名称:Central Market(Pasar Besar Siti Khadijah)
住所:Jalan Buluh Kubu, Kota Bharu, Kelantan, Malaysia
公式・関連サイトURL:http://kelantan.attractionsinmalaysia.com/SitiKhadijahMarket.php
タイとの国境付近に位置するクランタン州の州都コタバルは、人口約50万人の港町です。マレー系、中華系、インド系など様々な民族が暮らす多民族国家マレーシアにおいて、住民の大多数がマレー系であるコタバルは、マレー文化が色濃く残る街として知られています。街の中心部には、伝統文化を体験できる施設や博物館などの観光名所が点在しており、徒歩で観光を楽しめるのが魅力。一方で、イスラム教徒が多いコタバルでは、イスラム教徒の公休日である金曜日に休業するレストランや観光スポットが多く、他の街とは異なる独自の雰囲気を造り上げています。今回は、そんなコタバルでおすすめの観光スポットを5ヶ所ご紹介していきます。
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コタバルでマレーシアの伝統文化を感じよう!おすすめ観光スポット5選
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1.セントラルマーケット
コタバルに来た観光客が必ず訪れるのがこの「セントラルマーケット」。吹き抜けになった3階建ての建物の中では、1階に生鮮食品、2階に乾物類、3階にバティックとフロア毎に様々なアイテムが販売されています。実はこのマーケット、ショッピングよりも写真撮影のために訪れる観光客がとても多いんですよ。
1階の生鮮食品売り場には、個々のブースがブロック毎に決められており、棚の上にはカラフルな野菜や食材が所狭しと並べられています。上階から見下ろしたその光景は圧巻で、マレーシアの観光PR用のポスターに使用されるほど。マーケット内には屋台が集まったエリアもあり、地元の味を楽しむこともできます。
2.クランタン・カルチュラル・センター
「クランタン・カルチュラル・センター」は、セントラルマーケットから徒歩で移動できる距離にあります。影絵の人形劇「ワヤン・クリット」や「レバナ・ウビ」と呼ばれる巨大太鼓、舞踊などといった伝統文化を間近で楽しめる場所として、海外からの観光客に特に人気の観光スポットとなっています。
こちらの施設の魅力は、伝統文化を鑑賞するだけでなく実際に体験できるということ。希望者は踊りや太鼓、凧作りの体験などもでき、子供から大人まで楽しくマレー文化に親しむことができます。
名称:Kelantan Cultural Centre
住所:Jalan Mahmood, Bandar Kota Bharu, 15200 Kota Bharu, Kelantan, Malaysia
公式・関連サイトURL:http://www.tourismmalaysia.or.jp/region/east/kelantan.html
3.イスタナ・ジャハール
コタバル市内にはいくつもの博物館がありますが、中でも多くの観光客が訪れるのが「イスタナ・ジャハール」です。こちらは、1887年にムハンマド2世が孫のために建てた宮殿を博物館として開放したもので、中には王室の伝統やしきたりに関する資料や、王室の婚礼衣装、生活用品などが展示されています。
「イスタナ・ジャハール」は、その豪華な建物も見どころの一つです。黄色い鮮やかな柱が印象的な外観と、シックで落ち着いた雰囲気の内装は高級感が漂いとても素敵。美しい彫刻が施されたユニークな建物は、一見の価値がありますよ。
名称:Istana Jahar
住所:Jalan Sultan, 15000 Kota Bharu, Kelantan, Malaysia
公式・関連サイトURL:http://kelantan.attractionsinmalaysia.com/JaharPalace.php
4.ハンディクラフト博物館
マレー系住民が多いコタバルは、昔から伝統工芸が盛んな地域として知られています。そんな伝統工芸品の制作過程を見学できるのが「ハンディクラフト博物館」。こちらは、マレーの伝統家屋を使用した博物館で、展示物はもちろん建物そのものも見どころとなっています。
館内ではバティックや銀製品、マレー凧などが展示されており、熟練工によるデモンストレーションが行われています。伝統工芸品は購入することもできるので、コタバル観光のお土産にいかがでしょうか?館内に併設されたレストランでは、マレーの伝統料理を味わうこともできます。
名称:Handicraft Village and Craft Museum
住所:Jalan Merbau, Bandar Kota Bharu, 15000 Kota Bharu, Kelantan, Malaysia
公式・関連サイトURL:http://kelantan.attractionsinmalaysia.com/HandicraftVillageandCraftMuseum.php
5.カンポン・ラウ・モスク
「カンポン・ラウ・モスク」は、18世紀初頭に建設されたクランタン州最古のモスクです。金属釘を一本も使わず木釘のみで建てられた木造モスクで、元々はクランタン川近くカンポン・ラウ(ラウ村)にあったものを、川の氾濫被害から守るため現在の場所に移転し復元しました。
コタバル中心街からは車で20分ほど離れていますが、これは足を延ばしてみる価値がありますよ。残念ながら信者以外は中に立ち入ることができませんので、中を覗いてみたい方は窓から見てみてくださいね。
名称:Masjid Kampung Laut
住所:Jalan Kuala Kerai 16450 Ketereh, Kelantan, Malaysia
公式・関連サイトURL:http://kelantan.attractionsinmalaysia.com/MasjidKampungLaut.php
◎まとめ
コタバルは、実は日本と縁深い街でもあります。太平洋戦争に先立って行われた「マレー半島上陸作戦」で、日本軍が上陸した場所がまさにこのコタバルなのです。コタバル中心部から10km離れた「パンタイ・サバ(Pantai Sabak)」には、上陸した地点を表すモニュメントが展示されているほか「戦争博物館」もあり、当時の様子をリアルに伝えています。日本人としてぜひ訪れておきたいですね。