名称:ナムハー自然保護区
住所:Luang Namtha, Laos
ミャンマー、中国と国境を接するラオス最北の県ルアンナムター。ラオス国内で近年観光客が増加している地域として知られています。ナムハー自然保護区でのトレッキングやナムター川のカヤッキングといった、手付かずの自然を余すことなく存分に満喫できるツアーが人気。少数民族の村々も森の各地に点在しているので、興味のある民族の村巡りをするのも良し。ここでは、そんなルアンナムターの観光スポット5ヶ所を紹介していきます!
目次
ラオス最北の秘境・ルアンナムターのおすすめ観光スポット5ヶ所!
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1.ナムハー自然保護区
開発が進むルアンナムターですが、このナムハー自然保護区は96%が原生林という貴重なエリア。観光客にとっても、自然豊かなありのままの森を探検できるということでとても人気です!
ルアンナムターを訪れる観光客のほとんどはトレッキング目当てと言っても過言ではありません。日帰りから数日間のプランまであるので日程や費用を検討して選んでくださいね。
保護区域内には300種類ほどの鳥類が観察されていて他にも象やサル、トラなど多種多様な動物が生息しています。中には絶滅危惧種に指定されているウンピョウやガウルといった本当に珍しい動物もいるんですよ。そしてトレッキングツアーの醍醐味はもうひとつ、少数民族との触れ合い。
アカ族、カム族、ランテン族などそれぞれが持つ独自の文化を比較してみるのもおもしろいでしょう。
2.Phoum Pouk Stupa
ナムター谷の北東に位置するナムゲン村の近くに位置するPhoum Pouk Stupaは、遡ること1628年に建立された仏塔です。白い土台の上で金色に光り輝く仏塔はとても鮮やかで神々しい雰囲気を感じますよ。
ルアンパバーンに中心があったラーンサーン王朝とチェンマイのランナー王朝との中立地帯を明確にするための象徴として存在していて歴史的にも意義があります。しかし当時の仏塔はベトナム戦争の最中である1966年にアメリカ軍の爆撃に遭い破壊されてしまい、その後新しいモニュメントが2003年に建てられました。
そんな歴史の変遷を経て今ではルアンナムターの観光スポットとして観光客が訪れる場所となっています。小高い丘の上に建っていてるので、のどかなルアンナムターの街並みを見下ろすこともできますよ。
名称:Phoum Pouk Stupa
3.ナムター川
ルアンナムターの観光のハイライトは、やはり大自然を満喫すること。ルアンナムターの街の東側を流れるナムター川でのカヤッキングは観光客に人気があります。日帰り、1泊2日、それ以上と日程は数種類あるのでお好みのプランを選びましょう。
ナムター川沿いには黒タイ族やレンテン族、カム族などの少数民族が今も暮らしていて、それぞれの村を訪れ竹の家や糸紡ぎ、竹細工など伝統的な暮らしを見ることができます。貴重な木製のボートが現役で川に浮かぶ牧歌的な風景も。
また、ルアンナムター名物「竹の橋」もこのナムター川にかかっています。籠状の竹の中に石を詰めた土台の上に木を敷いただけという見た目にも簡素な橋ですが、意外と丈夫で地元の人の生活に欠かせない橋となってるんですよ。
名称:ナムター川
住所:Luang Namtha, Laos
4.ナムディー滝
ルアンナムターの市街地から北東へ進むこと約6km。ラオスの少数民族ランテン族が住むナムディー村の中にナムディー滝はあります。滝自体は水量も落差もそれほどなく観光名所と宣伝することは難しいですが、それでもルアンナムターを訪れる観光客の多くがここを訪れる理由は周辺の景色やそこに住む人々の生活に魅力があるからでしょう。
ランテン族は100年ほど前に中国南部から移民してきた民族で、ブラックインディゴに染められた服をまといピンク色の紐飾りや銀アクセサリーを身につけていて本当にオシャレですよ。村では竹を原料にした紙作りの見学や村人が手作りをした雑貨類の購入も出来ます。
名称:ナムディー滝
住所:Luang Namtha, Laos
5.ナイトマーケット
どこの街に行ってもナイトマーケットを観光するのは楽しいですよね。ここルアンナムターにも小ぢんまりとしたナイトマーケットがあります。街の中心部にあるので観光者も行きやすいですよ。18時くらいからお店が開き始め、およそ22時頃までマーケットが続きます。
屋台で買った料理は周辺のテーブルでそのまま食べられます。パパイヤサラダや焼き鳥、カオソーイなどラオスのローカル料理はもちろんのこと、ちょっとぞっとしますが現地の人々の貴重なタンパク源でもある昆虫も売られていたりします。
ラオスのビールであるビアラオを片手に、ルアンナムターに住む人や観光客との交流をしながら更けていく夜も良いですね。
名称:ナイトマーケット
住所:Luang Namtha, Laos
◎まとめ
首都ビエンチャンからルアンナムターまではラオス航空が就航していますが、ルアンナムターを訪れる観光客の多くは北部ルアンパバーンやタイ北部チェンマイ、チェンライから陸路を利用しています。
東南アジアの国はどこも常夏のイメージがありますが、ルアンナムターは標高2,000mほどの高地で、1月や2月の乾季には最低気温が10度を下回ることもあります。防寒対策はしっかりとするようにしましょう。大自然と素朴な街並みに出会える街、ルアンナムターを観光する際は、この観光ガイドをぜひ参考にしてみてくださいね。