名称:スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町
(古代都市スコータイと周辺の古代都市群/Historic Town of Sukhothai and Associated Historic Towns)
住所:Ban Kluai, Muang Sukhothai, Sukhothai 64000
公式・関連サイトURL:https://whc.unesco.org/en/list/574/
タイ北西部にあるスコータイ遺跡は、「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」という名称で、周辺の環境とともに1991年に登録されたタイの世界遺産です。
今回は、ウルトラマンのモデルになった仏像?!というウワサもあるスコータイ遺跡の見どころなどをご紹介します。スコータイを訪れる際には、ぜひ参考にしてください。
目次
タイの世界遺産「古代都市スコータイと周辺の古代都市群」とは?
目次を閉じる
「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」とは?
スコータイは現在のタイ人の多数派にあたる民族、小タイ族によってスコータイ王朝の都として栄えた町です。スコータイ王朝は一時大きく発展して栄華を誇り、当時の東南アジアで1番大きな国家になった時代もありました。
しかし、国王が亡くなると、衰退の時代を迎えます。現在のタイでバンコクから気軽に行ける有名な世界遺産スポット「アユタヤ王国」の属国となり、やがて吸収されました。
スコータイはわずか140年という短い期間しかこの地域を治める事ができなかった国ですが、歴史あるタイ王国の中で輝かしい時代を築いた1つの国と言っていいでしょう。
現在、スコータイにはスコータイ王朝がこの地を統治する以前、カンボジアを拠点とするクメール王朝の影響を受けた世界遺産も含め、数多くの遺跡が点在。スコータイ王朝の遺跡以外でも見どころの多い世界遺産となっています。
「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」のおすすめスポット①:ワット・シー・チュム
ワット・シー・チュムはスコータイを代表する寺院です。屋根のない本堂の壁に囲まれるようにして、高さ約15mもある仏像が安置されており、見るものを圧倒します!世界遺産に登録される前に修復されているので、スコータイの世界遺産の中でも特に保存状態がいい遺跡です。
実はこのワット・シー・チュムは、日本でお馴染みの特撮映画「ウルトラマン」のモデルになったと言われています。また、スコータイに伝わる碑文によるとこの仏様はタイ語で「アチャナ仏」とも呼ばれおり、意味は「おそれない者」という意味をもつようです。まさしく正義のヒーローのような仏様ですね!
「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」のおすすめスポット②:ワット・トラパン・グーン
世界遺産スコータイ遺跡の中心にあたるワット・マハータートの西側に、長方形の人工的につくられた池があります。ワット・トラパン・グーンはその人工池の前にあります。
ストゥーパの前に安置されている遊仏像は、手や足に優雅さを感じる少し珍しいポーズが特徴です。古くから世界遺産の都市スコータイに住んでいたタイ人の遊び心や、現在にも続くタイ王国で暮らす人々の何事にも寛容な性格が世界遺産にも表れているのかもしれません。
「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」のおすすめスポット③:ワット・マハータート
スコータイ遺跡のほぼ中央に位置するのがワット・マハータート。この世界遺産のなかでも、最も重要な寺院のひとつです。
アユタヤでも全く同じ名前の遺跡を目にした方もいるかもしれませんが、スコータイ遺跡のワット・マハータートの方が、アユタヤのものと比較して保存状態が良好。基壇の上に残る柱やモンドップと呼ばれる8つのお堂から、コータイ王朝が栄華を極めた時代の豪華な寺院姿を想像することができる世界遺産です。
「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」の注意事項
スコータイ遺跡は非常に大きく、全てを見るには丸1日はかかります。スコータイ遺跡を効率よくまわるには、市内にあるレンタサイクルで自転車を借りる方法や、スクーターでまわる方法がおすすめです。
スコータイではまだ悪質なトゥクトゥクの運転手が多く、勝手にアチコチ連れ回しては、後で高額な料金を請求してくるという古いタイプの詐欺も未だにおこなわれています。相手から声をかけてきた車両には乗らない事で、乗り物系の詐欺の大半は防げるはず。タクシーやトゥクトゥクを使う場合は、必ず自分から声をかけて乗るようにしましょう。
◎タイの世界遺産「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」まとめ
今回は世界遺産スコータイをご紹介しました。スコータイ遺跡を訪れる方はチェンマイに宿をとって、チェンマイを拠点にし、行動する方も多いとは思います。しかし、スコータイにもホテルや家庭的なゲストハウスが沢山あるので、泊まってみると新しい発見があるかもしれませんよ!