名称:世界遺産サンガイ国立公園
住所:エクアドル中央
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/260
サンガイ国立公園は、エクアドルのほぼ中央に位置している世界遺産です。トゥングラワ県やモロナ・サンティアゴ県、チンボラソ県の3県に広がる公園で、園内にはサンガイ山とアルタール山、トゥングラワ山があります。
サンガイ国立公園の総面積は、広大で愛知県と同じぐらいの広さ。熱帯雨林と氷河というコントラストのはっきりした自然美などが評価され、1983年に面積の約半分が世界遺産として登録されました。そんなサンガイ国立公園の、世界遺産としての魅力や観光スポットをご紹介しますので、ぜひ参考にして下さいね。
目次
5000mの高地も含むエクアドルの世界遺産!サンガイ国立公園
サンガイ国立公園とは?
サンガイ国立公園にある3つの山は、標高が5000m以上の高山のため、公園内で見られる植物や動物相もバラエティに富んでいます。低い地域は、熱帯雨林で覆われ、川にはピラニア、森にはコンゴウインコや美しいブルーのモルフォチョウなどが生息し、ジャングルらしい景観。標高2000m以上になると、体長2mにもなるメガネグマやジャガー、ヤマバクなどが見られますよ。
さらに標高4000m以上の地域では、アンデスのコンドルが生息しています。ちなみに、希少なヤマバクは世界遺産サンガイ国立公園の代表的動物。植物相に関しては、地衣類やコケ類からロイヤルパーム、熱帯植物のグアヤクム、ブロメリアなど多様な植物が見られます。
またサンガイ国立公園にある湖の数は、なんと300個以上!有名なのは5kmの長さを持つピタダ湖で、美しい自然の風景を見ながらハイキングやサイクリング、乗馬などを楽しめます。
世界遺産サンガイ国立公園へのアクセス
日本からエクアドルの直行便はないので、アメリカやメキシコ、ヨーロッパを経由し、エクアドルの首都キトまで行きます。キトからは、国内線でグアヤキルまで飛行機で約1時間。グアヤキルから世界遺産観光ツアーが出ているので、それに参加するのがおすすめ。
またサンガイ国立公園は広く、どの部分を目指すかにより行き方も変わります。ツアーに参加しない場合は、グアヤキルから国立公園近隣の町「リオバンバ」か「バーニョス」までバスで行くことも可能です。バーニョスには宿泊施設やレストランもあり、シーズンにはアウトドアスポーツをしに来る観光客で賑わいますよ。
サンガイ国立公園のおすすめポイント2
トレッキング
5000mを超える山が3つもあり、ユニークな生態系を見せる世界遺産サンガイ国立公園。トレッキングにぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。トレッキングツアーには様々なコースがあり、キトの町の方から他の国立公園を回って来るものや、サンガイ国立公園内で長期間楽しむコースまで種類豊富。またツアーに参加すると、ホテルまで迎えに来てもらえるものもあります。
ツアーの中には、ハイキングやキャンプをしながら宿泊するものもあり、野鳥や動物達を観察しながら楽しめますよ。標高が変化する度に植物も変わり、高所に行けば、火山らしい溶岩の風景や、美しいカルデラ湖も見られます。ツアーでは、移動時の車や荷物運び、宿泊場所、ハイキング中の食事、山でのガイドなど、全てが値段に含まれているので楽。山でどういった物が必要になるか、現地スタッフが良く知っているので安心ですよ。
ラフティング
サンガイ国立公園は、アウトドアスポーツが好きな人たちが集まるところとしても知られています。園内のかなり勢いのある滝で、ラフティングをする観光客もいますよ。特にパスタザ・リバーは、ラフティング好きな人たちの間では有名。
また、川底に向かって崖からバンジージャンプをしたり、滝の水が激しく落ちてくるすぐ横をロープつたって登って行ったりスリル満点。アクティビティとして、ラフティングはかなり人気が高いので、ツアーを組んでいる旅行会社もあります。家族や友達のグループでラフティングに参加できるコースもあるのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
◎まとめ
エクアドルの世界遺産サンガイ国立公園の魅力をご紹介しました。自然豊かな公園で楽しめるアウトドアが豊富で、様々なアクティビティがありますよ。ぜひエクアドルならではの自然を満喫してください。