スペインの巡礼地を観光!サンティアゴ・デ・コンポステーラの観光地7選

スペインの巡礼地を観光!サンティアゴ・デ・コンポステーラの観光地7選

サンティアゴ・デ・コンポステーラはスペイン北部のガリシア州に位置し、旧市街がユネスコ世界遺産にも登録される歴史ある観光のスポットです。12使徒の一人聖ヤコブを祀った寺院を中心に栄えた古い町並み。ヨーロッパ各地からの巡礼路の終着点でもあり、バチカン、エルサレムに並ぶキリスト教3大巡礼地の一つです。

博物館、のどかな公園、目を引く美しい教会など、タイムスリップしたような場所がたくさんあります。カトリック教会の中でも最も人気のある場所として、スペイン国内をはじめ海外からも多くの巡礼者が訪れるサンティアゴ・デ・コンポステーラ。巡礼が目的でなくても、歴史を感じる観光地に訪れてみてはいかがでしょうか?

サンティアゴ・デ・コンポステーラを観光する日数を十分にとって、観光局で情報もgetしてゆっくり滞在するのもおすすめですよ。

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スペインの巡礼地を観光!サンティアゴ・デ・コンポステーラの観光地7選

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1.オブラドイロ広場

オブラドイロ広場はガリシア州最大級の広場で宗教都市であるサンティアゴ・デ・コンポステーラ観光の中心的又シンボルとなる広場です。 オブラロイドとは大聖堂を建設する際の石切場(オブラドレス)だったことに由来し、9世紀の初めにキリスト12使徒の一人である聖ヤコブのお墓が発見されて以来1約1000年もの間、今でもなおエルサレム、バチカンと共にキリスト教三大巡礼地となっており、旧市街においては1985年に世界遺産(文化遺産)に登録されました。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂をはじめ17世紀の王立救護院(現在はホテル)、16世紀初頭のサンヘロニモ修道院、18世紀のラホイ宮殿(現在は市庁舎)といった大変貴重な歴史的建造物に囲まれています。

スペイン全土で沸き起こった15–M運動では1ヶ月以上にわたって占領が行われていました。また、この広場では年に一度、7月25日はサンティアゴ(聖ヤコブ)の日であるため前夜祭の花火も含め盛大なお祭りが行われています。

2.サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂は、ロマネスク様式の作りに、ゴシック様式とバロック様式の装飾を施した豪華な建築様式の最高傑作のひとつ。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の最終目的地でもあり、スペインの守護聖人であるサンティアゴ(聖ヤコブ)を祀っています。

聖ヤコブの墓が9世紀にこの地で見つかり、その場所に聖堂が建設されました。しかし、最初の聖堂は997年にムーア人によって破壊され、1075年に再建設が開始されました。

西側にある入り口を出るとみられる栄光の門は、大聖堂の美術作品の最高傑作と言われ、ロマネスク芸術の彫刻として、世界に名を広める美しさです。1188年に巨匠であるメストレ・マテーオが製作したもので、旧約聖書、新約聖書の登場人物を描いた200以上の彫像が彫られています。

聖ヤコブの像がある柱を見てみると、何世紀、何百万人の人に手を押し付けられた跡が窪みになっているのがわかります。聖ヤコブの聖遺物を収めたと言われている、地下室の観光も見学可能です。

3.サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街

サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街は迷路のように曲がりくねった石畳が続き、お土産屋が軒を連ねています。そんな旧市街は他の街に比べ圧倒的な存在感!サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を中心に広がる歴史の街は世界遺産として登録されています。

様々な建築様式が溢れ、美しい建造物は観光する人を魅了します。何百年もの歴史を経て作り上げた建物によって、他に例を見ない美しい街並み。散歩をするだけで多くの発見に出会えるかも!バルのグルメで舌鼓を打つのもおすすめです。

4.サン・マルティン・ピナリオ修道院

敷地面積がおよそ2万平方メートルあるサン・マルティン・ピナリオ修道院。サンティアゴ・デ・コンポステーラではサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂に次いで2番目に大きな宗教施設です。修道院のほとんどはバロック様式が中心となっています。

