モンテネグロといえばオレンジ色の屋根をした古い街並みに穏やかな海の景色が美しくマッチしたコルト湾や、絵画のような岩山と森林風景が印象的なドゥルミトル国立公園が観光の見どころ。そんなロマンチックなモンテネグロの治安はどうでしょうか?治安の良い日本に住む私達。海外でも安全に、楽しく観光して帰ってきたいものですよね。比較的治安が良いとされているモンテネグロですが、文化や環境に違いがあるのは当然。治安の面でどんなことに気を配れば良いか、参考にして下さいね。
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【モンテネグロの治安】治安の良さに油断しない!スリ対策は十分に。
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1.市民でも拳銃を持てる国
外務省から発信しているモンテネグロの治安情報では、国内で危険地域の対象になっている町は2017年現在一つもありません。これまでにも日本人の観光客が大きな犯罪や被害にあったケースは報告されていないので、モンテネグロの治安の良さはある程度信頼しても良さそうです。モンテネグロでは日中であれば女性が1人で旅をしていても、危険を感じることはまずないでしょう。
しかし治安が良いとはいえ許可さえあれば一般市民も拳銃を持てるモンテネグロ、日本にいるのと同じような感覚で気を抜いていると思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。ある程度の緊張感は保ちましょう。
2.国内でのパスポート再発行は不可。管理は怠らない!
海外旅行に行くなら、治安レベルに関わらずパスポートの管理はしっかりしたいもの。特にモンテネグロでパスポートの紛失をした場合はやっかいです。モンテネグロ国内に大使館はなく、隣のセルビア共和国大使館まで行かなければなりません。しかもクロアチア語で再発行の手続きをしなければならないという問題も。せっかくの観光時間を無駄にしたくはありませんよね。治安が比較的良いモンテネグロであっても、観光客に対するスリや置き引きの被害は報告されていますから、パスポート管理は厳重にしましょう。小さなパスポートケースを首からさげて衣服の内側に隠し、コピーは別の場所に所持するなど工夫して下さい。特に人の多いエリアでは治安に気を配りましょう。
3.現金とクレジットカードはバッグに入れない
治安のよい日本から外国に旅行する場合、安全について十分に意識する必要があります。それは治安レベルの高いモンテネグロにおいても同様。日本ではズボンの後ろのポケットに現金やクレジットカードが入った財布を入れている人を見かけますが、モンテネグロでは控えましょう。モンテネグロでも、リュックサックや肩掛けバッグはスリに狙われやすいので、できるなら荷物の中には入れない方が良いでしょう。対策として、クレジットカード番号と会社の連絡先は控えておくと良いですね。斜め掛けバッグやウエストポーチでも、体の後ろに行かないようにしてくださいね。
4.タクシーよりバスを利用する。タクシー料金は確認を!
モンテネグロでは、バスが正常に運行していますから、町から町への移動にはバスを使うのが一般的。治安の面でもタクシーよりバスを利用した方が安全でしょう。相場を知らない現地民に対し、観光客に高額なタクシー料金を請求する場合が少なからずあるようです。モンテネグロの町中は徒歩の移動が可能なので、タクシーを利用する必要はあまりないかもしれません。しかしどうしても利用しなければならない時は事前に相場を確認し、乗る前に料金を運転手に尋ねてくださいね。相場より高めの料金を提示されたら、治安の面でもそのタクシーには乗らない方が良いでしょう。またモンテネグロでは通常タクシーの領収証に車両番号や支払金額が掲載されているので、領収証の発行を条件に乗車するのも、治安対策の一つですよ。
5.支払う前にレシートの内容は確認!
日本のデパートやレストランで支払をする時、レシートの内容を全部確認する人がどのくらいいるでしょうか?モンテネグロに限ったことではありませんがいくら治安が良いからとはいえ、海外では購入した物と金額が一致しているか確認する癖をつけるようにしましょう。モンテネグロのコルト湾など人が集まる人気観光地では、レストランで食事をした時の料金は必ず確認してください。またモンテネグロの店内やビーチなどで、短時間でも荷物を置きっぱなしにするのは、治安の面からしても控えてくださいね。
◎まとめ
モンテネグロには多民族が暮らしています。モンテネグロ人に、セルビア人、ボシュニャク人、アルバニア人など。セルビア語が公用語で、英語は通じるようです。宗教観や価値観の違う人々が暮らす文化ですから、特に宗教の話題をする時には細心の注意が必要でしょう。比較的治安の安定した国なので貴重品や金銭面の管理に気をつければ、安全に旅行ができるでしょう。