「ひなせ」と読む備前市の日生町で一味違った観光を楽しめるスポット4選

「ひなせ」と読む備前市の日生町で一味違った観光を楽しめるスポット4選

岡山県備前市にある日生町(ひなせちょう)は、1800年代の日生村から始まりました。2005年に備前市、吉永町と合併し現在は備前市に含まれる形になっています。瀬戸内海に面する日生町は平地が少なく山林がほとんど。14ほどの島々からなる日生諸島と呼ばれる島々ではカキ養殖が盛んで、カキオコなど牡蠣グルメが大人気。今回は、そんな備前市日生町で、海鮮グルメも楽しめる施設を加えたおすすめ観光スポットを4ヶ所ご紹介します。

目次

「ひなせ」と読む備前市の日生町で一味違った観光を楽しめるスポット4選

1.日生の歴史を学ぼう「加子浦歴史文化館」

加子浦歴史文化館

江戸末期の資産家の民家を移築した「加子浦歴史文化館」は、日生の歴史とともに町の主要な産業である漁業の歴史年表などが見られる資料館と、文芸作家を紹介する文芸館に分かれています。

資料館は、漁業に用いられた道具や船大工によって作られた船の模型などとともに、日生を支えてきた海運に関する資料などを多く展示。一方の文芸館は日本の蔵をモチーフとして作られており、備前市や日生に関わりのある作家が紹介されています。

日生出身の画家の作品が展示されていたり、日生諸島出身の作曲家岡千秋の代表曲が流れるなど、日生にまつわる文芸作品にふれることができます。

2.日生の海の幸を堪能!「五味の市」

日生 五味の市

日生の主要産業は漁業。そんな日生の海の幸を食べることができるのが「五味の市」です。この五味の市は日生の漁協が開いている市場で、オススメは何と言っても牡蠣。岡山県は牡蠣の生産量、水上げ量が全国でもトップクラスで、中でも日生の牡蠣はつぶが大きく食べ応えがあります。

五味の市ではこの日生の牡蠣を使った牡蠣料理を食べられます。「カキオコ」は大人気のご当地メニュー。牡蠣のレパートリーの中でも一風変わっているのが「カキフライソフト」。これはカキフライ2つと刺身醤油がトッピングされた変わり種のソフトクリームです。その味は、実際に食べて確かめてみてください!?
隣接する「海の駅しおじ」で、海鮮バーベキューもどうぞ。

3.日生で中南米?「BIZEN中南米美術館」

BIZEN中南米美術館

出典: 663highland (CC BY-SA 4.0)

展示されているのは中南米の考古学美術作品や民俗学的資料ばかりという「南米テーマパーク」といっても過言ではない「BIZEN中南米美術館」。日生町で財をなした森下精一氏が南米を訪れた時、古代アメリカ文化に魅了されたことがきっかけとなって誕生しました。

先述の通り、メキシコからペルーにかけての中南米10か国の歴史的な資料が約1800点展示されています。中南米の考古学美術館としては日本ではここだけなので、訪れる価値が高い観光スポットです。

この美術館の建物には、人間国宝である藤原健氏が製作した備前焼の陶板約16000枚を使用。建物自体が美術作品となっています。日生で、日本ではなかなか見られない中南米の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

4.日生諸島で体験「古代体験の郷まほろば」

冒頭でも触れたように、日生町には約14の島で構成される日生諸島があります。この日生諸島の中でも最大の島である鹿久居島(かくいじま)では、縄文時代の生活を体験することができます。それが古代体験の郷「まほろば」。

まほろばには高床式住居や竪穴式住居があり、実際に高床式住居に泊まることができます。もちろん、火おこしや竹細工作りなども体験できますよ。今やなんでも簡単にできる時代において、全て自分の力でなんとかするという貴重な体験を、まほろばでしてみましょう。

◎一味違った観光が楽しめる備前市日生町のスポットまとめ

備前市日生町 頭島大橋と日の出

美しい瀬戸内海と島々の自然景観に癒される日生町。一風変わった美術館や牡蠣を使ったメニューが楽しめるなど、普通の観光とは一味違った魅力を楽しめる町でもあります。観光地としての日生町を知らない人が多いからこそ、隠れた名スポットを楽しめるのではないでしょうか。日生町に興味を持たれた方はぜひ実際に訪れてみてくださいね。

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