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チリは南米の太平洋側にある南北に伸びた細長い国。国の北部は南極に近く、氷河クルーズが楽しめるアルベルト・デ・アゴスティニ国立公園は有名観光地の一つですね!また、広大な自然の中でするトレッキングが魅力のトレス・デル・パイネ国立公園や、不思議な魅力のあるイースター島、16世紀から続くカラフルな町バルパライソなども、チリの人気観光地です。そんな素晴らしい観光スポットに恵まれたチリですが、治安の方はどうでしょうか?特に南米エリアですから、渡航前に必要な治安情報を得て安全に旅をしたいものです。ここでは、チリ国内で日本人観光客が意識すべきこと、気を付けるべきことなどの治安情報をお伝えします。ぜひ旅の参考にして下さいね!
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【チリの治安】窃盗の対象にならないように日本人観光客オーラは出さない!
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1.市民レベルでは治安が良いとはいえない
2018年8月現在、外務省が発信している地域別の治安情報では、チリ全土で危険レベル1以上の対象になっているところはありません。また、他の南米諸国に比べるとチリの治安レベルは高いという評価が一般にあるようです。では、市民レベルでみた治安についてはどうでしょうか。
在チリ日本大使館の注意勧告よる、観光客及び在日邦人の被害情報を見る限りでは、スリや脅しによる強盗などが多数起きており、必ずしも治安が良いとは言えません。渡航前には、チリの危ない地域や安全情報を収集し、日本にいる時のような意識レベルで旅行しないことが重要です。
2.バスやタクシーの中で居眠りはしない!荷物管理の徹底
チリの治安は、滞在地域によって大きく異なるようです。地方に住んでいる在チリ邦人によると、日本ほど治安レベルは高くないですが、危険な目に遭ったことはないという報告もあります。ただ、チリの中でも都市部や首都サンティアゴの治安は悪く、スリや盗難事件は多発。裕福と見られている日本人はその対象になりやすいです。
では、どんなことに注意したらいいのでしょうか?まず、バスやタクシーの中で居眠りをしないこと!大勢の人がいるバスの中ならともかくと思いますが、実際にタクシーで居眠りをしていて、降りた時には腕時計や携帯が盗まれていたということが起きています。また、日本でならバスのトイレ休憩中に車内に貴重品以外の荷物を置いて行っても大丈夫ですが、チリで同じようなことはしないで下さいね。
3.首都サンティアゴでは特に注意!
チリの中でも特に治安に注意したいのは、首都サンティアゴ。例えば、ショッピング中に何人かが不自然に周囲に寄って来て、気が付いたら財布が盗まれていた、知らない人が突然話しかけてきて、気を取られている間にカバンから財布を盗られたなどの窃盗が起きています。
また駐車していた車の窓ガラスを割られて貴重品が盗まれた、人を送って車に戻った時に車を無理やり奪われた、デビッドカードが知らない間にスキミングされていたなどの事が起きています。チリのサンティアゴは決して治安が良くありません。さらにやり方も計画的なので、充分にご注意を。
4.観光客オーラを消す!
チリの地方は、都会に比べたら治安は良いようです。しかし、日本人が窃盗の対象であるなら、チリのどこに行っても自分の行動と貴重品管理に注意深くするに越したことはありません。外見が日本人に見られるのは仕方がない事として、他にできる治安対策はなんでしょうか?
まず、チリの人たちと同じような雰囲気の服を着るのがいいのでしょう。日本の観光客とわかるような服に腕時計、ジュエリーなどを身に付けるより安全です。観光や写真撮影に気を取られると荷物にまで気が行き届かないこともあります。観光ツアーで行くなら、ガイドさんの治安情報にはしっかり従って下さいね。
5.イースター島は治安良好。当たり前の安全対策を!
チリの治安と言っても、チリ本国から離れている人気観光地のイースター島はどうでしょうか。この島は観光で成り立っていることもあり、治安は比較的良いです。家のドアは開けっぱなし、車の中に荷物を置いて窓も閉めないで出かける等の話も。
しかし、チリ本土も含めた世界各国から観光客が集まる島です。夜間の一人歩きや貴重品管理の徹底など、当たり前の治安対策は忘れずにしましょう。
◎まとめ
チリの治安と言っても国土が南北に広く、イースター島もあることから、地域によってかなり異なるといえます。特に都市では複数人での計画的な窃盗も見られるので気を付けてください!チリ南部の氷河地帯では、壮大な自然の中で安全に過ごすにはどうしたら良いかが優先事項になるかもしれません。観光する地域により安全対策も異なるため、渡航前に良く調べて現地に行ってくださいね!