中国の南方に位置する特別行政区、香港。香港は長い間イギリスの植民地でしたが1997年に中国に返還されました。ニューヨークやロンドン、東京などと同様に世界都市として知られ、人口密度の高さでも有名です。
日本からの距離も近く、ショッピング・グルメ・観光の全てを楽しむことのできる旅行先として人気の高い香港。都市のイメージが強く、治安は良さそうですが実際にはどうでしょう。香港の治安をチェックしましょう!
目次
【香港の治安】治安は良好!スリに気をつけて旅行を楽しもう!
1.基本的には治安は良好
東京などと並ぶ世界的な大都市、香港。街中はビジネスマンや商業施設で働く人、そして観光客で常に賑わい、活気に満ち溢れています。香港の治安は基本的に良好で、外務省の海外安全ホームページにおいても危険レベルは設定されていません。犯罪の発生率も低く、日本の都市同様に夜間街中を歩く女性を見ることも珍しくありません。
治安が良いとされる背景には様々な理由があり、警官の数が多いことや無数の監視カメラが設置されていることなどが挙げられます。また酔った姿を他人に見せることを恥と考える人が多く、街中で酔っ払いに遭遇することも稀です。このように香港の治安には良いといわれていますが、最低限の危機感は持ちましょう。
2.人混みではスリに注意!
香港を訪れる人の多くが感じること、それはどこでも人が溢れているということです。それもそのはず、香港は世界有数の人口密集地。多くの人が「香港=高層ビル」というイメージを持つように、香港では札幌市ほどの面積に700万人ほどが生活しており、狭い土地に多くの居住スペースを確保できる高層アパートメントがたくさん建設されているのです。
とにかく人が多いので、ショッピングや観光などで市内を歩く時にはスリや盗難に注意しましょう。パンツのポケットやバッグから財布や携帯を盗まれたり、荷物を置いて数秒目を話した隙に置き引きに逢うことは香港では珍しくありません。人混みの中では私物の扱いに十分注意しましょう。
3.危機感を忘れずに
出典: PROBernard Spragg. NZ / flickr
香港滞在を思いっきり充実させるには、最低限の危機感と防犯意識を持って行動することが大切です。治安に問題がないと言われていても、メインストリートの一本裏に入れば地元の人でも夜は出歩かない通りがあることもあります。また人通りの少ないエリアを一人で歩くことは日本でも危険ですよね。少しの意識を持つことが防犯につながることを忘れずに!
◎まとめ
香港の治安について解説しました。アジアの国際都市として知られ、世界中からビジネスマンや旅行者の訪れる香港。概ね治安は良く、安心して滞在を楽しむことができるでしょう。しかし「日本人=危機感不足」と思われているのも事実なので、危機感を忘れずに、羽目を外し過ぎないように注意しましょう。