名称:Bungva lake
住所:Savannakhet, Laos
タイの都市ムクダハンと、メコン川の国境を挟んだところに位置するラオス中南部の都市サワンナケート。ラオス初代首相カイソーン・ポムウィハーン氏の出身地であり、首都ヴィエンチャンに次いで人口が2番目に多い県でもあります。
ベトナムのフエやハノイとの国際バスが発着していたり、ベトナムとタイを結ぶ物流、交通の要所としても機能していますよ。
そんなサワンナケートには、フランス植民地時代の建造物を残す街並みが広がっていたり、郊外には歴史的な寺院や遺跡が残っています。もちろん豊かな自然も!
今回は、おすすめの観光スポット5カ所に絞って紹介していきます!
1.ブンワ湖
サワンナケート周辺で最大の湖であるブンワ湖。水牛が闊歩していたり、地元の人々がのどかに釣りをしていたり、辺りは牧歌的な風景が広がり、時の流れを忘れてしまいそう。湖の淵に沿って整備されている道路を、トゥクトゥクに乗ってドライブするだけでも心地良いでしょう。
サワンナケートの町から東へ12kmほどなので、自転車をレンタルしても行ける距離ですね。湖上には数ヶ所レストランがオープンしていて、その建物がとっても趣のある木造の茅葺き屋根で出来ています。
湖に吹く風を受けながら食べるラオス料理は、おいしさが何倍にもなること間違いなし。サワンナケートの観光名所である、タートインハンへの通り道でもあるので、併せて観光プランを組んでみても良いでしょう!
2.タートインハン
サワンナケートの街から15kmほど離れた郊外に、ひっそりと佇む仏教寺院がタートインハンです。16世紀に建立後ラオス仏教の聖地とされていて、タイの国境が近いことから、ラオス人のみならずタイ人の参拝者も多く訪れる寺院として知られています。
また、お祭りの時期にはラオス各地から高僧が集まってきて、大きな盛り上がりを見せますよ。
寺院の中にいる尼僧にお布施を渡すと、お祈りしながらミサンガを手首に巻いてもらえる、バーシーの儀式を体験することもできます。中央に位置する9mの仏塔はきらびやかこそないものの、立派な佇まい。多くの人々の信仰を背負ってきた、力強さを感じ取ることができるでしょう。
名称:That Ing Hang
住所:In Ban That Village about 15km north of Kaysone Phomvihane District, Savannakhet, Laos
3.恐竜博物館
恐竜の化石に触れるという、実に珍しい体験ができる博物館がサワンナケートにあります。この化石はサワンナケートで見つかったものであり、最初は1936年にフランス人考古学者により発見され、その後5ヶ所で発掘されました。
それらを展示しようとフランスの支援により、科学技術局がこの恐竜博物館を設立しました。メコン川にほど近い場所にあるので、街を散策しながら気軽に訪れることができる観光スポットですよ。
建物自体は小ぢんまりとしていて、展示部屋も2部屋とボリュームは多くありませんが、館長やスタッフから丁寧かつ熱心な説明を受けられるので、鑑賞したり説明文を読むだけよりも理解が深まります。
現在も発掘作業は続いているので、将来貴重な化石がこの恐竜博物館で展示され、サワンナケートの一大観光スポットになる日が来るかもしれません。
名称:The Savannakhet Dinosaur Museum
住所:Savannakhet, Laos
4.フアンヒン
クメール王朝の遺跡として知られるフアンヒン。詳細は明らかになっていませんが、その建立は1,000年以上遡るともいわれていて、ラオス南部のワットプー遺跡と同じクメール文化の存在を示す貴重な遺跡です。
ところが不幸なことに、もともとこの地にあったオリジナルの彫刻のほとんどは、持ち去られてしまっているか、激しく劣化してしまっています。とはいえ、ラオス語で「石の家」という意味を持つフアンヒンにはその名の通り、石を素材にした建造物が目を引きます。それら石造技術に着目して観光してみるのもおもしろそうですね。
毎年4月の満月の夜には、お祭りも開催されています。サワンナケートから約65km南へ行ったところにあるので、サワンナケート市街から観光ツアーに参加するのがおすすめです。
名称:Heuan Hinh (Stone House)
住所:Ban Dong, Dokmay Songkhone district, Savannakhet
公式・関連サイトURL:http://www.bicycle-adventures.com/savannakhet-attractions.html
5.聖テレサ教会
サワンナケートの街の中心に位置するこの聖テレサ教会は、サワンナケートのシンボルと言っても過言ではありません。周辺は、フランス植民地時代の名残を感じられる西洋風の建物が並んでいるので、街を歩くだけでも立派な観光になりますよ。
毎週日曜は礼拝に多くの人が訪れ、厳粛な雰囲気を帯びますが、それ以外の時間は礼拝堂の中に入ることができます。ステンドグラスから注ぐあたたかい光を浴びながら心を落ち着けてみてはいかがでしょう。
夜は教会前の広場でナイトマーケットが開かれ、地元の人にも観光客にも人気のスポットになっているので、ぜひ夜のサワンナケートも満喫してください!
名称:Eglise Sainte Thérèse
住所:Savannakhet,laos
◎まとめ
サワンナケートのおすすめ観光スポット5箇所はいかがでしたか?
多くの観光客はベトナムとタイの横断、または、ラオス縦断の中継地点として、短い滞在で通り過ぎてしまうような場所ではあるかもしれませんが、サワンナケートには魅力的な観光スポットがある街なんです。
街中の道幅は広く歩きやすいので、コロニアル様式の建物を見ながら散歩したり、サイクリングしたりするだけでも観光地ならではの異国情緒を感じ取ることができますよ。
ラオス観光の際は、サワンナケートにもぜひ立ち寄ってみてください!