羊、飛べない鳥キーウィ、先住民族マオリなど、ニュージーランドは日本人にとっては比較的イメージのしやすい国であるといえます。観光だけでなく、留学やワーキングホリデーなどで訪れる人も多く、人気の渡航先となっています。
そんなニュージーランドですが、国内の治安状況はというと、あまり知らないという人がほとんどではないでしょうか。そこで今回は、訪れる前に知っておきたいニュージーランドの治安について説明します。
目次
日本人に人気の渡航先ニュージーランドの治安について解説します。
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1. 夜間の一人歩きは避ける
これはニュージーランドに限らず、世界各国に共通することだといえますが、夜間の一人歩きは避けるようにしましょう。人口より羊の方が多いというニュージーランド。そんなニュージーランドの夜道は、人の気配がないくらいひっそりとしていることが多々あります。いくら治安の良いエリアだとしても、夜間の道路ではどのような犯罪の種が潜んでいるか分かりません。
とくにニュージーランドは車社会なので、夜間の人通りはいっそう少なくなります。近道だからといって、あまり暗い道を歩かないようにしましょう。
2. 人通りの少ない場所は避ける
ニュージーランドでは夜間だけでなく、日中での一人歩きもしばしば危険です。日中でも人気のない路地などが存在しているニュージーランドでは、そのようなスポットで犯罪が起きています。明るいうちでも治安がいいと思っていると、思わぬ落とし穴にはまってしまいかねません。
ちょっと人のいない路地などに入ってしまうと、昼間でも犯罪に巻き込まれる可能性は十分にあります。出歩く際にはできるだけ複数人で出かけたり、日中でも交通公共機関を使うなどして、気をつけるようにしましょう。
3. 荷物管理を徹底する
ニュージーランドで頻繁に起こっているのが、スリやひったくりなどの窃盗犯罪です。陽気なニュージーランドを観光していると、雰囲気に飲み込まれてついつい荷物などの管理を怠ってしまいます。とくに、ニュージーランドの観光スポットなどでは気を付けなければなりません。
レストランやカフェ、学校や図書館などでも、気を抜いているとすぐに盗られてしまいます。また、カバンなどを椅子の後ろに引っ掛けているだけでも盗まれてしまう可能性が十分にあるので、荷物は必ず前に抱えるようにしましょう。
4. 車内に荷物を置きっ放しにしておかない
出典: Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)
ニュージーランドで同じく多いのが車上荒らしです。車から離れる際には荷物を置きっぱなしにしない、見えるところに置いたままにしない、ナビが付いていればそれも隠すようにするなどしなければなりません。レンタカーを利用して出かける際などはとくに気を付ける必要があります。
治安の良さそうなエリアでも、夜間に人気がなくなったのを幸いに狙われてしまうということもあります。そのため、車内に荷物などを置きっぱなしにしないように注意しましょう。
5. 多額のお金を持ち歩かない
ニュージーランドでは、かつては日本人はお金持ちだというイメージがありました。現在では中国などの経済発展などよって、アジア人全体がお金をもっているというイメージをもたれています。ニュージーランド人からすれば、誰が日本人で誰が中国人かという区別などそう簡単にはつきません。そのため、アジア人だということだけでターゲットにされてしまうのです。
お金持ちだというイメージを皆さん自身が避けるためにも、多額の現金を財布などに入れて持ち歩かないようにしましょう。レストランやお土産屋さんでも、ちょっと羽振りの良さそうな感じを醸し出しているととターゲットにされてしまうので、気を付けましょう。
6. 露出度の高い服装はしない
ニュージーランドのナイトライフでバーなどへ出かける際には、露出度の高いドレスなどはなるべく着ないようにしましょう。やはり、そのような格好をしていると性犯罪に巻き込まれる可能性が高くなってしまったり、夜道でも犯罪に巻き込まれやすくなってしまいます。
また、バーやクラブなどのナイトスポットは、ニュージーランドに限らず治安がいいスポットとはいいがたいところです。自身を守るためにも少し我慢して、節度をもって出かけるのが良いでしょう。
◎まとめ
とても平和で穏やかなイメージのニュージーランドでも、さまざまな危険が潜んでいるということがお分かりいただけたでしょうか。やはり何といっても狙われやすいのが観光客。小さな油断が大きな被害へと繋がりかねないので、ニュージーランドを旅行する際には、穏やかな空気に飲み込まれないように気を付けましょう。