【世界遺産】安徽南部の古村落-西逓・宏村とは?|ノスタルジックな村へ行こう!

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【世界遺産】安徽南部の古村落-西逓・宏村とは?|ノスタルジックな村へ行こう!

遠い昔にタイムスリップしたかのような景色が広がる安徽省南部の古村落。白壁の古民家が水面に映るようすは、ノスタルジックで美しく高い人気を誇ります。

2000年に世界遺産に登録された西逓・宏村を中心とした村々は、建造物だけでなく街の区画や給水システムなど生活に必要なものの整備も素晴らしく先人の知恵を感じさせます。他ではなかなか見られない貴重な文化遺産といえるでしょう。本記事ではこの安徽省の古村落についてご紹介します。

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【世界遺産】安徽南部の古村落-西逓・宏村とは?|ノスタルジックな村へ行こう!

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安徽南部の古村落-西逓・宏村とは?

「安徽南部の古村落」とは、安徽省黄山市にある古民家群です。北宋時代に造られた祠堂、牌楼、古民居などが、ほぼ完全な形で保存されていて、「微州建築」「微州派」と呼ばれるその建築様式は、独特の風格と精巧な窓枠彫刻で有名です。

その中でも「西逓村」、「宏村」は、有名な微州派建築で、中国古代農村の面影を残しているのです。西逓村は街の中央に幹線道路があり、現在でも医者がいる屋敷などの公共施設が残っています。そして、宏村は水ともにあった生活をうかがうことができます。街の中を水路がめぐり、月沼や南沼などの大きな池沼の水面には、白壁の町を映し出されます。

安徽南部の古村落-西逓・宏村へのアクセス

安徽省は、飛行機・鉄道・高速道路のどれをとっても充実しているので、中国国内のどの都市からでもアクセスは良いといえます。黄山まで飛行機を利用する場合、北京・上海・合肥・重慶から黄山屯渓空港まで直行便があります。

鉄道を利用するなら、上海・北京・南京などの主要都市から安徽省合肥市まで行くことができます。南京から合肥市までは約1時間、上海からでも3時間ほどしかかかりません。

安徽南部の古村落-西逓・宏村のおすすめポイント①:西逓村

900年以上の歴史がある西逓村は、古くは胡氏一族が暮らしていました。胡氏は1465年から商売で成功し、土木や建築、道路整備や架橋などを行いました。

西逓村には明や清の時代に建てられた建造物が多く残っており、「中国明清民家博物館」と呼ばれています。

また、村の入口にある、牌坊と呼ばれる門も壮麗でかつての西逓村の繁栄ぶりを感じさせます。

安徽南部の古村落-西逓・宏村②:宏村

宏村は黟県の県城から北東約10㎞に位置します。12世紀の南宋時代に造られ始めた村で、古くは汪氏一族が暮らしていました。現在、明・清の時代の建築物が137棟残っています。

宏村は、高い所から見ると山の渓谷に牛が寝そべっているような形です。このような村の配置は、微州の村落の典型的な形です。村には白壁や瓦造りの古民家が整然と並び、その様子はまるで何百年も昔にタイムスリップしたかのようです。また、水路や池沼のある風景が宏村ではおなじみ、月沼や南沼の景色は、絶好のビュースポットですよ。宏村は「中国画里郷村」と呼ばれ、中国各地から写生をするために人々が訪れる場所。ぜひ、一度訪れてみてください。

安徽南部の古村落-西逓・宏村のおすすめポイント③:徽派文化

出典: asante / PIXTA(ピクスタ)

17~19世紀にかけて、活躍した安徽省の商人たちによって、この地域には「徽派文化」と呼ばれる文化が花開きました。世界遺産の西逓村と宏村では、徽派文化を感じられるスポットが多くなります。

徽派文化を代表するのが建築です。白壁のほかにも、緻密な彫刻が至るところに施されています。このような彫刻は一般の民家から公共施設として使われていた建造物でも見ることができます。

◎まとめ

安徽省の世界遺産、西逓村と宏村、どちらの街も美しい風景ですよね。はるか昔の生活がまるで今でもそのままそこにあるような、そんな素朴で風情のある佇まいは、訪れる人に癒しを与えてくれます。

上海や北京からも、飛行機や鉄道を利用したらそんなに遠くないので、少し足を延ばして出かけてみてください。タイムスリップしたかのような街並みの中で、現実から離れてみるのも楽しいかもしれません。きっと素晴らしい旅の思い出となることでしょう。

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