名称:ゴイアス歴史地区
住所:Goiás Brazil
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/ja/list/993
ブラジルの首都ブラジリアから西におよそ300kmのところにあるゴイアスは、18世紀に建設された小さな町。18世紀の初めに金鉱脈が見つかると大勢の労働者が集まり、繁栄しました。
世界遺産になったゴイアス歴史地区には、カラフルな建物や教会、石畳の道があり美しい町並みが広がります。18世紀の後半頃から町は、衰退しているため、今ではかつてのような活気はありませんが、静かな観光地としても人気のスポット。そんなゴイアス歴史地区の魅力についてご紹介します。
目次
18世紀に建設されたブラジルの世界遺産!ゴイアス歴史地区の魅力
ゴイアス歴史地区とは?
ゴイアスという名は、かつてこの地に住んでいた先住民の名前で、ゴイアス州の州都だった町。現在では3万人ほどの人々が暮らす小さな町ですが、18世紀にゴールドラッシュによって急速に発展していきました。
一時は100万人もの人々が暮らす都市になり、教会や住宅街、当時の知事の宮殿など美しい建築物が建てられます。その後、半世紀もすると鉱脈が枯渇し、町は衰退していきました。町は山間部にあるため、近代開発はされず、今もなおゴールドラッシュの時代に築かれた多くの建築物が残ります。
ゴイアス歴史地区へのアクセス
日本からブラジルへの直行便はないため、アメリカやヨーロッパを経由し、さらにサンパウロなどブラジル国内の都市を乗り継ぎ、ゴイアニアまで行きます。ゴイアニアからゴイアスまでは、バスで約3時間30分。本数が少ないので、時間を確認してからの観光をおすすめします。
ゴイアス歴史地区のおすすめポイント2
町並み
ブラジルの世界遺産ゴイアス歴史地区の見どころは、何といっても町並みです。コロニアル調の可愛らしい家々が建ち並び、町歩きが楽しめます。美しい白壁や色とりどりの壁、窓枠の水色や赤などの色彩は、日本ではあまり見られない光景。
また、きれいなレンガ屋根が広がる景色は見ごたえがあり、統一感があります。18世紀頃に建てられた建築物とは思えない、保存状態の良さは魅力的。ぜひ町を散策してみてくださいね。
教会
出典: Wesley Silva de Souza/shutterstock
ゴイアス歴史地区で、もう一つおすすめしたいのが教会です。ブラジルでは多くの人々がキリスト教を信仰しており、ゴイアスの町にも多くの教会が建てられました。
青い十字架が印象的なサンフランシスコ教会は、爽やかなブルーとイエローを基調とした可愛らしい教会です。また、北西部の丘陵地帯にあるロザリオ教会は、外観は重厚なデザインですが、中に入るとシンプルで明るい雰囲気。町全体もお土産屋さんや可愛らしいお店が多いので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
◎まとめ
ブラジルの世界遺産ゴイアス歴史地区についてご紹介しました。18世紀の美しい町並みが残るゴイアス歴史地区は、観光におすすめのスポットです。それほど治安も悪くないので、静かに楽しめますよ。