ジンバブエの世界遺産マナ・プールズ国立公園でサファリを楽しもう!

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ジンバブエの世界遺産マナ・プールズ国立公園でサファリを楽しもう!

ジンバブエ西部に位置する「マナ・プールズ国立公園(Mana Pools National Park)」は、1984年にサピサファリ地域およびチュウォールサファリ地域と共に、ジンバブエで初めての世界遺産に登録されました。
ショナ語で「4」を意味する「マナ」という名の通り、公園内には4つの大きな湖があり、ザンベジ川流域には砂丘や森林など豊かな自然が広がっています。

この地域には、乾季に入ると水を求めてたくさんの動物が集まって来るんですよ!カバやワニ、ゾウ、バッファローなどの大型動物も間近で見られるとあって、ジンバブエでも人気の観光スポットとなっています。
それでは、ジンバブエの世界遺産「マナ・プールズ国立公園、サピとチュウォールサファリ地域」についてご紹介していきましょう。

目次

ジンバブエの世界遺産マナ・プールズ国立公園でサファリを楽しもう!

マナ・プールズ国立公園、サピとチュウォールサファリ地域とは?

出典: Great Stock/Shutterstock

ジンバブエの北部に位置する「マナ・プールズ国立公園、サピとチュウォールサファリ地域(Mana Pools National Park, Sapi and Chewore Safari Areas)」は、ザンビア川の中流に広がる世界遺産です。
雨季には氾濫したザンベジ川が湖をつくり乾季には草原が現れることから、ゾウやバッファロー、シマウマ、ライオン、ヒョウなどの大型動物がたくさん集まってきます。

公園内はサバンナと森林地帯で形成されており、シマウマやゾウ、インパラなどの草食動物や鳥類が多いのが特徴。他の自然保護区に比べて肉食動物が少ないため、ガイド無しでサファリを楽しんだり、歩いて園内を回るウォーキングサファリを楽しむこともできるのです。

ここは、アフリカ南部で最も手付かずの自然を楽しめる場所でもあるんですよ。大型動物をより間近で観察できるマナ・プールズ国立公園では、「テントを張って寝ていたらゾウやカバが遊びにやって来た」なんてこともあるのだとか。スリル満点のサファリを体験したい方はぜひ!

マナ・プールズ国立公園、サピとチュウォールサファリ地域へのアクセス

まずはジンバブエの首都ハラレ(Harare)を目指しましょう。日本からジンバブエまでの直行便はなく、アジアや中東、アフリカなどを経由しながら2回以上乗り換えるフライトスケジュールがほとんどです。
所要時間は最短で24時間弱。中には35時間程かかる便もあるので注意しましょう。

世界遺産「マナ・プールズ国立公園」はジンバブエの北部、ザンビアとの国境近くにあります。
ハラレからは約390Kmも離れており車でも6時間以上かかるので、公園内での宿泊は必須。
個人手配ではなく、ハラレ発の現地ツアーに参加するのがおすすめです。

マナ・プールズ国立公園、サピとチュウォールサファリ地域のおすすめポイント

◆マナ・プールズ国立公園

アフリカ大陸で4番目の長さを誇るザンベジ川は、雨期になると氾濫し、一帯が湖のようになってしまうのが特徴です。この湖が乾き後退して行くときに、水を求めて大型動物が集まって来ます。そのため、このザンベジ川を含むマナ・プールズ国立公園は、アフリカ屈指の狩猟地であり景勝地となっているのです。

ザンベジ川周辺はマホガニーやイチジク、エボニー、バオバブなどの木が立ち並ぶ森林地帯となっており、乾季に入るとカバやワニ、ゾウなどの大型動物が集まってきます。ライオンなどの肉食動物が少ないので、公園内を歩きながら回ることも可能。より間近で動物たちを観察できちゃいますよ。

◆宿泊施設

世界遺産「マナ・プールズ国立公園」内にはいくつかの宿泊施設があります。ザンベジ川沿いにある5つのロッジのうち2つは大型のロッジで、温水が出るシャワーやトイレが完備されているほか、キッチンや調理器具まで備わっているのが特徴です。街中のホテル同様タオルも用意されているので、荷物が少なくて済むのも魅力ですね。

ロッジの前に広がるバルコニーからは、水を求めて集まってくる動物を観察したり、風景を楽しんだりすることもできます。特に、朝日や夕暮れ時の風景は格別!雄大な自然を眺めながら野生の動物たちを観察できるなんて、なんとも贅沢な時間だと思いませんか?まるで宝石を散りばめたような満天の星空も必見です。

より自然を身近に感じたい方には、ザンベジ川沿いのキャンプ場がおすすめ。最も大きいのはビジターセンターに隣接しているキャンプ場で、こちらも温水が出るシャワーが完備されています。程よくプライベート感も味わえるので、静かにのんびりサファリを楽しみたい方にはもってこいですよ。

◆バラエティー豊かなアクティビティ

マナ・プールズ国立公園は、別名「ウォーキングサファリの聖地」と呼ばれています。他の自然保護区に比べて肉食動物が少ないため、園内を比較的自由に歩き回ることができるのです。このウォーキングサファリは、マナ・プールズ国立公園のスタッフが満月前後の3日間にかけて園内を案内してくれるもので、参加者は食糧など必要なものを全て持参して移動して行きます。

動物との距離の近さが魅力のマナ・プールズ国立公園では、ウォーキングサファリ以外にもライオンを探すツアーや釣り、ザンベジ川を下るカヌーサファリなど、ワクワクするようなアクティビティが目白押し!
大人から子供まで楽しめるものばかりなので、ぜひ参加してみてください。

中でもカヌーサファリはおすすめですよ。川下りをしている最中に遭遇する巨大なカバやワニの迫力は、想像を絶するものがあります。その恐ろしさに思わず叫んでしまう方もいるそうですが、動物たちがびっくりしてしまうので騒いだり近づきすぎないよう注意しつつ、安全なサファリを楽しみましょうね。

◎まとめ

野性味あふれるサファリを、一生に一度は経験してみたいと思いませんか?大地に沈む夕日に満天の星空、人懐っこい小動物に大自然の中を悠々と歩く大型動物たちの姿。どれもこの世界遺産「マナプールズ国立公園、サピとチュウォールサファリ地域」で見ることができますよ!
日本からは遠く離れていますが、そんな場所にこそ非日常はあるのです。

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