【フィリピンの治安】自分の身は自分で！危険な場所には近づかないこと

日本との歴史的関係も深く、最近ではセブ島やボホール島などアジアリゾートとしても注目されているフィリピン。そんな日本人にも馴染みのあるフィリピンですが、旅行に行くにあたり気になるのはやはり治安ですよね。テレビでも誘拐やテロなど、治安のよくないニュースを聞くこともしばしば。そこで今回は、フィリピンの治安について伝えていきます。せっかくのフィリピン旅行、楽しい思い出にするためにもぜひ参考にしてくださいね。

1.ストリートチルドレンに注意

治安の不安定なフィリピンで、とにかく多いのがスリ被害。スリというと人ごみの中で知らない間にスラれているのが一般的なイメージですが、最も注意が必要になるのはストリートチルドレンです。

「小さな子どもだから大丈夫」と油断している間に、スマートフォンや財布が盗まれてしまいます。服の中に隠されてしまうと脱がすことは困難。たくさんある複雑な路地を走って逃げられては、追いかけることはできません。無理に取り返そうとして、治安の悪い裏通りに入ってしまう危険性もあるので、気をつけて行動してくださいね。

2.知らない人の誘いに乗らない

フィリピンを含む東南アジアで最も多い犯罪はスリですが、フィリピンで2番目に多い犯罪がトランプ詐欺です。手口は「日本人の友達を作りたい」と安易に話しかけてきます。治安の悪さが念頭にあったとしても、フィリピンで日本語が話せる相手に出逢うというのは安心してしまうものですよね。

その後は家へ招待。トランプを使用したギャンブルに誘われて、大金の支払いを命じられるのが一般的です。あまりに定番すぎる手口なので、普段なら冷静に対処できるはずですが、人様の自宅となるとなかなか抵抗できずに泣き寝入りする人もたくさんいます。知らない人に話しかけられたら要注意です。

3.マニラ（首都）だからといって油断しない

フィリピンの首都マニラは、フィリピン国内でも多くの日本人が暮らしている地域。日本発のツアーも多く、1年を通してたくさんの観光客が訪れています。日本人が多く暮らしている首都圏は治安がいいイメージですが、マニラでは油断禁物です。

もちろん日本からの旅行先としても人気のあるフィリピンなので、観光客の多い観光地はそれなりに警備も整っているので治安はいいですが、一本道を逸れると地元の人々も寄り付かないような場所が少なくありません。自分から治安の悪い場所に足を踏み入れるような軽率な行動は慎みましょう。

4.道端のATMは使わない

フィリピンの街中を歩くと、あちこちの壁にATMがくっついています。銀行に属するATMなので機械には問題ないですが、観光客が街中でむき出しのATMを使うと目立ってしまいます。

経済や治安が安定しないフィリピンでは、日本人はお金持ちのイメージがあるので、金額に関わらず強盗のターゲットにされる可能性もしばしば。そういった問題を避けるためにも、お金が必要になった際にはショッピングセンター内のATMを利用しましょう。ショッピングセンター内のATMは周りを見渡すこともできて、治安をあまり気にする必要もないので安心です。

5.ミンダナオ島には近付かない

フィリピンで2番目に大きいミンダナオ島にあるサンボアンガは、イスラム過激派テロ組織アブ・サヤフの本拠地。犯罪やテロが頻繁に起きている地域なので、外務省の発令する治安危険情報もレベル3となっています。ちなみにテレビでよく放送されているイラクやシリアはレベル4なので、その1歩手前ということになりますね。

イスラム過激派との紛争がまだ完全に収束しておらず、テロや誘拐が多発する地域なので、フィリピンでも治安は特に不安定。本土を訪れる際にも、常に事件の可能性があることを意識しておきましょう。

6.人気のセブ島もフィリピン国内

フィリピンと聞けばアジア屈指のリゾート地、セブ島を思い浮かべる人も多いでしょう。日本からの観光客も多く、治安もそこまで悪くはありません。しかし、セブ島もフィリピンの都市。他の地域に比べたら治安がいいのは間違いないですが、年間を通してスリや強盗が絶えないです。

日本にいるような感覚で、スマートフォンをテーブルに置いていれば置引きに遭いますし、ガイドブックを読みながら歩いていれば慣れていないことが分かり、犯罪のターゲットにされる可能性も上がります。青い空や美しい海に開放的になってしまうのは当然ですが、セブ島にもスリや強盗などの被害に遭う可能性があることを覚えておいてください。

◎まとめ

今回はフィリピンの治安について伝えていきました。治安がテーマなので恐ろしいイメージの内容になってしまいがちですが、フィリピンはアジアでも不動の人気を集めるリゾート地。美しい海や多くのアクティビティ、陽気な人々の笑顔が迎えてくれる素敵な国です。それぞれが意識を持ち、責任を持って行動すれば、きっと素敵な旅になること間違いないでしょう！