【ノルウェーの治安】しっかり注意を払って、ノルウェー旅行を楽しもう!
基本的に治安の良いノルウェーですが、それでも絶対安全という確証はありません。犯罪の標的にされやすい国外での旅行という事を忘れずに十分気をつけましょう。
海外旅行で日本人旅行者が被害にあう置き引きやスリは、このノルウェーでも起こっています。特に首都オスロでの件数が多いです。
記憶に新しいところでは2011年7月に連続テロ事件がオスロで発生しています。それ以外ではATM機周辺での金銭盗難や、夜道の女性の一人歩きによるレイプ事件なども起こっています。気を緩め過ぎずに十分な注意を払って旅行すれば、ノルウェー旅行は安全にできます。
目次
【ノルウェーの治安】しっかり注意を払って、ノルウェー旅行を楽しもう!
1.公共の場(空港、ホテル、レストラン、駅、バス・列車など)の置き引きに注意を!
ノルウェーではオスロ中央駅及びその周辺のホテルやレストランでの置き引きの被害にあう日本人旅行客が多いようです。ホテルのビュッフェスタイルの朝食で、テーブルに鍵を置いたまま食べ物を取りに行った際に、鍵を盗まれ客室の盗難に遭う被害が報告されてます。ホテル・空港などで物を落としたふり、道を尋ねるふり、チラシを配るふりなどをして近づき、何気なく足元に置いたバッグやテーブル上のスマートフォンが狙われるケースが多いようです。長距離を走る列車や長距離バスの車内では貴重品は網棚などに置かず、肌身離さないようにするのが安心でしょう。
2.スリはノルウェーにも!手口にご注意ください。
治安の良いノルウェーにも世界中で起こっているスリは多発しています。代表的な常套手段は、
男性狙いのスリ:ズボンの後ろのスマホや財布の抜き取り。
話しかけスリ:洋服が汚れていると言ってきたり、乗り物から降りるときに親切に荷物を持ってあげると言ってきたり、日本語片言でフレンドリーに話しかけられている間に別に人間がサッと貴重品を抜き取る複数犯による手法。
観光地、空港、駅、ショッピングエリアなど人混みでのスリ:人で混んでいる場所でショルダーバッグからの抜き取り。
などです。バッグはチャック付きのものを使い必ず閉めるようにして、しっかりと自己管理をしましょう。
3.テロの脅威の可能性も否定できません。
出典: Rod Waddington / flickr (CC BY-SA 2.0)
ノルウェーでは2011年に起こったオスロにある政府庁舎爆破テロ事件、及びウトヤ島の銃撃事件以来テロ事件は起こっていません。しかし陸続きにあるシリア情勢やISILなどのイスラム過激派の行為で流れ込んだ避難民に併せて、テロの脅威が現在も押し寄せています。
ノルウェーの治安情勢として極右左過激派組織、イスラム急進派組織が小規模ですがノルウェーにも存在しており、イスラム急進派組織の戦闘者が帰国して、将来的にノルウェー国内でのテロ行為に及ぶ恐れも否定できません。日頃から、テロ・治安情勢の情報を収集して安全対策を十分に行うようにしましょう。現在ノルウェーではシェンゲン協定国内の国境検問の強化、フェリーでのIDチェックの徹底を行っています。
◎まとめ
危ないことばかりを挙げてきましたが、基本的にはノルウェーの治安はヨーロッパの中でもかなり良い方ですので、きちんと注意を払っていれば、安心して旅行が楽しめるはずです。簡単な心掛けとしては、
夜の一人歩きは避ける。特に公園や人通りの少ない通りの女性の一人歩きはしないようにする。夜の繁華街での酔客の喧嘩に巻き込まれない。組織的犯罪にも注意。パスポート、金銭、スマホなど貴重品の管理はしっかりと。
治安の良さに気を緩め過ぎずに、楽しいノルウェーの時間をお過ごしください。