記載の情報は情報が古い、あるいは内容に変更がある場合があります。現時点の正しい情報は必ずMOFA等でご確認ください。
公式・関連サイトURL:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_096.html#ad-image-0
アフリカにある国、ガーナ。大きい国ではないですが日本でもお菓子の名前にもなっていて馴染みがある国名ですね。ガーナはまさにカカオの産地として有名な国です。ガーナはコートジボワールとトーゴに挟まれ、北側はブルキナファソ、南側は南大西洋に面しています。自然もたくさんあり、ケープ・コーストやガーナ最大の自然保護区であるモレ国立公園などが人気の観光スポット。アフリカの中でも比較的治安が安定しています。そんな魅力的な観光地であるガーナの治安情報をお伝えします。
目次
西アフリカ諸国では比較的良い治安情勢!ガーナの治安情報と安全対策
目次を閉じる
1. 強盗に注意
ガーナは西アフリカ諸国の中でも治安が情勢していると言われています。1957年にアフリカの中でも早く独立をした国。民主主義が定着していてGDPも順調に上がっています。政治的にも経済的にもよく治安が安定しているために短期滞在するにも向いている国でしょう。
それでも治安の心配がないと言い切るのは難しく、2017年2月現在、外務省の危険情報によればガーナ全域が危険レベル1「十分注意してください」との注意が発令されています。例えば停車した車を銃器で脅し、金品を奪う事件がたまに起きています。万が一こういった事件に巻き込まれた場合は絶対に抵抗はせずに現金を渡すのが賢明です。
2. 首都アクラを中心に外国人を狙った犯行が発生
どこの国もそうですが、ガーナにおいても観光で来ている外国人はお金を持っていると思われ狙われる傾向があります。ガーナの首都であるアクラを中心に強盗や器物破損、住居侵入などの事件が多発していて治安情勢が良くないために注意が必要です。
日本にいる時のよう身なりはガーナではとても目立ちます。ラフな格好を心がけ、ブランドのもののバッグやお財布などを持ち込まないよう注意が必要。また街中ではなるべくガイドブックを開かない、夜間の外出は控える、日中でも薄暗い路地裏には近づかないようにしてください。ガーナの治安は日本とは全く違うということを常に意識することが大切です。
3. 巧妙な詐欺事件
西アフリカ諸国では比較的治安が安定しているガーナですが、ガーナでは観光客を狙った巧妙な詐欺事件も発生しています。悪質なガイドが観光客に対し、万が一とのことで日本の緊急連絡先を入手します。なんと、その連絡先に電話をかけ、あなたが怪我にあったなど適当な嘘を言い、高額な金額が必要になったと伝えるのです。まさに振り込め詐欺の、さらに一歩手の込んだ詐欺です。もちろん当の本人は怪我などしていなく、その様な電話がかけられていたことも知りません。
対策としてはツアーは信頼できる会社にお願いする、日本にいる家族とはマメに連絡を取り合うことである程度防ぐことができるでしょう。ガーナの悪質ガイドは他の手口も考えてくるかもしれません。最新の治安情報を入手しましょう。
4. 金の採掘場
ガーナは金という貴重な資源を採掘できる場所があります。この貴重な資源のお陰でガーナの経済も安定していことも事実です。しかしながらこの場所では外国人による違法な採掘も行われていてしばしガーナ側と衝突を繰り返していて治安が悪化しています。
採掘場の付近を目的もなく日本人がウロウロしていると、そういった外国人不法採掘者と間違えられてしまうかもしれません。誤解を受けてしまい、事件に巻き込まれる可能性があるため用事のない場合は治安情勢の良くない金の採掘場付近には近づかない方が良いでしょう。治安の悪い場所を知っておくことが大切です。
5. 北部州やボルタ州にも注意
金の採掘場以外でも、ガーナではピンポイントに治安の良くない地域が存在します。北部州のビンビラ、クパティンガ、ブンプルクは治安が安定しません。首長が亡くなったことにより次の首長を巡って争いが起こっていたり、または部族とガーナ政府の衝突が起きています。ここのエリアは夜間外出禁止令も発令されています。日中でもあまり治安が良くないのでなるべくなら近づかないようにしましょう。
一方、ボルタ州のアラヴァンヨ,ウコンヤでも首長を巡り衝突が起こっていて、夜間外出禁止令が出ているためになるべく足を踏み入れないようにしましょう。
◎まとめ
西アフリカ諸国では比較的安定しているというガーナの治安をご紹介しました。しかし強盗や詐欺など、どこの国でも発生しているような事件はガーナでも多発しています。また、ガーナならではの部族が関わってくる衝突も起きていて治安を悪いものにしています。部族の争いは日本では聞き慣れず、イメージも湧きづらいのが現状。しっかりと事前に、また現地においても最新情報を入手し、警戒して旅行をすることが大事です。