院内は比較的簡素な造りですが、大きな金箔が貼られた祭壇は目を引く美しさ!旧教会は12世紀に建設されましたが、現在17世紀に作り変えられました。敷地内は2万平方メートルで、ホテル、私立神学校、教会、博物館があります。

修道院内では、17世紀に作られた聖歌隊席に描かれた聖母マリアの生涯、修道院の僧侶たちによって彫られた美しい祭壇が見られますよ。この祭壇の後ろには、かつて僧侶たちが教会に入るため使っていた隠し扉があります。ぜひ観光で見てみてくださいね。

5.アラメダ公園

アラメダ公園は市内にある公園の中でも規模の大きな公園。田舎に広がる広大な公園をイメージして設計された公園には、90種類を超える植物が植えられています。多くの地元の人に愛されているこの公園では、コンサートなどが一年中開催されていますよ。

もともとこの公園は、16世紀にアルタミラの伯爵が街に寄付した場所に作られました。時代とともに拡張し、現在では樫の木が多く建っているサンタスサーナの樫の森、フェラドゥラ通り、アラメダ公園の3つが公園に含まれています。ちなみにサンタスサーナの樫の森には樹齢200年位なる大木も!

園内に通る3つの歩道は建設当時、社会階級に合わせて作られたものです。右の歩道は下層階級の人用、真ん中の歩道は貴族用、左の歩道は教師や聖職者などの教養のある専門家用というように3つの身分用に分けられていました。もちろん、現在では関係なく歩きたい道を歩けます。

広大な公園で爽やかな空気を感じ、都会の喧騒から離れ、ゆっくり観光してみませんか?

6:キンターナ広場

キンターナ広場は銀細工の広場という意味で、広場には銀細工などの店が立ち並び、馬の頭をした噴水や時計塔、迫力のある彫刻で装飾された聖なる門、市内最古の建物の一つサンパイオ・デ・アンテアルターレス修道院などがあります。

サンパイオ・デ・アンテアルターレス修道院は48の鉄格子つきの小窓、ナポレオンとの戦いの戦死者を祀った白い大きな十字架が付いています。サンティアゴ・デ・コンポステーラの中で2番目に大きな広場のキンターナ広場。広場に並ぶカフェからは路上音楽家の演奏を聴いたり、道歩く人の姿を観光で楽しめますよ。

しかし、この広場は時にキンタナ・デ・ロス・ムエルトス(死者の広場)と呼ばれます。その理由は、かつての市営墓地の上に建設されたため。足元には花崗岩が敷き詰められています。

また夜に広場を訪れると、大聖堂の時計塔の下に巡礼者がいるように見えますが、これは大聖堂の影が写っているだけ。地元の人の言い伝えによると、この影は恋人である修道院の尼僧に会うために変装した司祭と言われています。恋人が会いに来なかったため、毎晩ここに戻ってくるのだそうです。

7:モンテ・ド・ゴゾ

モンテ・ド・ゴゾは、中心地から5kmの場所にある丘で、サンティアゴ・デ・コンポステラの大聖堂が一望できます。この丘には、大聖堂を指差している二人の巡礼者の銅像があります。正に観光のフォトスポットです。それだけではなく、日本スペイン交流400周年の記念日も建てられています。また広いエリアにはキャンプ場や、観光客や巡礼者が宿泊するホテルも多くあります。

長い道のりを経て歩いてきた巡礼者。最後、丘から見られる大聖堂を指差して、あともう少しだと涙を流したことから、歓喜の丘という意味のモンテ・ド・ゴゾとネーミングされました。巡礼者がこの景色を見ていかに喜んだか想像しながら訪れるのも楽しいかもしれません。

◎まとめ

サンティアゴ巡礼の道の最終地点、サンティアゴ・デ・コンポステラには、世界中から観光客が集まります。巡礼者を何世紀も前から受け入れてきた町なので、荷物を置いて休む巡礼者を見られますよ。マドリードやバルセロナなど、他の観光地とは一味違う雰囲気が味わえます。オプショナルツアーで有名観光地を回る旅もいいですが、たまにはそんな観光もおすすめです。訪れる前に観光局の情報をチェックしておくと、さらに安心ですね。

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