青い空に美しい海が広がる、まさに楽園にふさわしい国パラオ。第一次世界大戦後に日本の統治領となったことから、日本とのつながりの深い国として知られています。日本からは、直行便であれば約4時間半で行くことができ、近年観光地としても注目を集めています。
パラオは親日国なので、日本人が旅行する分には治安上の心配はほとんどありません。ただ、最低限の注意は払っていないと、せっかくの旅行に水を差す事態も生じかねません。以下、パラオで気を付けたい治安上の点について解説します。
目次
親日国の楽園パラオの治安はどうなの?夜中の外出は控えておこう!
1. コロールでは未成年の夜間外出は禁止
パラオの首都コロールでは、未成年は21時から翌朝5時までの外出が禁止されています(ただし、保護者がついていれば外出可)。しかし、未成年でなくても、夜間に出歩いていると警察に尋問される可能性があります。場合によっては罰金を課されたり拘留されたりすることもあるので、注意が必要です。旅行者なので「知らなかった。」では通じない場合もあるのです。
夜中に外出すると真っ暗でとても危険ですし、助けを求めても外には人がほとんどいません。そもそも、コロール州では夜中に営業しているお店はまずありません。21時までには、部屋に戻って静かに過ごすのが無難です。
2. ビーチへは貴重品を持っていかないように
パラオといえば美しい海。青く澄んだ海を満喫したいですよね。ただし、貴重品はビーチへは持っていかないことをおすすめします。シュノーケリングや海水浴に夢中になると、浜辺のようすに気を向けることはできません。ついついパラオののんびりとした雰囲気に気も緩んでしまいがちです。治安が良いとはいえ、貴重品をビーチなどに置いておくことはやめたほうがいいでしょう。
外出の際には、貴重品はホテルのセキュリティーボックスなどに預けておきましょう。どうしても貴重品を持っていきたい人は、必要な分だけを持参し、シュノーケリングする際は誰かに見張っていてもらうようにしましょう。
3.野犬に注意
パラオを歩いていると、よく見かけるのが野犬です。犬だからといって、ペット感覚でパラオの野犬に触ったりすることはやめましょう。とくに刺激を与えなければ問題ありませんが、なかには吠えてくる犬もいます。また、気性が荒い野犬なら噛みつかれてしまう危険性も。噛まれてしまうと狂犬病のリスクなどもあるので、野犬を見かけたら距離をおくようにしてください。
また、食べ物などにも寄ってくるので、野犬のそばで食べ物を出したりするのも避けましょう。
◎まとめ
のどかな親日国パラオに行くと、地元の人たちが気さくに話しかけてくれます。日本の統治下でインフラが整備されたこともあり、日本語が話せる人も少なくありません。居心地が良いのでついつい油断してしまいがちですが、実際に貴重品を盗まれたり、トラブルに巻き込まれたという事例もあります。
楽しい旅行になるように、最低限の注意は怠らないようにしましょう。