世界遺産ワット・プーの観光拠点となる街「パクセー」の観光名所5選!

画像出典:Tango7174 (CC BY-SA 4.0)

世界遺産ワット・プーの観光拠点となる街「パクセー」の観光名所5選!

パクセーはラオス南部にあるラオス第2の都市。人口およそ十万人の規模を誇ります。1946年にラオス王国が誕生する前、この場所にはチャンパーサック王国があり、パクセーはその首都でした。

パクセーの夏の平均最高気温は35℃程度、冬でも30度と、一年を通して非常に温暖な国です。2001年に「ワットプー」が世界遺産に登録された事で、ワット・プーを観光する際の拠点となるこの街も、徐々に観光地として注目されはじめてきています。

地理的には、セダン川とメコン川の合流地点に位置しており、隣国であるタイやカンボジアとの国境にも近いため、古くから貿易も非常に盛んな街です。タイやカンボジアから陸路で入国してくる観光客も多く、これから益々注目される都市です!

そんなパクセーの観光スポットをご紹介します。

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世界遺産ワット・プーの観光拠点となる街「パクセー」の観光名所5選!

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1.ワット・プー遺跡公園

出典: Pierre André Leclercq (CC BY-SA 4.0)

パクセーに来る観光客の一番の目当ては、この遺跡かもしれません。10世紀頃、カンボジアの遺跡アンコールワットを建設したとされる民族、クメール民族によって建設されたとされ、アンコールワットよりも古く、非常に歴史のある遺跡です。

カンボジアの遺跡のクメール様式と、ベトナムの遺跡のチャンパ様式が混在した遺跡で、ワット・プーの彫刻にはヒンドゥー教のモニュメントが多く見られます。やはりアンコール遺跡群を思い起こす方も多いかもしれません。

また、2009年より毎年1月〜2月にワット・プーでお祭が開催されるようにもなりました。5日間の開催期間には、延べ10万人もの観光客がパクセーに集まり、一年で一番パクセーが賑わいます。僧侶の托鉢や王朝時代の行列を再現した催し物が執り行われ、観光するには最高の時かもしれません。

ワット・プー祭の最終日には、四千本のロウソクで遺跡を照らすイベントが開催されているので、そちらも合わせて観光したいですね!

2.ラオス日本大橋

タイのウポンラチャタニーからパクセーに入る際は、この橋を渡ってパクセー市内に入る事になります。また、パクセーからワットプー観光へ向かう際にもこの橋を利用します。

これは日本の経済援助で2000年に建設された橋、ラオス日本大橋です。メコン川にかかるこの大きな橋は、朝には水面に反射した光で橋のシルエットが強調され非常に美しい姿を見せてくれます。夜には街灯で照らし出され、日中とは全く別な顔になります。

ラオスと日本との友好関係を象徴するこの橋を、パクセーを観光する際は、意識して通りたいですね!

3.チャンパサック歴史遺産博物館

チャンパサック歴史遺産博物館は、パクセー中心街から徒歩で行ける観光スポットです。博物館の入館料は10,000キープで、ワット・プーやその周りに点在する遺跡を紹介したパンフレットも購入する事ができます(英語版あり)。

ワット・プーへ行く前に、このチャンパサック歴史遺産博物館へ来て下勉強しておくと、ワットプー観光やパクセーの街の見え方も、さらに味わい深いものになるかもしれません。この博物館は、2階建てで展示物は主に一階に置かれています。

なんの囲いもなく無造作に展示物が置かれていますが、歴史的に貴重な品が多数展示してあり、中でもトモ遺跡の彫刻が掘られたマグサ石は、精細な彫刻が見て取れ、栄光の時代があったことを想起させてくれます。

パクセーに来た際は、是非ともよりたい観光スポットです!

4.ダオファン市場

パクセーの町の東側、チャンパーサック県最大にしてパクセーで最高の品揃えを誇る巨大市場、それがダオファン市場です。ビッシリとならんだ露店で、衣料品や食品、生活に必要なものは何でも売られており、その店の数に圧倒されることでしょう。

特に食べ物は、生鮮食品、肉、隣国から輸入された麺類に、香辛料、そして特に目をひくのが地元メコン川でとれた新鮮な魚。見ているだけでも楽しめる市場です。観光客向けではないので、日本語はもちろん英語も通じませんが、その分パクセーに住む人々のリアルな生活を垣間見る事ができる場所でしょう。

交通機関があまり便利とは言えないラオスですが、ダオファン市場は、パクセー中心街からも歩いていける距離にありますので、街の雰囲気を肌で感じながら、歩いて観光しに行ってみましょう。

5.パースワムの滝

出典: PIERRE ANDRE LECLERCQ (CC BY-SA 4.0)

パクセー郊外にある観光スポットにパースラムの滝と、滝に併設されているテーマパークに少数民族の村があります。パクセー市内から訪れる場合は、タクシーやトゥクトゥクを利用するのが一般的ですが、レンタルバイクを利用する観光旅行者もいます。

パースラムの滝の四方から囲うように流れ落ちるダイナミックな景観は、ラオスに手付かずの自然が残っている事を感じさせてくれます。また、滝に併設して建てられているラオスの少数民族の伝統的な家から、リアルな少数民族の暮らしを垣間見ることができます。

この少数民族の村はテーマパークとして作られたものですが、実際に多様な少数民族が1つの敷地内で生活している場所。これは世界的にも珍しく、大学から研究者が訪れたりする事もあり、パクセー近郊の人気観光スポットになってきています。

◎まとめ

パクセー周辺には、今回ご紹介した以外にも沢山の遺跡があります。中にはまだ観光客が入れない場所で発見された遺跡もあるようですよ。なので、もしかすると今後も新しい観光スポットがパクセー周辺で増えていくかもしれませんね。

ラオスという国自体も、今回紹介したパクセーも、まだまだ発展途上な部分を残しており、伸びしろが沢山あるので、今後が凄く楽しみです。
成長目まぐるしいこの国は、行く度に新しい発見ができるかもしれませんね!

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