【ブルガリアの治安】路面電車や店舗内でのスリ被害多発・偽警官にも要注意!

画像出典:Boby Dimitrov (CC BY-SA 2.0)

【ブルガリアの治安】路面電車や店舗内でのスリ被害多発・偽警官にも要注意!

東南ヨーロッパに位置するブルガリア。周りには黒海、ドナウ川などとともに豊かな自然があり、トルコ、ギリシャなどの国が隣接しています。ブルガリアというとヨーグルトが思い浮かびますが、品質の良いバラも香油などに使われ非常に有名です。平和でのどかな雰囲気の漂うブルガリアですが、日本国内旅行と同じような感覚でいるとトラブルに巻き込まれかねません。ここでは安全で楽しく旅行できるようブルガリアの治安についてご案内します。

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【ブルガリアの治安】路面電車や店舗内でのスリ被害多発・偽警官にも要注意!

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1.駅やバス内、観光スポットなどでのスリに注意!

出典: Leon Brocard / flickr (CC BY 2.0)

ブルガリアの治安は良いとはいえません。首都ソフィアや観光客が多いところや電車・バスの中では、旅行者を狙ったスリが多発しています。多数のグループでターゲットを囲み混雑状態を作り出し、ターゲットの気をそらしておいて貴重品を盗むのが常套手段といわれています。人通りの多い街の中ではリュックや斜めかけのバックは、自分の体の正面に持ってきて常に防犯意識を持つことが必要です。

街を歩いていて、ぶつかってくる人にも注意!ぶつかった隙に財布を抜き取られる被害も発生しているんです。財布などの貴重品は自分で守ることが重要。買い物した物も自分の目の届くところに置き、常に周りに気を配って行動するようにしましょう。

2.一瞬の隙を狙った置き引きの被害も

ブルガリアではレストランで食事中に椅子に掛けておいたバックを盗まれる被害、少し席を離れた隙に席に置いた荷物を盗まれる被害、電車の中でウトウトしている間に貴重品の入ったバックが盗まれる被害など多くの置き引きが発生しています。単独ではなくグループによる複数犯の場合もあるので注意が必要です。

もしブルガリアで声を掛けられたら、たとえ怪しそうな人物でなくとも十分に用心してください。バッグは離れた場所に置いたりせず自分の目の前に置き、手を添えるようにしましょう。常に一定の緊張感を保って行動するようにしてくださいね。

3.現金強奪・暴行に注意

ブルガリアで最大の都市ソフィアでは、路上などで強盗事件も多く起こっています。夜は特に治安が良くなく危険なので、一人では絶対出歩かないようにしましょう。道を案内してもらうため、車に二人の人を乗せたら森の中に誘い込まれ、暴行され現金を強奪という事件も発生しています。

ブルガリアでは話かけられ親しくなっても信用しすぎず、ある程度の警戒心を保つようにしましょう。自分の安全はまず自分で守る!ブルガリアの持つヨーロッパの田舎町らしいのどかな雰囲気はステキですが、リラックスしすぎるのは禁物ですよ。

4.貰った飲食物に睡眠薬注入される事例も

ブルガリアで町中を歩いていて声かけられ、一緒にコーヒーを飲みお菓子をもらって食べたら意識を失い、気が付いた時には現金や貴重品を盗まれていた、という窃盗事件も起こっています。出会って日の浅い、信用できるかわからない人物とコーヒーを飲んだりしないのが無難です。

出会って数日間は飲食などを奢ったりしてこちらを信用させ、最後にだますというのも常套手段です。親切な良い人だと簡単に信用し過ぎないように。食べ物も自分が最初に食べてみせるといわれ、その後隙を見つけてお菓子の袋の上から睡眠薬を注射器で注入する手口も。特に治安の悪いところで他人からもらったものは、絶対に口にしないよう注意してください。自分で安全を確認できるものを食べるようにしましょう。

5.警察の制服を着ていても偽警官に注意

出典: Christian Rasmussen / flickr (CC BY-SA 2.0)

ブルガリアの警察官に財布の提示を求められた場合、偽警官の可能性があります。ブルガリアの正規の警官はパスポートの提示は求めても、財布の提示は求めることはありません。警察の制服に騙されないように十分注意して下さい。怪しいと思ったら警察官のライセンスの提示を求め、警察署に行ってから見せると意思表示しましょう。

警察官の姿に惑わされて焦らないで、落ち着いて判断し確認をして対応するように心がけるようにしましょう。ブルガリアにある日本大使館の電話番号も、覚えておくとなお良いでしょう。どこでも安易に財布を見せることのないよう注意してください。

6.闇両替所は危険なので利用しないこと

出典: Philip Brewer / flickr (CC BY 2.0)

ブルガリアの街を歩いていると「チェンジマネー」と声を掛けられることがあります。治安の悪い場所では絶対に応じてはいけません!付近に偽警官が潜んでいて、不正両替を理由にパスポートと財布の提示を求めてきます。ブルガリアの警官は財布の提示を求めることはありえないので、絶対に応じないようにしましょう。

偽警官がお札を数えるふりをしながらお金を抜きとるという手口です。声をかけてきた人と偽警官はグルで複数犯行。絶対に闇両替所は利用せず、正規の両替所を利用してください。どこでも安易に現金を出したりしないように気をつけましょう。

◎まとめ

都市部でもどこかのどかな雰囲気の漂うブルガリア。治安は決して悪いわけではありませんが、注意に越したことはありません。ブルガリアでは警戒心が薄く裕福な日本人はターゲットにされやすいです。割合的に力の弱い女性が被害にあうケースが多く、治安の悪そうなところでは持ち物や服装にも気を配りましょう。派手な服や化粧、アクセサリーなど高級そうなものや、新品のバック・スーツケースは要注意。緊張感を忘れずにまずは自分の安全を意識して、快適なブルガリア旅行を楽しみましょう。

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