ニュージーランド南島、小さな町ティマル－のお勧め観光スポットをご紹介

ニュージーランドの南島のカンタベリー地方第二の都市ティマルーは、クライストチャーチとダニーデンのちょうど中間に位置しており、どちらからも車で三時間程の距離です。カヌーで航海していたマオリの人々が、この地を風雨を避ける避難所として利用していたことから、マオリ語で避難所を意味する「テ・マル」という名前が付けられたのが由来だと言われています。

ニュージーランドの美しい東海岸にあるは魅力ある観光スポットが！小さな街なので見所もきゅっと詰まっています。それでは捕鯨で賑わった頃に、船のサービスステーションだった場所に出来た観光案内所からスタートしましょう！

1.テ・アナ

ティマルーの観光スポット、テ・アナは、観光案内所に併設されたニュージーランドの先住民族、マオリ族に関する文化資料館です。マオリ族は1100年頃に現在のカンタベリー地方に入植し、海産物や鳥類を狩猟し、生活を始めました。テ・アナではマオリの一族であるナイ・タフを中心とした伝統的な岩絵に関している資料が多く展示されているほか、さまざまな体験型展示も用意されています。所要約1時間の館内ツアーが行われているほか、マオリ族のガイドとともに実際に保存されている岩絵を訪ねていくという、他に例を見ない所要約3時間のツアーもありますよ。要予約の有料メニューですが、参加する価値あり！ニュージーランドの歴史に大切な、マオリ族の事を詳しく知るまたとない機会なので、是非ツアーに参加してみて下さいね。ちょっと珍しい観光をしたい方におすすめですよ。

ちなみに、マオリ語で「こんにちは」は「キアーオラ」と言います。ニュージーランド滞在中に観光箇所やテレビで何度も耳にする挨拶ですので是非覚えておきましょう。

2.サウスカンタベリー博物館

次の観光スポット、サウス・カンタベリー博物館は、八角形のギャラリー・スペースが特徴的な博物館。ここは自然の生態系、地質学、マオリ族の歴史などの展示を見学できる施設で、19世紀に捕鯨の基地として栄えた歴史もここで詳しく知る事ができます。中2階には、衣類や生活用品などが展示され、この町の人たちがどんな暮らしをしてきたかを学ぶことが可能。

館内の天井には、ティマルーの隣町、テムカ出身の発明家で飛行家のリチャード・ピアスが製作した飛行機のレプリカが！こちらもお見逃しなく！

3.キャロライン・ベイ

ティマルーで一番人気の観光スポットは、観光案内所から徒歩約20分のところに位置している綺麗なビーチ、キャロライン・ベイです。19世紀に捕鯨で賑わっていた頃の捕鯨船の名前から名付けられたと伝わります。周囲には緑地が広がり、ミニゴルフができたり、遊歩道を利用して散歩をしたりと、週末は地元の人々がピクニックに訪れています。ティマルー市民の憩いの場でもあるんですね。ちなみに、ビーチからティマルーの中心部にかけては、カフェやレストランが立ち並び、夏になると特に賑わいを見せますよ。

毎年クリスマスの翌日から10日間ほど開催される夏の一大祭りキャロライン･ベイ･カーニバルも有名。カーニバル期間中は移動遊園地やコンサート、大晦日のカウントダウンイベントや花火などのさまざまなイベントが行われるので、日程が合えば参加するのも楽しそうですね！

4.エグアンターイ・アート・ギャラリー

ティマルーで、アートに触れる観光なんていかがですか？エグアンターイ・アート・ギャラリーは、1901年に建てられた個人の邸宅でしたが、1956年にティマルー市に寄贈されました。ニュージーランドだけでなく、6世紀から現代までの世界中の絵画を収蔵している施設。ビクトリア女王時代のコレクションは特に充実しており、見応えあり！また、海外のコレクターと共同で行われる特別展はいつも内容が素晴らしいと評判なんですよ。ニュージーランド、日本、アフリカのアーティストによる彫刻の置かれた庭園も必見。

◎まとめ

クライストチャーチの町から車でテカポ湖経由でマウントクックに行く際には、ティマルーの街のそばを通ります。せっかく見所のある街なので立ち寄って観光してみてはいかがですか？

キャロライン・ベイ沿いのカフェで海を見ながらティータイムを過ごしたり、ティマルーの街並みを散策してみたり、のんびり過ごすにはピッタリな小さな町ですよ。

ニュージーランド南島、小さな町ティマル－のお勧め観光スポットをご紹介