1997年に遷都したカザフスタンの首都・アスタナ。かつての首都アルマティは、カザフスタン人にとっては、遷都後も大きな都市として定着しているため、仕事でアルマティへ出稼ぎに来ている人が多いです。。
アスタナは、造られた街なので道路も整備され住みやすいですが、歴史はあまりありません。これから、徐々に発展していくことでしょう。そんなカザフスタンへ渡航する際に必要なビザの種類と申請方法をご紹介します。
目次
ユーラシア大陸の中央 カザフスタン共和国のビザの種類と申請方法
1.カザフスタンのビザのしくみ
2017年1月1日より日本を含む45カ国に対して30日以下の滞在にはビザが免除になります。そのため、30日を超える滞在についてのみ別途ビザの申請が必要になります。なお、ビザを申請する際に必要な資料は下記の通りです。
1.旅券原本と旅券のコピー1枚
2.3x4サイズのカラー写真もしくは白黒写真1枚 (申請用紙に添付)
3.カザフスタンへの渡航目的を記載した申請書
4.申請用紙
5.カザフスタン共和国外務省、領事部が発行した査証サポート番号(Visa support number)付きの招待状 (Invitation Letter)。なお、同招待状は現地の招聘先が発行するもの。
※日本国籍を保有する場合は、一次・二次観光査証、一次業務査証、一次・二次公用査証、一次外交査証の申請につき免除
6.査証(ビザ)申請費用
※日本国籍の保有者は無料
2.カザフスタンのビザの種類
業務ビザ
商用(仕事)でカザフスタンに滞在する場合に必要なビザです。
1.所属組織のカバーレター(添え状)。滞在目的と会社概要を含む。
2.二次、三次と数次ビザを申請する場合、カザフスタン共和国外務省・領事局が発行するビザ申請のためのサポート番号(Visa support number)付き招待状の提出が必要。
二次、三次、数次の滞在期間について
二次滞在期間は、60日間まで
三次滞在期間は、90日間まで
数次滞在期間は、120日間まで
※カザフスタン国内でのビザ延長はできません
3. 渡航目的記載の申請書(Recommendation Letter)
所属組織先のレターヘッドで申請書(Recommendation Letter)を提出
外交・公用ビザ
外交・公用ビザは、外交もしくは公用パスポート保有者のためのビザの種類です。主に政府関係者が利用します。日本政府もしくは日本の国際機構から公的にカザフスタンに渡航する場合、該当機関より口上書の提出が必要になります。
一次、二次観光ビザ
観光で使用するビザです。
1.申請者の署名、観光目的記載の申出書(Written Statement)。
※一次ビザの発行期限は30日間で、延長はできません。
2. 招聘先からの招待状(Invitation Letter)。
※以下の国籍保有者はカザフスタン共和国外務省の招待状が免除されます。
オーストラリア、オーストリア、ルクセンブルグ、ハンガリー、ギリシア、イスラエル、カタル、アイルランド、イタリア、デンマーク、サウジアラビア、スペイン、アイスランド、カナダ、リヒテンシュタイン、モナコ公国、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、ベルギー、リトアニア、ラトビア、ニュージーランド、アラブ首長国連邦、ポルトガル、シンガポール、ポーランド、クロアチア、韓国、ブルガリア、キプロス、マルタ、スロベニア、ルーマニア、アメリカ合衆国、イギリス、スロバキア、オマーン、フィンランド、フランス、ドイツ、マレーシア、ブラジル、チェコ、スイス、エストニア、日本。
3.所属組織のカバーレター(添え状)
※会社に所属する場合のみで、学生および観光の場合などは不要。
4.三次ビザを申請する場合、カザフスタン共和国外務省・領事局が発行するビザ申請のためのサポート番号(Visa support number)付き招待状の提出が必要です。
トランジットビザ
カザフスタンを渡航目的ではなく、他の国へ渡航する際に通過(トランジット)するときに使用するビザです。
1. 航空券のコピーもしくは航空会社・旅行代理店の予約確認書
2. 滞在目的が記載された申請書(Written Statement)。
※ トランジットビザの有効期限は5日間です
◎まとめ
カザフスタンの観光日数が30日以下の場合、日本国籍を保有していればビザの申請が不要です。そもそもビザとは両国の外交関係や政治に左右されるため、日本は多くの国でビザを免除されています。一方で、敵対国に当たる国への渡航は制限され、ビザの申請も複雑になってきます。
カザフスタンでのビザの種類は「業務ビザ」、「外交・公用ビザ」、「観光ビザ」、「トランジットビザ」の4種類です。目的に応じて申請に必要な書類が違うのでカザフスタン大使館のホームページで確認するか電話してから大使館へ申請に行くといいでしょう。