名称:ポトシ市街
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/420/
観光客から大人気の観光地スポットのウユニ塩湖があることでも知られる南米で人気の高い旅行先のボリビア。しかし、このボリビアにはそのウユニ塩湖だけでなく、多くのその他の観光スポットがあります。
そんなボリビアには、山岳地帯にある街や多くの動植物を観察することができる大自然が魅力の世界遺産などもあります。今回はそんなボリビアで世界遺産に登録されているものから、ポトシ市街を紹介します。
目次
かつて大繁栄した銀鉱山の街、ボリビア山岳地帯の世界遺産の街ポトシ市街
ポトシ市街とは?
アンデス山中の赤茶けた山に囲まれひっそりとたたずんでいるポトシ市街は、1987年に世界遺産に登録されました。1545年にポトシ山に大銀脈が発見されてから繁栄を迎えたこの街はかつては世界の二大銀山と数えられていました。
16世紀に開かれた鉱山では銀だけでなく、錫なども発掘され多くの黒人奴隷や先住民を労働力として大発掘が行われ街は非常に繁栄しました。しかしながらスペイン統治時代には鉱山においての多くの労働力が犠牲となり亡くなっていったとの悲しい歴史もあるのがこのポトシという街なのです。
そのような犠牲によって繁栄したこの街には多くの建物がつくられ今も保存されています。中でも繁栄の象徴となるセロ・リコ(銀山)などが人気の観光スポット。その他も植民地時代につくられた旧国立造幣局などが観光スポットとして存在しています。
またこの街ポトシはボリビアの大人気観光スポットのウユニ塩湖への起点となる街でもあります。ウユニでの申込みよりは割高とはなりますが、ウユニ塩湖と併せての観光もきっといい思い出となりますよ。
ポトシ市街へのアクセス
ポトシ市街への日本からのアクセスは、まずアメリカの都市での飛行機を乗り継いで首都であるラパスを目指すことになります。そしてラパスからポトシのアクセスは国内線の飛行機、もしくは長距離バスにてのアクセスとなります。飛行機の場合は約1時間ほど、長距離バスでのアクセスは約10時間ほどでのアクセスとなります。
ポトシ市街のおすすめポイント3
1.セロ・リコ
かつて街を繁栄させ、今も採掘している鉱山セロ・リコ。市内からはコレクティーボに乗って約20分ほどで訪れることができます。現在も採掘中の鉱山の一部を観光客でも訪れることができるように市内にある旅行会社が各種ツアーを開催していますのでぜひ貴重な経験として訪れてみてください。
旅行会社によって貸し出される長靴、ヘルメットなどを身に付けてのツアーは体力的にはハードな物となりますが、この土地をかつて繁栄させ今も現役として稼働している場所です。このポトシという街を知る上でも欠かすことができない観光スポットの一つとしておすすめの場所です。
2.旧国立造幣局
旧国立造幣局はセロ・リコから採掘された金銀を貨幣にするために造られた造幣局です。当時スペインで使われていた銀貨のほとんどがつくられたと言われているのがこの場所。館内には銀貨に刻印するための機械が置かれています。
またこちらは博物館ともなっているため、ポトシだけでなくボリビア全体の歴史的にも民俗学的にも貴重な資料や絵画、貨幣のコレクションが貯蔵されています。
3.カテドラル
ポトシの中心となる場所になる11月10日広場に面して建っているカテドラルは、1572年に最初に造られ19世紀に修復され現在のスペイン風のバロック様式の建築物となりました。
外観も当然ながら素晴らしい教会なのですが、特に素晴らしいのがその内観。大理石で造られた柱と金の柱頭飾り。そのコントラストが大変美しい教会となっています。その他も美しい教会が街中にはありますので、ぜひそちらも訪れてみてください。
◎まとめ
いかがでしたか?以上がボリビアにある鉱山の街であり世界遺産に登録されている街でもあるポトシ市街の紹介です。実はこんなにも魅力的な場所が存在しているのです。アンデス山脈があり、鉱物の発掘でも有名な国がこのボリビアという国です。その中でも特に有名な場所がここポトシという街です。ぜひ一度訪れてみてくださいね!