カナダ連邦警察の生まれたサスカチェワン州レジャイナで観光を楽しもう!

カナダ連邦警察の生まれたサスカチェワン州レジャイナで観光を楽しもう!

カナダ中西部のプレーリー(大平原)地帯の大都市レジャイナ。サスカチュワン州の州都で、州内第二位の人口規模を誇ります。利用できる平地が多いため、人口が多いといっても人であふれているというような印象はなく、緑も多くとても過ごしやすい町といえます。レジャイナの中心にあるワスカナ湖では、夏にはボート、冬はアイススケートやアイスホッケー、アイスフィッシングなどが楽しめます。ワスカナセンター周辺のトレイルでは、クロスカントリースキーが人気!3月中旬にはカナダ・ギースが繁殖に訪れる地としても知られています。それでは、自然豊かな都市レジャイナのおすすめ観光スポットをご紹介しましょう。

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カナダ連邦警察の生まれたサスカチェワン州レジャイナで観光を楽しもう!

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1. ワスカナ・センター

ワスカナ・センターのワスカナ公園は、北米有数の7930ヘクタールという広大な敷地をもつ都市公園です。35万本以上の木々に囲まれ、レジャイナ市の憩いの観光スポットとなっています。園内にはサスカチュワン州議事堂やサスカチュワン王立博物館、サスカチュワン・サイエンスセンター、IMAXシアター、マッケンジー・アートギャラリーなど、多くの観光スポットがあります。

ワスカナ湖の周囲4キロメートルと、隣のワスカナ・マーシュ(沼地)周辺の6.6キロメートルを合わせたおよそ10キロメートルのコースは、ウォーキングやジョギング、サイクリングに大人気!200万人近くが暮らす大都市のど真ん中とは思えないほど緑が豊かで、周辺の観光スポットを合わせるととても1日では回りきれませんよ。

2. サスカチュワン州議事堂

ワスカナ湖のほとりに建つサスカチェワン州議事堂は、1912年に完成した、カナダ国定史跡に指定されている歴史的建造物です。モントリオールの有名な建築家サザーランド・マックスウェル兄弟の設計で、イギリス・ルネッサンス様式と、フランスのルイ16世時代を反映したヨーロッパ古典建築のボザール様式の折衷となっています。

当初は赤いレンガ造りの外壁が予定されていたのですが、最終的にはマニトバで採れたクリーム色の石灰岩が使われました。創建100年以上を経過した現在も、ここでサスカチェワン州議会が開かれていて、重要な規則や法律の決定が行われています。州議事堂はクリスマスや元旦、イースターの金曜日を除く、年間362日間見学可能。レジャイナ観光に訪れたら、ワスカナ公園周辺観光スポットのひとつとして、ぜひ立ち寄ってみてください。

3. RCMPヘリテージセンター

出典: Kevin M Klerks

RCMPとはRoyal Canadian Mounted Policeの略称で、カナダの連邦警察のことです。レジャイナにはその連邦本部のトレーニングアカデミーがあり、RCMP候補生が現場に入る前に24週間の基礎訓練を受けています。その練場となっているのが、RCMPヘリテージセンターです。

希望すれば、平日の12時45分に行われるSergeantMajor(上級曹長)パレードでの候補生の身だしなみチェックや、行進のようすを見学することができます。ヘリテージセンターにはRCMPの歴史を語る展示品もあり、RCMPの騎馬隊の目線でバーチャル騎乗体験ができる施設も用意されています。

カナダの治安を守る連邦警察の現場を肌で感じられる、レジャイナならではの観光スポットといえるでしょう!

