名称:フロントストリート(Front Street)
住所:East Front Street, Traverse City, Michigan, United States
公式・関連サイトURL:http://www.downtowntc.com/
ミシガン州の北、オールド・ミッション半島の付け根にトラバースシティはあります。市街の北にはワイナリー兼ぶどう園が集中し、一大生産拠点として有名です。
一方ダウンタウンでは、フロントストリートがパフォーマーのメッカとなり、観光客や地元民を惹きつけます。町の周辺にはザ・ヴィレッジやクリンチ・パークなど自然と親しめる場もあり、バランスよく整った環境がトラバースシティの魅力の一つとも言えますね。
今回はワイン巡りを中心に、トラバースシティの観光スポットを初めて訪れる人でもわかりやすく紹介していきます。気になる場所があったら、迷わず観光リストに載せましょう!
目次
ぶどう園とワイナリーに溢れるトラバースシティで自然と親しもう!
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1.フロントストリート
ボードマン川が蛇行した辺りにあるストリート。イーストフロントストリートとウエストフロントストリートがあり、トラバースシティの中心地です。二階から三階建ての建物が通りの両サイドに並び、歩行者天国では、多くのパフォーマーが芸を披露しています。
フロントストリートは週末にかけて徐々に盛り上がってくる観光スポットなので、週の初めはガランとしていることが多いです。パフォーマーの演目はバイオリンやコントラバスを用いた演奏や、大きなシャボン玉を使った大道芸などバラエティ豊か。通るたびに違う演目を見られるので、ホテルなどはフロントストリートの近辺を押さえるのもいいかもしれませんね!
反対にパフォーマーがたくさんいるということは、人が多く集まる観光スポットということです。観光客狙いの詐欺やスリには用心しておきましょう。
2.ザ・ヴィレッジ・アット・グランド・トラバース・コモンズ
かつて病院などに使われていた施設をリモデルした一大ショッピングモール。メインは一世紀前のイタリアン・ヴィクトリア風の建物です。四階建てで屋根は青く、壁はクリーム色に塗られています。窓の一つ一つにも装飾があり、素人でもカメラに収めたくなるフォトジェニックな観光スポットです。
敷地一帯はグランド・トラバース・コモンズと呼ばれ、「ザ・ヴィレッジ」はその一つです。トラバースシティ自慢の観光スポットで市街から自動車で10分ほどの距離に位置しています!辺りは緑で囲まれ、レストランが数店舗とショッピングも楽しめます!
また、ザ・ヴィレッジでは居住しているトラバースシティ市民もおり、ここで働くこともできます。歴史ある建物に興味のある方は、住みたい気持ちも分かるかも。さらに敷地内では森林浴を楽しめるリラクゼーションスポットもあるので、半日から一日かけてゆったりと観光するといいでしょう。
名称:ザ・ヴィレッジ・アット・グランド・トラバース・コモンズ(The Village at Grand Traverse Commons)
住所:830 Cottageview Dr, Traverse City, MI 49684, USA
公式・関連サイトURL:http://www.thevillagetc.com/
3.オールド・ミッション・ポイント灯台
1870年に建設された古い灯台。外観は円柱ではなく、一階建てのアメリカンハウスの屋根に灯台のライトの部分を設置したような構造になっています。
市の中心部から自動車で30分ほどの観光地で、トラバースシティの北、オールド・ミッション半島にあります。オールド・ミッション・ポイント灯台は、グランド・トラバース湾が一望できる自然いっぱいの名所です。「湾」といっても海ではなく湖の一部。トラバースシティ全体が大きな湖に囲まれた土地なので、日本では珍しい光景かもしれませんね!
訪れる観光客は地元の人が多く、とても静かな場所です。オールド・ミッション・ポイント灯台はトラバースシティとオールド・ミッション半島のシンボルとして有名。トラバースシティの冬は寒いので、春から秋にかけて観光するといいでしょう。
名称:ミッション・ポイント灯台(Mission Point Light)
住所:20500 Center Rd, Traverse City, MI 49686, USA
公式・関連サイトURL:http://www.missionpointlighthouse.com/
4.Brys Estate Vineyard & Winery
トラバースシティの目抜き通りから車に揺られること20分。ラベンダーの香る赤い屋根のワイナリーが見えてきます。オールド・ミッション半島の途中にある、トラバースシティでも好評のぶどう園兼ワイナリーです。眼前には広大な敷地にまっすぐに統一されたぶどう畑が広がります。ぶどう畑は小高い丘になっているため、遠くにはグランド・トラバース湾が臨める観光スポットです。さらに、併設されたレストランではワインのテイスティングが楽しめますよ!
観光客向けにワインの販売も行っていて、赤ワインや白ワイン、ロゼワインを取り扱っています。内装は木のぬくもりのある作りで、ワインボトルが壁一面にディスプレイされているトラバースシティらしい観光地です。春から秋にかけて宿泊も可能なので、興味のある方は事前にチェックしてみるといいかもしれませんね!
