世界遺産アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物

イラン北西部のアルダビール州には、宗教建造物とその他の生活施設の両方を複合した建造物群があります。2011年に世界遺産に登録されたアルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物で、14世紀に建設されました。

サファヴィー教団の教祖のお墓であるシェイフ・サフィー・ユッディーン廟や、陶器の館と呼ばれる博物館など、この世界遺産には様々な魅力が詰まっていますよ。今回はそんなイランの世界遺産、アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物についてご紹介します。

アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物とは？

イラン北西部のアルダビール州にある、アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物は、建造物群として注目を集めており、人気の観光スポットです。敷地内には、図書館や学校、病院やバザールなど様々な施設があり、8つの門で外とつながり、それぞれに7つの階段がつけられていることが特徴。

イスラム神秘主義の教団の一つであった、サファヴィー教団の開祖サフィー・ユッディーン・イスハーク・アルダビーリーの墓所として1334年に建設されたのが始まりです。シェイフ・サフィー・ユッディーン廟の外観は、高さ17mもの円筒形をしており、内部が豪華絢爛な装飾。さらに隣接しているシャー・イスマイール一世の廟や、その反対側の陶器の館と呼ばれる博物館、ムヒール・ディーン・ムハマドの墓なども観光客を魅了するスポットとなっています。

アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物へのアクセス

イランの北西部にあるアルダビールまでは、直行便はないため、中東やヨーロッパを経由して行きます。アルダビール空港から中心部までは、タクシーで約15分で到着。アルダビール中心部から、シェイフ・サフィー・ユッディーン廟までは徒歩で約10分です。

アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物のおすすめポイント2

シェイフ・サフィー・ユッディーン廟

最大の見所といえば、なんといってもシェイフ・サフィー・ユッディーン廟です。高さ17mもある円筒形の外観は、ブルータイルの細かなモザイクが施されており神秘的。外から見学しているだけでも十分楽しめます。

さらに内部も豪華に仕上げられており、アッラー・アッラーと呼ばれる八角形の立体的な構造で金で装飾されているので圧巻。約51kgもの金を使用し、壁一面が透かし細工を施されているので、じっくりと眺めてくださいね。

様々な建築物

敷地内には、他にも様々な建築物が建ち並んでいます。陶器の館と呼ばれている博物館では、当時の歴史や文化、背景について展示がされており、中国の皇帝から贈られた立派な陶磁器を見学することもできます。また後にサファヴィー教を起こす当時の指導者シャー・イスマイール一世の廟も人気。これらの廟には、代々王家一族が葬られてきた歴史があるので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

◎まとめ

イランの世界遺産、アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物についてご紹介しました。神秘的で豪華な廟や博物館など、歴史を物語る世界遺産なので、観光客を魅了します。イランに訪れた際は、是非訪れて当時の雰囲気を楽しんでくださいね。

世界遺産アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物