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エストニアは、バルト海の東側に位置し、ラトビア、リトアニアを含むバルト三国の一つ。首都タリンは、歴史地区が世界遺産に登録されているなど観光地として人気を集めています。また、タリンは海を隔ててフィンランドの首都ヘルシンキと70kmほどの距離であるため、夏季にはヘルシンキからの1日観光で訪れる人が増える場所。
この国は、比較的治安は安定していますが、窃盗や傷害、婦女暴行事件などに注意する必要があります。また、特に夏の観光シーズンでは注意が必要。治安に注意し、中世の街並みが残る美しいエストニア旅行を楽しいものにしましょう。
目次
エストニアは治安良好!夏季の観光シーズンには気をつけよう
1. 犯罪被害多発地域に注意
エストニアには、首都のタリンを中心に観光客が訪れるスポットがたくさんあり、特にタリンの歴史地区は世界遺産に登録されている美しい街並みです。この町の治安の良くない犯罪が多発している地域を認識し、立ち入りには注意するようにしましょう。
エストニアは、夏に観光客が特に増加するため、スリなどの犯罪が増えます。外務省によるとタリン市内では、中心部(KESKLINN)や集合住宅が建ち並ぶラスナマエ(LASNAMAE)地区、コプリ(KOPLI)地区が最も危険とされています。観光で訪れることがある地域ですので、周りの様子や時間帯に注意して楽しみましょう。また、ロシアに近い地域では、英語もエストニア語も通じず、ロシア語表記のみとなる場所がありますので、注意が必要です。
2. 外出時の服装に注意
エストニアに限ったことではありませんが、町歩きの際には治安を考慮した服装を心がけましょう。高価なブランドものを身につけたり、過度に派手な服装をするのは、狙われることがあるので控えましょう。カバンは、ファスナー付きの斜めがけのものにし、体の前に持ってきて注意を向けておくことが重要です。また、ブランド店などで購入した際のショップバッグを持つのはやめましょう。
また、カメラやスマートフォンを手に持ちながら歩いていると、ひったくられることがあります。多額の現金や必要以上のキャッシュカードやクレジットカードは持ち歩かず、貴重品や身分証明書は分散して携行するのがおすすめ。服の中にしまえるポーチなどを活用し、1つのカバンにすべてを入れない工夫が必要です。
3. 防犯意識を忘れずに
エストニアが治安の比較的良い国とはいえ、日本のように行動するのは危険です。日本では、ポケットに財布を入れたり、リュックを背中に背負って電車等に乗ることがありますが、ここでは盗られる危険があります。また、レストランでの席取りにカバンや服を置いたり、オープンカフェのテーブルに財布やスマートフォンを置いたまま話に夢中になったりするのも控えてください。
常に財布やカバンが狙われているかもしれないということを忘れず、注意した行動をとることが重要です。高い防犯意識を持つようにしましょう。また、日本人観光客と周囲に宣伝するような、日本語のガイドブックを手に持ったまま移動したり、大声で日本語を話したりするといった行動も避けましょう。
4. テロに警戒
近年フランスやベルギーにおいて、イスラム過激派によるテロが発生しました。エストニアでも他国同様、警戒が必要です。世界的な治安の不安定化が懸念されているので、エストニアでもテロに対しても認識しておきましょう。テロは自分で対策を取るのが困難ですが、渡航前には外務省のホームページやニュースなどで治安についての情報収集を必ず行ってくださいね。
自爆テロ犯の一般的な特徴として、不自然に厚着をしている、行動が不審、泥酔したり、ドラッグをしたりしているなどがあるようです。そういった人に対しては、近づかないようにしましょう。
◎まとめ
エストニアを旅行するにあたって、治安について注意すべきこととその対策についてご紹介しました。治安が比較的安定していると思われている国ですが、スリや暴行事件などの犯罪は発生しています。夏に観光客が多い国なので、その時期は特に治安に注意しましょう。防犯意識を高く持つことは、海外旅行では必須です。エストニアは、中世の景色の残る美しい国。この国での旅行が楽しい思い出となるように防犯に注意してくださいね。