいですね。

5.平成の名水百選の自噴井がある「加賀野八幡神社」

大垣市の加賀野にあったとされるのが「加賀野城」です。現在はこの加賀野城址に、加賀野の氏神である加賀野八幡神社が鎮座し、安産産の神様として信仰を集めています。

また、この加賀野八幡神社で注目を集めているのは、平成の名水百選にも選ばれた「加賀野八幡神社自噴井」という井戸。水温14度、無色透明で非常に美味しいと評判の名水は、深さ136mの井戸から絶え間なく湧き出しています。

さらに、加賀野八幡神社自噴井の豊富な湧水を利用して整備されたのが「加賀野名水公園」です。この公園の池には今では岐阜県と滋賀県の極一部にしか生息しない幻の魚「ハリヨ」が放流されているほか、ホタルの飛び交う公園としても人気があります。

◎水の都大垣市の観光スポットまとめ

大垣城のお堀や墨俣城の周囲を流れる犀川、奥の細道むすびの地記念館にはむすびの泉や舟町湊跡。そして日本昭和音楽村の水嶺湖や加賀野八幡神社の自噴井など、「水の都 大垣市」にふさわしい水辺や名水スポットがたくさんある大垣市。その他にも八幡神社の「大垣の湧水」、春日神社の「春日の宮湧き出ずる名水」など、大垣市ではどこでも名水や自噴水に出会うことができます。

アクティビティとして水門川を下る「舟下り」や、珍しい「たらい舟」体験も可能。たらい舟は関ヶ原の合戦時大垣城からたらいの船に乗って逃げ落ちた石田三成の家臣の娘、あおむの伝説を体験できる珍しい船です。大垣市を旅する際には "水" をキーワードに、歴史と融合するあなただけの観光プランを考えてみてはいかがですか?

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

大垣でおすすめの記事

大垣のアクセスランキング