4. 総督官邸

出典: commons.wikimedia.org

現在の総督官邸は、各種イベントを行う州政府公式会場と、現サスカチュワン州副総督のオフィスとしてのみ利用されています。

官邸内には、1898~1910年にかけてノースウェストテリトリー州(現サスカチュワン州、マニトバ州を含む)総督を務めたアメデー・フォルジェの博物館やサスカチュワン州歴史情報センター、定期的に展示作品が入れ替わるクイーン・エリザべス2世アートギャラリーなどがあります。また、1900年代初期の庭園を再現したエドワーディアン・ガーデンや、多目的利用に貸し出されているシルビア・フェドルク・コンサバトリー(温室)なども見どころです。

サスカチュワン州の歴史観光スポットとして人気のある総督官邸。レジャイナの中心地から少し離れたところにあるので、訪ねるときは市内観光に十分時間に余裕をもってプランを立ててください。

5. サスカチュワン・サイエンス・センター

出典: JLBickford

レジャイナのシンボル、ワスカナ公園の敷地内に建つサスカチュワン・サイエンスセンターは、公園散策の途中に気軽に立ち寄って欲しい観光スポットです。ここにはかつてレジャイナの発電所があり、1989年に、電力の代わりに創造と発想を生み出すサイエンス・センターがオープンしました。

この施設は、レジャイナ市民にとって今や生活の一部。子供の好奇心を掻き立て、物事を科学的に探求し、さまざまな角度から実践・解明する姿勢を学ばせてくれる楽しい科学館です。館内には、サスカチェワン州で唯一のIMAX3D シアターもありますよ。

6. レジャイナ・ファーマーズ・マーケット

出典: waferboard

冬を除く3月から12月中旬ころまでの時期に、レジャイナ市内で開催される「レジャイナ・ファーマーズ・マーケット」。主に水曜と日曜の週2回、地元生産製造の食材や食料品、それに日用品などが並びます。出品者と直接会話ができるのがファーマーズ・マーケットの良いところ。レジャイナのマーケットならではの観光土産を見つけることもできるかもしれません。

ファーマーズ・マーケットは、観光スポットを回るだけでは見えない地元の顔が見られる場所。レジャイナ市民の一員になったつもりで、ぜひ市場に出かけてみてください。

7. ロイヤル・サスカチュワン博物館

出典: cdolivei

1906年にオープンしたロイヤル・サスカチェワン博物館は、サスカチュワン州初の自然史博物館です。年間14万人の入場者があり、レジャイナの名物観光スポットのひとつとなっています。館内には動物の剥製が多く展示され、ライフサイエンスギャラリーやファースト・ネーションギャラリー、アースサイエンスギャラリーのそれぞれで生々しい姿を見ることできます。

またロイヤル・サスカチェワン博物館は、サスカチュワン州南西部での発掘作業にも積極的に携わっています。館内の見どころは、とくにモササウルス科の水棲恐竜ティロサウルスの骨の展示!そしてサスカチュワン州で発見され、世界で最も完全な形をとどめている、92年前に生存していたクロコダイルの骨(通称ビッグ・バート)も見逃せませんよ。

8. マッケンジー美術館

出典: en.wikipedia.org

広大な敷地と建物に8つの展示室をもつマッケンジー美術館は、上映場やワークショップ、研究室なども備えた近代アートギャラリーです。1936年に亡くなった勅選弁護士 ノーマン・マッケンジーのコレクションをもとに、戦後の1953年にサスカチュワン大学の敷地内に設立されました。

1990年に大学から独立して現在地に移転。近年は米大陸先住民のアートや芸術家の支援に力を入れています。とくに、サスカチュワンはじめカナダ西部の原風景や伝統的な暮らしを描いたオーガスタス・ケンダーディンやイヴァン・アイルといった地元の画家の作品は必見ですよ。企画展も精力的に開いているので、レジャイナを訪れる際には、ぜひマッケンジー美術館をチェックしてみてください。

◎まとめ

レジャイナの観光スポットを8か所ご紹介しました。街のシンボルのワスカナ湖を中心に、緑豊かな公園や総督時代の歴史的建造物、科学や芸術に親しめる観光施設など、さまざまな観光スポットが点在しています。レジャイナを訪ねることがあれば、ぜひゆっくりと時間をとって、観光を楽しんでみて下さい。

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