【ケニアの治安】ナイロビでも危険地域は回避!情報収集をしておこう

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【ケニアの治安】ナイロビでも危険地域は回避!情報収集をしておこう

赤道直下の国・ケニアは、豊かな自然や野生の動物など魅力的な観光資源を有する国です。しかし近年は、貧富の差の拡大や異なる部族間の対立などにより、首都ナイロビの治安が悪化しているのが問題になっています。と言えども、観光が全くできない程ではなく本当に危険なのは一部の地域のみ。ここでご案内する注意事項を頭に入れた上で計画を立てれば、きっと素敵な旅になりますよ。

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【ケニアの治安】ナイロビでも危険地域は回避!情報収集をしておこう

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1.観光地での置き引きや窃盗は日常茶飯事

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首都ナイロビのダウンタウン周辺の治安は良くありません。「シティー・センター」と呼ばれるナイロビ中心街やウエストランド地区では、白昼堂々と窃盗や武装集団による強盗、麻薬がらみの犯罪が横行しています。そのため、お土産探しや買いものをしに街へ繰り出す際も絶対に油断は禁物です。

外国人や富裕層が利用する高級ショッピングモール「ウェスト・ゲート」の襲撃事件をはじめ、イスラム過激化組織「アル・シャバーブ(AS)」によるテロ事件が頻繁に発生しています。「多額の金額を持ち歩かない」「徒歩での外出は避ける」などを徹底し、なるべく現地ガイドを付けて行動するようにしましょう。

2.ナイロビ市内のスラム街周辺は要注意

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ケニアには「世界最大のスラム」と呼ばれるキベラスラムがあります。なんと総面積は驚きの東京ドーム50個分!そこにおよそ100万人もの人々が住んでいるのです。キベラスラムは観光ツアーも組まれるほどの有名スポットですが、もちろん一人で近づいてはいけませんよ!

キベラスラムだけでなく、ナイロビ周辺に点在するスラム街は犯罪者集団の巣窟となっています。銃も簡単に手に入ってしまうので、スリや強盗も頻繁に起きているのだとか。しかもその標的は、地元の住民や旅行客まで及んでいるそうです。

危険を回避するために、スラム街には絶対に近づかないこと。スラム観光ツアーに参加する場合は、最低限の荷物だけを持ち、ガイドの指示に従うよう徹底しましょう。常に危険と隣り合わせだということをお忘れなく。

3.交通機関を利用するならタクシーを

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ナイロビ市内で唯一安心して利用できる交通手段はタクシーです。鉄道や路線バス(マタツ)もありますが、治安上の観点から利用は避けた方が良いでしょう。ただし、一般のタクシーに乗車する場合も、値段交渉をして事前に料金を決めておくことを忘れないようにしてくださいね。

しかし、個人経営のタクシー(白タク)は悪徳な運転手が多く、車の整備も行き届いていない場合が多いので危険ですよ。車体に社名が印字されているタクシー会社を利用するのがおすすめ。「流し」のタクシーは少ないので、電話で呼ぶかホテルのフロントなどに連絡を代行してもらいましょう。

4.偽装ツアーガイドに騙されないように

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「その地を熟知した現地ツアーガイドといれば安心」と気を緩ませてはいけませんよ。ケニアでは、ガイドを装った犯行グループが観光客を人気の無い場所に誘導し、射殺した後に金品を強奪するというとんでもない事件が起きています。現地でツアーに申し込む場合は、特に注意が必要です。

また、タクシーやサファリカーでナイロビ内を移動する際は、必ず車のドアはロックして窓は開けないこと。 車両の速度が遅くなったのを狙って、ドアを開け所持品を奪う悪質な人もいます。移動中は、たとえ車の中でもカバンや貴重品は常に手に持っているよう心がけましょう。

5.公共施設で働く人達からの賄賂請求?!

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土地勘のない場所でついつい頼ってしまうのが警察官。空港スタッフや鉄道員、ホテルのコンシェルジュなども心強い味方ですよね。がしかし、その立場を利用した賄賂事件が今ケニアで多発しているのです。不当な賄賂の請求だと思ったら、毅然とした態度で応えるのが得策。あまりにもしつこい場合は、領収書の発行を求めてみると良いですよ。

6.象牙のお土産に注意

出典: dmussman

ケニアではマーケットや路上で気軽にドラッグを手に入れることができます。しかし、危険なのはこのドラッグを買ってしまうことなのではなく、知らないうちに「運び屋」となってしまうこと。外国人から「この荷物を日本の友人に届けてほしい」など依頼を受けても、安易に引き受けてはいけませんよ。

また、ケニアでは象の密猟が大きな社会問題ともなっています。観光客が象牙であることを知らぬまま民芸品を購入してしまい、空港で逮捕される事案もあるのだとか。特にお土産品を購入する際は、材質が何であるかを売人に確認するように注意しましょう。

◎まとめ

ケニアの治安は悪いと言いますが、一部の地域を除けば普通に訪れることができます。ほとんどの方が日本の旅行会社を通してガイドやバスを手配しており、ガイドもドライバーも信頼のおける方たちなのでまず問題はないでしょう。渡航前に情報収集をしっかりして、安全にケニア観光をお楽しみくださいね!

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