ベトナムの世界遺産フエの建造物群！ベトナム最後の王朝があった都を知る旅

日本人にも海外旅行先として人気の高いベトナム。ベトナムには7つの世界遺産がありますが中でもベトナムの歴史を感じられるおすすめ観光スポットがフエの建造物群です。こちらの世界遺産フエの建造物群はベトナム最後の王朝があった都であると言われており、その美しさと古き良き時代を思い起こさせてくれる姿は、足を運ぶ価値があります。そこで今回は、ベトナムの魅力的な世界遺産フエの建造物群についてご紹介します！

フエの建造物群とは？

ベトナムの世界遺産フエの建造物群は、ベトナム最後の王朝であるグエン朝の都として繁栄をして行ったスポットです。建造物が残るフエの街並みは美しく壮麗であり、古都の風格を感じさせてくれます。その落ち着いた美を見せてくれる姿から「ベトナムの京都」と呼ばれています。幾度の困難を乗り越えて社会主義となったベトナムもかつては、王朝時代があったのが分かる世界遺産となっています。そんなグエン朝は、1802年フランスの援助を受け内乱が続く国内を統一したザーロン帝が創建しました。

その後フランスの植民地と化し、また第二次世界大戦などにも突入し時代に押しつぶされそうになりながらも143年間もの長きにわたり続いた歴史的価値の高い王朝であったと言えるでしょう。そしてグエン朝が残した王宮、寺院、博物館などは価値の高さからベトナム初の世界遺産に登録されたのです。

フエの建造物群へのアクセス

日本からフエ行きの直行便はないため、ベトナムの主要都市を経由して向かいます。飛行機を乗り継ぐ場合は、ハノイもしくはホーチミンを経由するのが便利で一番早く到着します。また、バスや鉄道も走っており、どちらもハノイから13時間ほどで到着します。

フエの建造物群のおすすめポイント2

1.王宮

王宮は中国の紫禁城をモデルにして造られ、その荘厳さは一見の価値ありと言えます。紫禁城をモデルにして造られたと言った通り、4分の3の縮尺で築かれた王宮がありその広さは言わずとも分かるでしょう。まず、入り口である午門（王宮の門）は、鳳凰が翼を広げた姿をイメージしその美しさには心奪われます。そして、その門をくぐると正面には皇帝の座所だった大和殿が風格ある姿で迎えてくれますよ。また、多くの場所で龍の装飾を見ることができ中国の影響と憧れを感じることができるでしょう。

2.カイディン帝廟

カイディン帝廟は比較的新しい廟となっており、フエの建造物群の中でも芸術性の高いスポットとなっています。フランス統治時代にフランスがもたらしたバロック様式が取り入れられ、壁や天井などが陶器のモザイクで装飾されているのが見えるでしょう。また、西洋の様式が見ることができると思いきや、中国や東南アジアの模様などが入り混じっているのが見えます。ヒンドゥー教、仏教、キリスト教の影響も受けて、それらが混ざり合っているのも特徴で、実にバリエーションに富んだ美しい建造物となっています。

◎まとめ

いかがでしたか？ベトナムの世界遺産フエの建造物群については知っていただけましたか。フエではベトナム最後の王朝があった都らしい荘厳で美しい姿を見ることができるので、ベトナム観光ではおすすめしたいスポットとなっています。歴史深さも感じ、美しい建造物も見ることができるのは楽しい観光が期待できるでしょう。ぜひ、フエでは世界遺産を満喫してくださいね！

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