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アフリカでも特に治安が悪いと言われる西アフリカで、セネガルは比較的治安が良い国として知られています。経済的にも堅実な国家経営をしていて「おもてなし」が自慢の国民性。ラックローズ湖やバンディア自然保護区、サン=ルイ島など観光スポットも目白押しです。今回は、そんなセネガルを訪れる際に留意すべき点をいくつかご紹介していきます。
目次
【セネガルの治安】西アフリカでも比較的治安が安定してるが要注意
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1.カザマンス地方とマリ国境地域には行かない
ジガンショール市を除くカザマンス地方には、渡航中止勧告が出されています。(2018年8月現在)
この地方では、セネガル政府軍と反政府武装組織カザマンス民主勢力運動間で交戦と停戦が繰り返されており、銃撃戦では死傷者も出ている状況。また、地雷が確認されており、それによる犠牲者も出ています。
さらに、隣国マリの情勢悪化を受け国境の警備を強化。サヘル地域では、国境を越えてのテロ活動が活発化されています。テロは自分の力で回避できるものではないので、これらの地域にはむやみに近寄らず、やむを得ず訪れる場合は最新情報を入手し安全に努めるよう心がけましょう。
2.ガイドや両替屋に注意
セネガルの空港周辺では、荷物搬送やタクシーの斡旋、両替をすすめる現地の人でごった返しています。
中には悪質な料金を請求してくる人もいるので、誘いには乗らないよう注意してください。また、空港は置き引きの多発エリアでもあります。所持品からは目を離さないよう徹底しましょう。
もちろん、空港だけでなく街中でも気を抜いてはいけませんよ。観光地で親しげに話しかけてきて、後で高額なガイド料を請求するという被害も発生しています。怪しいと思ったらすぐにその場を去るか無視をするなど、毅然とした態度で接することが重要です。
3.スリはどこにでもいます
旅行先で発生するトラブルの代表格スリ。首都ダカールでもスリが日常的に発生しています。主な手口は、「バナバナ」と呼ばれる路上行商人が複数で近寄って来て注意を引き、ポケットから財布や携帯電話、デジカメなどを盗み取るというもの。複数人に囲まれたら、すぐにその場を去りましょう。
また、夜だけではなく日中もオートバイによるひったくりが多発しています。特に、女性が街中を一人で歩くのはとても危険ですよ。人気のない路地に入ったり、夜間の外出は控えることをおすすめします。
4.タクシー強盗の被害が多発
出典: ho visto nina volare/Flickr
観光客にとってタクシーはとても便利ですが、乗れば安心という訳ではありません。セネガルではタクシー強盗の被害も報告されています。タクシーに乗ったら素早くドアのロックをかけ、暑くても必要以上に窓を開けないよう注意しましょう。窓から貴重品を盗まれるケースもあります。特に信号などで停車中の場合は、車内の荷物から手を離さないよう徹底してください。
5.違法薬物で犯罪者に?!
出典: Branislav Cerven/Shutterstock
セネガルの空港及び港湾地区、ダカール市内やカザマンス地方、隣国マリに通じる幹線道路では、年間を通じて大量の違法薬物が押収されています。もし見知らぬ人から「この荷物を日本に届けてほしい」などと言われても、絶対に誘いに乗ってはいけません。執拗に迫られても断固拒否しましょう。
6.テロに巻きこまれないように
首都ダカール市では高級ホテルやショッピングセンター、空港など一部の場所は警戒が強化されていますが、人の多く集まる広場やレストラン、カジノなど娯楽施設を利用する際には充分に注意をしてください。
首都だけでなく地方都市やリゾートでも、不審者や不審車両を見たらその場を離れるなど、安全の確保に努めましょう。これらの施設を利用する際は、万が一の時に備えて避難ルートを確認しておくことをおすすめします。外国人観光客はターゲットになりやすいので気を付けてください。
◎まとめ
西アフリカでも治安の良い国と言われているセネガルですが、最近では国内でも過激派の存在が確認されているとのこと。テロには充分に注意しましょう。観光やビジネスでセネガルを訪れる際には、外務省のホームページなどで最新の情報を入手し、こまめに確認することをおすすめします。