名称:ピピラ記念像
住所:Zona Centro, Guanajuato
メキシコの中央高原に位置する世界文化遺産に町全体が登録されているコロニアル都市、グアナファトです。メキシコには多くのコロニアル調の町が存在するのですが、その中でも一番美しいと言われているのがこちらです。
こちらの観光の一番の楽しみ方は、まるでおとぎ話に出てきそうな風景を見ながら町を散策すること。町のありとあらゆる所に魅力的な観光スポットが存在し、どれだけ歩いても飽きることはありません。また暗くなってくるとその綺麗な街並みがライトアップされ、幻想的な風景が広がります。
今回はそんな魅力的な町グアナファトの観光スポットを紹介します。
目次
メキシコが誇るコロニアル都市グアナファトの観光スポット8選
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1.ピピラ記念像
グアナファト観光の一番のおすすめは、やはりその街並みを堪能することです。中でも今回紹介するピピラ記念像のあるピピラの丘からはその綺麗な街並みが一望することができる、グアナファト観光の際には絶対に外すことのできないポイントです。
ファレス劇場の裏手から出るケーブルカーに乗りピピラの丘に向かい出すと、徐々にその街並みが自分の足元に広がりだし、到着位置の丘の上からはグアナファトの街並みが一望できます。日中でも充分綺麗な光景を満喫することができるのですが、やはり一番は街全体がライトで照らされ幻想的な光景が広がる夜です。そこからの光景を見てしまうと一気にこの町の虜になることでしょう。こちらの丘の上にあるピピラとはメキシコ独立戦争の際に活躍した若き鉱夫であり、メキシコ独立における英雄の一人です。
グアナファト観光はここから始めてはいかがでしょうか?
2.フアレス劇場
メキシコ国内には多くの劇場が存在しますが、グアナファトのフアレス劇場はその中でもトップクラスの美しさ。18世紀には全世界の3分の1の銀を産出するほどの規模であり、多くの富を享受することとなったグアナファトですが、その中でも町の中心部に位置するこのファレス劇場は豪華のひとことにつきます。特に夜間はライトアップがされその豪華さが引き立てられます。
また目の前に広がる広場には多くのレストランがテラス席を構えて営業しており多くの観光客が集います。メキシコの伝統音楽を演奏する楽団も定期的に現れるので、広場や劇場の美しい光景とともに食事を楽しむことができますよ。グアナファト観光の夜をここで満喫してはいかがでしょうか?
名称:フアレス劇場
住所:De Sopena S/N, Zona Centro, 36000 Guanajuato
3.口づけの小道
銀産業で栄えたサカテカスやタスコなどと同じく急な斜面や小道が多くあるグアナファトですが、その中でも特筆すべきなのがここ口づけの小道。その道幅はたいへん狭く向かい合う家のバルコニーから恋人同士がキスできると言われるほどで、それゆえにいつしか口づけの小道と言われるようになりました。中世の美しい景観も相まって非常にロマンティックな雰囲気で、多くの観光客やカップルから人気のスポットとなっています。
名称:口づけの小道
住所:Zona Centro, Guanajuato
4.ミイラ博物館
グアナファトの中心地からバスで15分ほど行ったところにある公共墓地の一角に構えられた博物館です。その名の通りミイラが大量に展示された博物館で、その数は100体以上。これらは古代エジプトなどの死後防腐処理を施したミイラとは異なり、グアナファト特有の乾燥した気候や土壌により自然にミイラ化したものばかりです。また特別な人達のミイラでなく全て一般人。そのため背広姿やドレス姿、また老人から赤ちゃんにいたるまで様々なミイラが展示されています。
また見学が終わり建物をでると、多くの地元の人たちがミイラ飴というリアルなミイラの形をした飴を売るため観光客を待ち構えています。少し不気味ですが、ここならではのユニークなお土産として人気です。
名称:ミイラ博物館
住所:Explanada del Panteón Municipal s/n, Centro, 36000 Guanajuato
5.アロンディガ・デ・グラナディータス