名称:Brys Estate Vineyard & Winery
住所:3309 Blue Water Rd, Traverse City, MI 49686
公式・関連サイトURL:https://www.brysestate.com/
5.Bowers Harbor Vineyards
オールド・ミッション半島の北寄りにある素朴なヴィンヤード(ブドウ園)。賞を獲得したワインがのどを潤します。ここのワインは200年以降、14種類のワインがミシガン州のコンテストでシルバーやゴールドを獲得しているのです!
Bowers Harbor Vineyardsはトラバースシティの市街から自動車で25分ぐらいの所にあり、知る人ぞ知るヴィンヤードといった印象。ぶどう畑に囲まれた平屋のテイスティングルームでは、のんびりとワインをいただけます。トラバースシティの人やワイン好きな観光客が至福の時間を楽しんでいます。
たわわに実るグリーンのブドウを眺めつつ、ワインをテイスティングなんて贅沢ですよね。トラバースシティ市街の観光に疲れたら、オールド・ミッション半島のヴィンヤードでワインを飲むのもいいでしょう。また、ここでウェディングもできますので、海外で結婚式を挙げたい方は候補の1つにいいかもしれませんよ。
名称:Bowers Harbor Vineyards
住所:2896 Bowers Harbor Rd, Traverse City, MI 49686
公式・関連サイトURL:http://www.bowersharbor.com/
6.シャトー・シャンタル・ワイナリー
宿泊もできる本格的なワイナリーです。オールド・ミッション半島の東寄りに位置し、テイスティング・ルームのほかB&B(ベッドアンドブレックファースト)方式で11部屋が宿泊可能となっています。うち3部屋は開業した1993年のもので、残り8部屋が2003年に増床した部分です。
トラバースシティの中心部から車で20分ほどなので、アクセスも良好。アスファルトで整備された入り口にはロータリーもあるので、お車でもわかりやすいでしょう。
シャトー・シャンタル・ワイナリーでは観光のほか「ワイン・ブート・キャンプ」の名目でぶどう(ワイン用)の育て方やワインの作り方、テイスティングの仕方などを学べます。そのため、特にワインに関心のある方が集まってくるトラバースシティの観光スポットです。
さらに月に数回、料理教室も実施しています。どの料理に、どのワインが合うかといったことも学べることでしょう。トラバースシティの中でも施設が大きくしっかりとしているので、初めて観光する方にもおすすめのワイナリーです!
名称:シャトー・シャンタル・ワイナリー(Chateau Chantal)
住所:15900 Rue Devin, Traverse City, MI 49686
公式・関連サイトURL:http://www.chateauchantal.com/
7.クリンチ・パーク
トラバースシティでも人気の海岸公園です。ウエスト・グランド・トラバース湾に沿って広がる海岸は1500フィート(およそ140メートル)あり、トラバースシティのダウンタウンから徒歩圏内なので、いつも観光客で賑わっています。
公園にはカリブの海賊に出てくるような帆船も見られるため、ボートが好きな人にもおすすめの観光地です。トラバースシティ市民の憩いの場とも言えるクリンチ・パークでは、ピクニック・テーブルや休憩所なども設置され、サマーシーズンにはライフセーバーも待機しています。
遠くにはヨットもたくさん見える観光エリアなので、ダウンタウンで食事や買物を楽しんだ後に訪れるといいでしょう。トラバースシティの地元民も多いので、観光を楽しみつつ現地の人とも交流を図りたい方にはうってつけです!
名称:クリンチ・パーク(Clinch Park)
住所:111 E Grandview Pkwy, Traverse City, MI 49684
公式・関連サイトURL:http://www.michigan.org/property/clinch-park
8.シャトー・グランド・トラバース・ワイナリー
美しい場所にあるシャトー・グランド・トラバース・ワイナリーは、トラバースシティのダウンタウンから8マイル(13キロ)ほど北上すると見えてきます。広々としたぶどう園に本格的なワイン製造機やワイン・バレルが積まれ、ワイナリーというよりはワイン工場のような印象を受けるでしょう。
トラバースシティでも注目のワイン・ツアーやワイン・テイスティングを実施しているので、本格的なワイン工場見学ができます!ガイドブックに載っているような観光スポットを回るだけでなく、ワインの工場見学を楽しむ旅もいいのではないでしょうか。
トラバースシティでもオールド・ミッション半島には、多くのぶどう園やワイナリーが集約されています。ワイン好きにぴったりの観光エリアといったところです。もしかしたら、観光スポットのレストランや飛行機で出されるワインは、ミシガン州産のワインかもしれませんよ!
