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外務省海外安全HP:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_262.html#ad-image-0
ウユニ塩湖をはじめ、日本人観光客にも人気の観光国ボリビア。日本の裏側にあるボリビアの治安状況はどうなのか、観光前に調べておきたいですよね。そんなボリビアはデモや暴動が頻繁に発生しています。外国人観光客を狙った犯罪も発生しているので、気をつける必要があるでしょう。それではこれから、ボリビアの治安に関して具体的に気をつけてほしいポイントを紹介していきます!
目次
【ボリビアの治安】単独行動には危険が潜む?注意点を紹介!
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1.単独行動を避ける
ボリビアでは日本人を含んだ外国人を標的にした犯罪が発生しています。特に夜間の単独行動は要注意。治安を考えると、できる限り避けた方が無難です。また、ミニバスが発着するボリビアの主要都市ラパス市内のセメンテリオ地区では、荷物の置き引き被害も起きています。特に一人行動の場合は周囲の治安に意識を巡らせるようにして、荷物の管理を入念に行うようにしてください。
ボリビアでは「短時間誘拐」と呼ばれているタクシー運転手による強盗も要注意です。タクシーの乗客を一時的に拘束した上で、ATMから現金を引き出させて、そのあと解放するという手口。被害に遭わないためにも単独行動は避けた方がいいでしょう。
2.体調には十分気をつける
標高約4,000mのところにあるボリビアの主要都市ラパス。低地からいきなりやって来た場合は高山病にかかる恐れがあります。ボリビアを観光する際は治安と同様、体調面の管理にも気をつけましょう。
もし病院に行く必要のある病気や怪我でも、国内で十分な治療ができない場合があることは頭に入れてください。その場合は、周辺国への輸送が必要になります。長時間の輸送は体調にも負担がかかり、多額の請求を受けることが多いです。ボリビア観光の際は病気や怪我の補償が得られる上、窃盗など治安への対策にもなる海外旅行保険への加入をおすすめします。
3.移動手段は慎重に選ぶ
観光インフラの整備が行き届いていないボリビアでは、移動時のトラブルが絶えません。要因として挙げられるのがまず、ドライバーの交通ルール遵守。そしてツアーガイドの教育不足です。
ボリビアで移動する際に気をつけたいポイントは、運転手のスピード超過や飲酒運転。実際に死傷者が出るほどの事故が頻繁に起きています。治安面を考慮した観光を心がけてくださいね。特に安価、夜間移動といったキーワードを打ち出しているプランは要検討。運転手からアルコールのにおいが漂ってきたり、整備不良の車体だと感じたら乗り換えのサインです。治安には敏感でいた上で、楽しいボリビア旅行を満喫しましょう!
4.常にパスポートを身に着けておく
ボリビアでは、不法滞在者や身分証明書を携帯していない人を一時的に拘束したあと、罰金を命じる措置を取ることがあります。それは麻薬密輸を撲滅したり、組織での犯罪を一掃することを目的として行われている治安維持活動の一環です。ボリビアの治安を維持するためにも旅行者は、パスポートや最低でもパスポートのコピーを常に携帯することをおすすめします。不用意に観光の時間を奪われないように最低限の対策を取りましょう。
特にサンタクルスで行われることが多く、具体的にはホテルやバスターミナル、県境などで実施されています。ボリビアの治安を守るための対策を知った上で、観光を満喫してくださいね。
5.デモには近づかない
ボリビアでは、政府や議会に納得の行かない市民が抗議活動の一環として道路封鎖やデモが行われていることがあります。それらの場所では一時的に治安が悪化し、小競り合いが勃発することもあるので近づかないようにしましょう。
過去には下級警察官や国軍下士官の待遇不満や、差別的取り扱いに起因する大規模なデモがありました。参加者によっては、小型ダイナマイトを所持しているケースもあります。観光の際は常に最新の情報を得るようにして、予期せぬ事態に巻き込まれないように対策をしてください。
◎まとめ
ボリビアを観光する際に気をつけるべき治安情報を紹介していきました。ラパスの美しい町並みをはじめ、ウユニ塩湖やチチカカ湖など日本人にも人気の観光スポットがあるボリビアですが、最低限抑えておきたい治安のポイントもあります。首絞め強盗やケチャップかけ強盗、偽警察官といった少し特殊な犯罪も報告されているので、観光直前に最新の治安情勢を得ることをおすすめします。観光の際は治安の変化を敏感に感じ取るようにしておきましょう!