小人たちの住む街 ブロツラフのお勧め観光スポット8選

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小人たちの住む街 ブロツラフのお勧め観光スポット8選

ポーランド南西部に位置する都市ブロツラフは、100以上の橋がある水上都市の街。街の至る所に小人がいたりと、一見、落ち着いた可愛らしい街に見えます。過去には、ドイツやチェコの国境から近いことから幾多の戦乱や政治的動乱に巻き込まれてきました。

ポーランド領ではなかった時代もあり、そうした歴史の中、ブロツラフの人々は圧制に苦しみながらも新たな外来文化を吸収しながら再生することを繰り返しています。今日のコスモポリタンな文化は、人々の努力の証。

伝統的なヨーロッパの建築物の他にも、スケールの大きな動物園や植物園もあるので、お子様も楽しめますよ。ブロツラフの観光スポットをご紹介します。

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小人たちの住む街 ブロツラフのお勧め観光スポット8選

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1.ブロツラフ旧市街

出典: MarKord

中世ヨーロッパの色鮮やかで、童話のような世界が広がる美しい旧市街。ブロツラフを訪れたならまず足を運びたい観光スポットです。とても美しい建物が多いので散策するのも楽しいですよ。

旧市街広場にある特徴的な外観のブロツラフ旧市庁舎と、その地下にあるレストラン「ピヴニツカ・シフィドニツカ」も人気の観光スポット。ピヴニツカ・シフィドニツカはなんと創業1273年です。

同じく旧市庁舎地下にある「レストラツィア・スピージュ」は、ビールファン垂涎の有名パブで、普通の美味しいビールから、好きな人にはたまらない珍しいレシピのビールまで楽しめます。

ブロツラフでは、旧市街に限らず様々なところでドワーフ(小人)の銅像を見つけることが出来ますよ。小人は現在250人以上いて、ツーリストインフォなどでも売られているブロツラフ小人マップも人気です。

2.オストルブ・ツムスキと聖ヨハネ大聖堂

出典: KavalenkavaVolha

オストルブ・ツムスキはブロツラフ市内で最も歴史のあるエリアで、ブロツラフの真珠とまで言われています。昼間に歩いてももちろん美しいですが、ライトアップされる夜は更に美しいです。

このエリアには美しい建築物が沢山あり、特におすすめは聖ヨハネ大聖堂。12世紀からこの地にあった大聖堂を改修したのが現在の原型です。その後、何度が損傷を受けるたびに修改築され、その度に時代ごとの建築様式が混ざっていきました。

聖書をモチーフとした像やステンドグラスも美しく、ポーランド人には熱心なキリスト教徒が多いのも納得。観光地というよりは、荘厳な雰囲気が漂っています。大聖堂を訪れた時は、ぜひ塔にも登ってみてくださいね。ここから見渡すブロツラフの東欧的な街並は素晴らしいですよ。

3.ブロツラフ大学博物館

出典: commons.wikimedia.org

この博物館内にあるアウラレオプルディナは、ポーランド最大のバロック様式のホールで、大学の施設とは思えないくらい豪華で厳かな雰囲気。300年ほど前の1728年から1734年にかけて建造されました。

第二次世界大戦の戦火をまぬがれたこの講堂は、素晴らしい建築物で、様々な歴史を目撃してきたが故の深みが感じられます。天井にはびっしりと絵が描き込まれていて室内の調度も美しく、目の保養になること間違いなし。 

音楽ホールであるはオラトリウム・マリアヌムは音響が素晴らしいことでも有名。コンサート会場としても使用されていますが、コンサートが聴けたら素敵な思い出になりますよ。ホームページでコンサートの予定を調べてみてくださいね。

4.ブロツラフ大学植物園

出典: pl.wikipedia.org

こちらもブロツラフ大学の施設で植物園です。オストルブ・ツムスキからも近い、この植物園にはバラエティ豊かな植物があり、手入れも行き届いた広い観光スポット。

花の咲き乱れる春や夏は特に美しいですが、紅葉の季節もまた美しいです。また植物が沢山あるので、虫やカエルや鳥なども沢山います。

バラは勿論、アジサイやアロエにサボテンまで、世界中の様々な地域で採集された植物が育てられていて、楽しめますよ。旧市街やオストルブ・ツムスキを観光してから来ると、木々や緑の多さに驚かれるかもしれないですね。

5.ブロツラフ動物園

出典: commons.wikimedia.org

旧市街から公共交通機関で約30分ほど行ったところにあるブロツラフ動物園は、ポーランド最大の動物園。日本ではあまり動物園に行ったことがないという方にも、ここはオススメ出来る観光スポットです。

ポーランドの物価からすると入場料はやや高めかもしれませんが、しっかり動物園の設備に投資されています。動物たちが住みやすく、来園者が快適に過ごせるよう、とてもきめ細やかな配慮がありますよ。

動物や魚の種類も5000種類以上とバリエーションが豊富。園内は広大で、水族館の見せ方もセンスが良く凝っていて、アスレチック施設もあるので、子供から大人まで楽しめること間違いない観光地です。

6.世界遺産 百年記念会館と噴水

出典: commons.wikimedia.org

1813年のライプツィヒの闘いから、100周年を記念して建てられた百年記念会館。1911年から建設が始まり、1913年に完成したこのホールは当時世界最大のコンクリート建築物でした。

建物の中はSF映画に出てきそうな空間で、当時の最先端をいく建築家がデザインした建物だと感じられます。そうした革新性も評価されて、2006年にユネスコの世界遺産に登録されました。

館外の庭園にある泉はポーランド最大で、ヨーロッパでもトップクラス。800の照明と300の噴水設備があり、音楽とシンクロした噴水のショーは見ごたえ抜群です。特に日が沈んでライトアップされてからは、幻想的な美しさ。冬季はアイススケートリンクとなり、地元ブロツラフ市民や観光客を楽しませています。

7.ラツワヴィツェの展望美術館 パノラマ・ラツワヴィツカ

出典: commons.wikimedia.org

世界的にもとても珍しい巨大絵画が展示された美術館「ラツワヴィツェの展望美術館」。館内には、15m×140mの巨大な絵画がパノラマ状に360度に渡って展示されています。

絵のモチーフになっているのは、ポーランドが分割統治されていた1794年にロシアの支配に対して反旗を翻したポーランドの英雄タデウシュ・コシチューシュコ率いる蜂起軍によるラツワヴィツェでの闘いの様子。

ポーランドが他国に占領され独立を失っていた、約百年後の1893年に9ヶ月かけて絵は描かれました。1946年にこの展示はブロツラフに移設。ポーランド民族の誇りを取り戻す為に描かれた360度の反逆の巨大絵画は迫力満点です。

8.市場会館

出典: commons.wikimedia.org

ブロツラフ大学からも近い旧市街にあるマーケットホール。建設されてから100年ほど経った建物は、レトロな雰囲気が漂っています。

果物や野菜などの生鮮食品やお茶やお花など、日常に欠かせないものも販売しているので、ブロツラフの人々の生活がわかりますよ。見て周るだけでも楽しめるので、ぜひ観光してみてくださいね。

◎まとめ

ブロツラフの街をご紹介しました。可愛らしい雰囲気の街ですが、悲しい歴史もあり人々の復元への想いが感じられます。この他にもまだまだ魅力的な観光スポットがありますよ。

またブロツラフは2016年欧州文化首都に選ばれた街で、コンテンポラリーな文化も盛んです。旧市街のお洒落なカフェで、コンテンポラリーなカルチャーを発信しているお店のマップがあるかもしれないので、ぜひ見てくださいね。

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