グアナファト観光のもう一つの名所である博物館です。1810年に始まったメキシコ独立戦争にて、グアナファトにあるこの建物を要塞として立てこもる政府軍と、イダルゴ神父率いる解放軍との間で激しい戦いが行われていました。その際解放軍側の若き鉱夫ピピラが松明を背負って突入したのが政府軍が立てこもっていたこの要塞です。1958年には州立博物館となりホセ・チャベス・モラドによるグアナファトの歴史を描いた壁画や、グアナファトの鉱山の最盛期の様子を示す展示品、また古代遺跡からの出土品などが展示されています。多くの観光客も訪れていますよ。
グアナファト観光の際には街歩きだけでなく、このような博物館にてこの土地の歴史を学んでみるのも良いですね。
名称:アロンディガ・デ・グラナディータス
住所:Mendizábal 6, Centro, 36000 Guanajuato
6.ディエゴ・リベラ博物館
グアナファト観光のもう一つの名所です。メキシコ壁画運動をシケイロス、オロスコとともに牽引した人物であり、メキシコを代表する画家フリーダ・カーロの夫としても有名なディエゴ・リベラの生家がこちらになります。1階には当時のリベラ家の生活を感じることができる家具や調度品がそのままの状態で配置され、また2階以上にはグアナファト時代の作品から彼がヨーロッパに滞在していた時の作品が展示されています。また各時代を象徴する作品で構成されたギャラリーともなっています。
この場所でメキシコ壁画作家として、またフリーダ・カーロの夫として有名なディエゴ・リベラに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
名称:ディエゴ・リベラ博物館
住所:Positos 47, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto., メキシコ
公式・関連サイトURL:
7.イダルゴ市場
グアナファトにあるこちらの建物はメキシコ独立戦争の開始から100年を記念し、1910年に駅舎として建設されたものです。そのため正面玄関の装飾は非常に豪華なものとなっているのですが、一度その中に入ってしまえばそれはやはりメキシコの市場。
グアナファト市民の普段の台所として各種食品(肉、野菜、果物など)から日常で使う文房具から洋服まで、雑然とした雰囲気の中いろいろな物が販売されています。またメキシコのその他の町の市場同様に一角には食堂があり、タコス・トルタ(メキシコ版サンドイッチ)・各種スープなどをリーズナブルに食べることができます。
衛生面には若干の不安があるものの、メキシコに観光に来たのならばこのようなローカルな食堂で地元の料理を食べるのも醍醐味のひとつではないでしょうか?グアナファト観光を市民の目線で楽しむ上での外せない観光スポットです。
名称:イダルゴ市場
住所:Zona Centro, Guanajuato
8.グアナファト大学
ここグアナファトは観光客だけでなく実はメキシコの中でも有数のスペイン語を学びに来る学生が多く集まってくる町です。その中でも今回紹介するグアナファト大学は外国人向けのスペイン語コースを設けてあり、日本の多くの大学生が留学で訪れる大学として有名です。
こちらの大学は1732年にイエズス会の学校として設立され、1955年から州立の大学なった音楽や演劇の分野で有名な自治大学です。大学とは思えないほどの歴史ある荘厳な外観が特徴。またこの大学の本館には113段の石段で有名であり、多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。
名称:グアナファト大学
住所:Zona Centro, Guanajuato
◎まとめ
メキシコに多くあるコロニアル調の町の中でもトップクラスの人気をほこる世界文化遺産の町、グアナファトの観光名所の紹介をさせていただきました。グアナファトはコロニアル調の美しい街並みのほか、過ごしやすい気候で治安も良く、快適に観光を楽しむことが出来るのも大きな魅力。首都メキシコシティや大都市グアダラハラからの交通の便も比較的良く、また周辺には同じくコロニアル調の美しい町が多くあるので、これらとあわせて訪れてみるのも良いですね。