【フィンランドの治安】夏の観光シーズンはスリや引ったくりに注意!

画像出典:Sami C/flickr

【フィンランドの治安】夏の観光シーズンはスリや引ったくりに注意!

治安の良い国として評判のフィンランド。首都ヘルシンキに限らずフィンランド全土で治安をそれほど気にせず観光を楽しむことができます。治安の悪そうなエリアを一人で歩かない、貴重品の管理を徹底するなど基本的な対策を行なうだけで快適な旅が出来ますが、夏の観光シーズンは観光客の増加とともにスリや引ったくりの軽犯罪が発生しています。

具体的な事例を挙げて説明していくので、フィンランド観光の参考にしてください!

目次

【フィンランドの治安】夏の観光シーズンはスリや引ったくりに注意!

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1.バッグの管理は念入りに!

出典: Hotel Arthur/flickr

治安が良いといわれる国フィンランドでも気をつけて欲しい点はあります。

その代表例が置引き。レストランで食事中、席を外して料理を取りに行ったところ、座席に置いてあったはずのバッグが盗まれた事例が夏などの観光シーズンには多発します。最も被害が多いとされているのがホテルのビュッフェ会場です。宿泊客のみが入場できるところは少ないので、不特定多数の人が出入りできる治安状況の場所といえます。治安の良さそうなフィンランドのホテルだからといって、油断は禁物ですよ。

バッグだけではなく、財布はもちろん、スマートフォンやカメラなどの貴重品もテーブルの上などに置いたままにしないようにしましょう。

2.見知らぬ人の声かけには注意

出典: Michael Zumpano/flickr

観光の醍醐味に現地での人との出会い、というものがあるでしょう。ただし、それが思わぬ落とし穴になることも覚えておいてください。

フィンランドで報告されている治安に関する事案として、詐欺事件があります。治安が良いフィンランドの街中で知らない人に声を掛けられ、しばし談笑していると、「お金を貸して欲しい」といわれます。優しそう、信用できそう、という外見に加え、連絡先を交換したことで安心してお金を貸すとそれから音信不通になり一切連絡が取れなくなり、詐欺だと気づく手口です。治安が良いフィンランドといえど、こういう場面では冷静に考えるようにしましょう。

他にも、グループでの狡猾な犯行もあります。1人が話しかけてきて会話を始めたりしている間に、別の人が荷物や貴重品を盗むなんてこともあります。また、飲み物をわざとこぼしたりして、意識をそちらに行かせたところで、もう1人がバッグを盗んでいくという手口も。フィンランドでも治安については、注意を配っておきましょう。

3.人混みでは荷物の管理を徹底する!

出典: Stockmann Group/flickr

外出中の荷物の管理をしっかりとすることは基本の治安対策ですね。フィンランドでも治安の良し悪しに関わらず気をつけましょう。特に、人が多く集まるエリアではスリの被害が報告されています。

リュックサックを背負いながらフィンランドのマーケット広場で買い物をしてからホテルへ戻りリュックサックを開けてみたら貴重品がごっそりなくなっていたという事例も。その瞬間に盗られたことに気づかないほど相手は熟練した技術を持っているということなので、人混みでは荷物を体の前に持ってくるようにして常に視界に入るようにしておくなどの治安対策が必要でしょう!快適なフィンランドの旅を満喫するために覚えておきましょう。

鉄道やトラム、人通りの多いヘルシンキのクルーヴィ通りなどは、治安が比較的悪いことを頭に入れておきましょう!

4.本物の警察かどうかを見極める

出典: PROHelen Penjam/flickr

私服警察だと名乗るフィンランド人から、現金を盗まれたりクレジットカードの番号を聞き出されたりするケースがあります。治安の良いフィンランドでも落ち着いて対処してもらいたい手口です。

過去の事例では、まず街中で日本が好きだという人から話しかけられ、人通りが少なく治安の少し悪い場所へと連れて行かれ、談笑や記念撮影を済ませて別れます。するとそこへ、警察だと名乗る私服のフィンランド人から「さっき麻薬の売買をしていた可能性があるから財布を見せろ」とまくし立てられ、財布を見せると巧みに現金を抜き取るということも。

冷静に警察のIDカードを確認する、治安の悪い場所へは付いていかないなどの治安対策を取るようにしてください!

5.酔っ払いには冷静な対応を!

出典: Ville Oksanen/flickr

夏季は明るい時間帯が長いことで知られるフィンランドでは、夜の観光も楽しみのひとつでしょう。そんなフィンランドで治安が少し変化する夕方以降の町歩きの際に気をつけてもらいたいのが、酔っ払った人たちとの付き合い方。アルコール中毒が社会問題になっているフィンランドでは、酔っ払いが迷惑を起こす事例も絶えません。

また、ショルナイネンなどフィンランド・ヘルシンキの下町とされている地域も治安はあまり良いとはいえません。午前中から酔っ払っている人もいるので、気を付けて歩くようにしてください。

バーなどのお店に限らず公園や街角などでも見かけることがあるので足早に立ち去るのが無難です。また、金曜夜や祝日は治安が乱れやすくなるので、トラブルが起きそうな場へは赴かないこともひとつの選択肢です。治安に意識を傾けつつ、フィンランドの夜を満喫しましょう。

6.ロシア国境に近づかないようにする

出典: NH53/flickr

治安良好なフィンランドですが、レンタカーを借りて観光する場合の注意点があります。ヨーロッパには国家間を国境検査不要で越境できるシェンゲン協定というものが存在し、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドはそれに加入しているので簡単に越境することができます。

ところがロシアはシェンゲン協定に未加入なので、フィンランド国内からうかつにロシア国境へ近づくと拘束されてしまう可能性があります。①地図と自分の位置を正確に把握する②国境が近いことを示す看板のチェックを怠らない③理由がないなら近づかない、といった対策を講じましょう。

治安維持の目的で国境警備隊が待機しているので、無意識に立ち入ることのないようにしましょう。

◎まとめ

フィンランドを観光する際の治安情報についてまとめました。基本的にフィンランドは治安の良好な国だといえます。しかし、少しでも治安の悪いと感じる場所へは近づかない、見知らぬ人から声をかけられても気を許さない、など犯罪を未然に防ぐ手段を確認しておきましょう。

特に夏の観光シーズンはフィンランドへ大勢の人が観光に訪れるのでそれに乗じて犯罪も増えます。十分に注意しながらフィンランドを楽しく観光を満喫してください!

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