名称:シャトー・グランド・トラバース・ワイナリー
住所:12239 Center Rd, Traverse City, MI 49686
公式・関連サイトURL:https://cgtwines.com/
9.トラバース・エリア・レクリエーション・トレイル
夏はサイクリング、冬はクロスカントリースキーも楽しめる大自然の公園です。サイクリング用に道が整備され、家族連れに好評の観光スポット。週末やホリデーシーズンは、大勢のトラバースシティ市民で賑わいます。
平原や林道、湖沿いのサイクリングロードなど多様な景観が、訪れる人々を魅了します。トラバースシティの子どもたちやツール・ド・フランスに出走するような本格派の方など、老若男女が集う観光エリアです。
飛行機や列車の移動で座りっぱなしの観光旅行から脱却して、トラバースシティでペダルをこぐのもいいでしょう。アウトドアな人におすすめの観光スポットです。
名称:トラバース・エリア・レクリエーション・トレイル
住所:Traverse Area Recreation Trail, Traverse City, MI
公式・関連サイトURL:https://traversetrails.org/
10.2ラッズ・ワイナリー
近代的な建物のワイナリー。オールド・ミッション半島の素敵な景色を見ながら、ワイン・テイスティングをエンジョイできます。ワイナリーは、コーネルさんとクリスさんの二人で運営され、小規模ながら斬新なデザインのワインボトルで観光客を引きつけます。特殊な製法で作られたワインに舌鼓を打つのは、観光客だけでなく、トラバースシティの人たちも同じようです。
「2ラッズ・ワイナリー」の特徴はスパークリング・ワインを生産している点です。トラバースシティでもスパークリング・ワインを扱っているワイナリーは少ないでしょう。テイスティング・ルームは、内装も洗練されたデザインで、自慢のワインも展示されています。一面ガラス張りのテイスティング・ルームは眺望もよく、グランド・トラバース湾も見渡せます。
輸送時の振動などによって味が落ちてしまったワインではなく、職人の腕で製造したワインを直に味わえます。トラバースシティの中心部からは自動車で20分ほど。おしゃれにワイン・テイスティングをしたい観光客にオススメです。
名称:2ラッズ・ワイナリー(2 Lads Winery)
住所:16985 Smokey Hollow Rd, Traverse City, MI 49686
公式・関連サイトURL:http://www.2lwinery.com/
11.グランド・トラバース蒸留所
いくつもの製造機が並ぶトラバースシティでも本格的な蒸留所。清潔感のある工場で、観光客はスピリットなどのメニューを味わえます。オールド・ミッション半島ではワインが主ですが、グランド・トラバース蒸留所では強めのお酒であるスピリットが主なので、ワイン以外も楽しみたい方にぴったりな観光スポットです。
蒸留所はトラバースシティのダウンタウンから南東方向に車で15分ほどのところ。5つのテイスティングルームがあり、リカーショップも併設しています。ホームページから予約すると蒸留所の見学もできるので、興味のある方は観光プランに追加しておくといいでしょう。トラバースシティでもローカルな雰囲気があるので、初めての観光客でも気軽に出迎えてくれることでしょう。
名称:グランド・トラバース蒸留所(Grand Traverse Distillery)
住所:781 Industrial Cir #5, Traverse City, MI 49686
公式・関連サイトURL:http://grandtraversedistillery.com/
12.デノス・ミュージアム・センター
陶器や絵画、電子アートなど様々な美術作品を展示しています。トラバースシティ市街から車で10分足らず。隣にはノース・ウェスタン・ミシガン大学があり、はす向かいにはトラバースシティ・シビックセンターもあるので環境の整った文教地区です。
特に印象的なのがインカ帝国やアステカ帝国を彷彿とさせるメダルです。ほかにも小型の恐竜や抽象化された魚など、観光客の興味を引く作品が展示されています。トラバースシティでも中心部からさほど遠くないので、初めてでも行きやすい観光地です。
もしかしたら、地元の大学生とフレンドリーな会話が楽しめるかもしれませんね。文化的な観光が好きな方におすすめです。
名称:デノス・ミュージアム・センター(The Dennos Museum Center)
住所:1410 College Drive, Traverse City, MI 49686
公式・関連サイトURL:http://www.dennosmuseum.org/
13.Right Brain Brewery
Right Brain Breweryは、ボードマン湖のほとりにある醸造所です。トラバースシティの中心部から南にあり、観光客だけでなくレストランで食事を楽しむトラバースシティの人たちも訪れます。いかにもアメリカらしい、ユニークな雰囲気が観光客に人気です。
食事はワッフルやパスタ、ハンバーガーなどがあり、レパートリーが豊富です。レストランの雰囲気は現代的で天井が高いため、開放感を感じられることでしょう。また、マグカップが壁にずらりとディスプレイされ、料理を待つ間も退屈しません!トラバースシティでもおしゃれなレストランなんですよ。
Right Brain Breweryではビールテイストも楽しめます。一般的なビールのほか、ブラックビールなど5、6種類を一度にテイスティングできます。ダウンタウンからも近いので、初めてトラバースシティに訪れた観光客でも見つけやすいでしょう。
名称:ライト・ブレイン醸造所(Right Brain Brewery)
住所:225 E Sixteenth St, Traverse City, MI 49684
公式・関連サイトURL:http://www.rightbrainbrewery.com/index.php
◎まとめ
いくつかのワイナリーとトラバース・エリア・レクリエーション、そしてグランド・トラバース・コモンズが運営する「ザ・ヴィレッジ」を紹介しました。ワインが好きならオールド・ミッション半島へ、ビールやスピリットを楽しみたいなら町の南へ行くといいでしょう。
ワイナリーには宿泊施設が設置された場所もあるので、ゆったりと滞在したい方は事前に予約しておきましょう。穴場的宿泊施設なので、人と違う観光体験ができるかもしれませんよ!