名称:Wet Tropics of Queensland
住所:オーストラリア、クイーンズランド州北東部
公式・関連サイトURL:http://www.wettropics.gov.au
クイーンズランド州北東部に位置していて、南北に長く伸びている「クインズランドの湿潤熱帯地域」。1億3000年前の白亜紀に形成された世界最古の熱帯雨林地帯です。敷地内には国立公園や保護区などが含まれていて、同時にたくさんの動植物が生息しています。今回は世界遺産の「クインズランドの湿潤熱帯地域」について紹介します!
目次
世界最古の熱帯雨林地帯が残るクインズランドの湿潤熱帯地域
クインズランドの湿潤熱帯地域とは?
この世界遺産はグレートバリアリーフに沿うように存在している熱帯雨林地帯です。1988年に世界自然遺産として登録されました。この敷地内には10の国立公園や保護区、私有地などを含めて成り立っています。
この熱帯雨林が形成されたのは恐竜がまだ生きていた約1億3000年前ということから、今でもその時と同じ姿を見ることができます。植物はなんと約3000種にもおよび、タイミングが良ければ絶滅危惧種に指定されている動物たちに会うことも可能ですよ。19世紀に作られた鉄道は約34キロメートルにおよび、この世界遺産とキュランド村を結ぶ大切な役割を担っています。その車窓から見える景色は絶景です。
クインズランドの湿潤熱帯地域へのアクセス
成田や関西の空港からケアンズ行きの直行便が運航しています。フライト時間は約7時間30分。ケアンズからはケープ・トリビュレーションなど各国立公園行きのバスツアーがあります。鉄道を利用するとキュランダまでは約1時間30分。ケアンズからデインツリーへは車で約2時間でアクセスすることができます。
クインズランドの湿潤熱帯地域のおすすめポイント3
キュランダ鉄道での観光
キュランダ鉄道での観光はこの世界遺産の名物となっています。ケアンズからキュランダ村までを結んでいるこの鉄道は、19世紀に錫鉱山へ食料を運ぶ目的で建設されました。
約34キロメートルにもおよぶ鉄道観光では、グレートバリアリーフの海や緑濃い熱帯雨林、断崖を流れ落ちる滝など様々な景色を見ることができます。まるで独り占めしているかのような感覚に包まれるでしょう。また、タイミングが良かったら野生のカンガルーやコアラなどを見ることもできますよ。オーストラリアに来た感覚と感動を得られること間違いないです。
スカイレールで一味違った感動を
スカイレールを利用すると、また違った景色を味わうことができます。ケアンズとキュランダ村の間には、スカイレールと呼ばれている空中ケーブルが通じていて、これに乗りながら足元に望む大自然はなんとも言えない絶景です。
熱帯雨林の樹海や渓谷、グレートバリアリーフなどもこのスカイレールから望むことができますよ。オーストラリアが誇るこの世界遺産を空からも眺めることができるのは贅沢としか言いようがないでしょう。この贅沢を味わうために世界中から観光客が集まるのも理解できるほどの圧巻な景観です。
ウールーヌーラン国立公園
ウールーヌーラン国立公園はミラミラ滝やユーベナンジーの湿原地帯などが有名です。バードウォッチングやトレッキング、時期によってはダイビングを楽しむことができます。オーストラリア国内でも有名なミラミラ滝は、世界中から観光客が訪れるほど人気が高い観光スポットです。マビ熱帯雨林に囲まれた高さ20メートルのカーテンのような景色を眺めることができます。
他にもオーストラリア最小最古のカンガルー・ニオイネズミカンガルーなどにも運が良ければ出会うこともできるので、世界遺産へ訪れた際にはぜひチェックしてみてくださいね。
◎まとめ
今回は世界遺産「クインズランドの湿潤熱帯地域」を紹介しました。オーストラリアのイメージにぴったりな熱帯雨林や大自然が美しい景色を織りなしている世界遺産です。同じく世界遺産のグレートバリアリーフと共に、大自然に囲まれた特別な時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?