【サウジアラビアの治安】渡航する際には現地のルールを必ず守ろう!

【サウジアラビアの治安】渡航する際には現地のルールを必ず守ろう!

2019年9月27日、観光目的で渡航する日本国民に対してビザを発給開始するというニュースが流れ、注目を浴びているサウジアラビア。アラビア半島の85%を占める広大な敷地を持ち、イスラム教徒にとって大切な巡礼の地メッカがあることでも知られています。中東の国々の中では比較的治安が良好で、歴史都市ジッダ、ハーイル地方の岩絵などの世界遺産や、各地に魅力的な観光スポットが多数あります。しかし、サウジアラビアはイスラム教の戒律を厳格に守っている国。ここではサウジアラビアの治安と、訪れる際の注意事項をまとめました。

※2019年11月現在の情報です。公式サイトで必ず最新の情報をご確認ください。

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【サウジアラビアの治安】渡航する際には現地のルールを必ず守ろう!

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日本国民を含む一部外国人に対する観光ビザ発給開始!

サウジアラビア政府は2019年9月27日、日本国民を含む一部外国人に対して観光ビザを発給することを発表しました。滞在日数90日間を上限として観光目的で渡航する日本国民に対して観光ビザが発給されます。ビザの詳細については、在サウジアラビア日本国大使館などのホームページ等で最新情報を確認してください。

また、在サウジアラビア日本国大使館のホームページには、入国審査、通関、服装や滞在中の注意事項なども記載されています。

海外安全情報をチェックしよう

サウジアラビアの渡航危険レベルは、ほぼ全域がレベル1(十分注意)です。しかし、隣接しているイラクやイエメンの国境付近はレベル3(渡航中止勧告)と上がっているため、サウジアラビアに訪れてもその付近は近寄らないでください。

サウジアラビア各地では2015年以降、イスラム過激派組織によるモスクや政府機関への自爆テロ・銃撃テロ事件が発生。また、サウジアラビア東部州の一部などでは抗議デモなども行われています。渡航の際には外務省の海外安全情報を確認の上、テロなどに巻き込まれないよう注意してください。

ラマダン(断食月)やイスラム教の宗教行事がある時に事件が起きやすいので、この時期に渡航される方は人が多く集まる場所へ近づかないなど注意が必要です。

服装に気を付けよう

サウジアラビアは厳しいイスラム教の戒律を守っている国で、女性はアバヤ(黒衣)を着用しています。外国人観光客は必ずしもアバヤを着用する必要はありませんが、男女ともに肌の露出を控えた適切な服装を心がけてください。

入国の際には肌を見せないような服装をしていないと入国を拒否されることがあります。また、市内では男性も長袖・長ズポンの着用が必要。サウジアラビアでは人に足裏を見せることは非常に無礼にあたるそうです。公共の場では特に気を付けるようにしてください。

危ない場所に行かないようにしよう

サウジアラビアで外出する際には昼間のうちに所用を済ませ、夜間の外出は控えるようにしてください。モスクなどの宗教施設やホテル、ショッピングモールなど人が多く集まる施設では、事前に非常出口などの場所を確認しておくといいでしょう。

イスラム教では金曜日が集団礼拝の日とされ、その日にデモや抗議集会が行われることが多いようです。デモが暴徒化することもあるので、金曜日に宗教施設には近寄らないようにしましょう。サウジアラビアではテロの取り締まりが強化されているため比較的安全と言われていますが、常に注意を怠らないでくださいね。

写真は極力撮らない

サウジアラビアは写真を撮ると、秘密警察の取り締まりの対象になることがあります。特にモスクなどの宗教施設や政府関連の建物、人物などには注意してください。

なかでも重要なのが、女性に間違ってもカメラを向けないこと!景色を撮影しているつもりでも、女性を撮影したと誤解されてトラブルになることがあるので注意が必要です。観光や仕事でサウジアラビアを訪れ、写真を撮りたい場合にはサウジアラビアの現地ガイドなどに相談するといいでしょう。

車の運転はしない / タクシーに乗るときは注意

サウジアラビアの運転は信号無視や違法なUターン、急停止など乱暴です。交通事故の多発は社会問題となっていて、運転中の携帯電話の使用禁止やシートベルトの着用が法律で定められています。

観光や仕事で訪れた際には、自分で運転をしないようにしましょう。事故を起こしてしまった場合、非は外国人側になることが多いです。タクシーはメーターがないことが多く、トラブルを避けるためにも事前に交渉が必要です。

一人歩きはしない

大きなショッピングセンターなどは問題ありませんが、それ以外は極力一人で歩くことを避けてください。特に、女性が一人で歩くことは避けたほうがいいでしょう。ガイドブックには観光地と掲載されているジェッダの旧市街など、数人で歩いても危険を感じる場所もあります。訪れたい際には、現地ガイドを頼むと良いでしょう。

厳格なことで知られるサウジアラビアでも、女性の運転が解禁され、女性が一人で歩いている姿も少しずつ増えてきています。しかしまだ、家族以外の男女は外で一緒に食事をすることできないなど、日本とは全くルールが異なっています。ファーストフード店などでも入口は別。女性が入れないレストランもあるので注意が必要です。

◎まとめ

サウジアラビアではイスラム法(シャリーア)によって窃盗などの犯罪行為は宗教教義に反する行為とされており、外国人であっても処罰の対象となります。窃盗は手首切断、殺人は斬首刑など厳しい刑罰が科せられることがあるので十分注意してください。また、アルコール類や豚肉は国内に持ち込めません。雑誌なども検閲の対象となります。

また、1日に数回ある祈りの時間にはあらゆる場所が閉ざされ、出歩いたり働いてはいけないことになっています。観光客であっても、極力静かに過ごすことをおすすめします。サウジアラビアを訪れるには様々な制限があるのですが、現地の習慣やルールを守り、安全に過ごしましょう。海外旅行傷害保険に必ず加入し,たびレジの登録も忘れずに!

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