名称:ラ・グラーブ/La Grave
住所:La Grave, Quebec, G4T 9C8, Canada
公式・関連サイトURL:http://www.tourismeilesdelamadeleine.com/en/la-grave-site-historique/public-places-and-historical-sites/
カナダの東部に位置するマドレーヌ諸島は、12の小さな島々からなる隠れた観光地。漁業で栄えてきた島々には、未だ手つかずの自然がそのまま残されていて、訪れる観光客を癒してくれます。マドレーヌ諸島の冬の寒さは厳しいですが、アザラシに出会える場所として世界的にも有名。多くの観光客が寒さに負けることなく、アザラシに会いにこの地に訪れるんです。
もともとは、フランス系のアカディアンと呼ばれる人たちが移住してできた島々。そんな歴史もあって、どことなくヨーロッパを思わせる美しい風景が広がります。カナダの大自然を満喫しながらヨーロッパ文化にも少し触れることができる、マドレーヌ諸島の魅力をたっぷりお届けします!
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カナダの秘境、魅惑のマドレーヌ諸島のおすすめ観光スポット6選!
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1.ラ・グラーブ
出典: Ross Jewell (CC BY-SA 3.0)
ラ・グラーブは、伝統的な建物が立ち並ぶ歴史遺産エリアで、マドレーヌ諸島の中でも観光客に大評判の観光スポット。移民たちがマドレーヌ諸島に辿り着いた最初の地で、漁業が生まれたエリアとして、歴史的にもとても重要なんです。それほど広いエリアではないので、すべて歩いて見て回れるのも観光客に人気の理由のひとつ。とてもかわいらしい家々が立ち並ぶ独特の光景は、一見の価値ありですよ!
現在はマドレーヌ諸島を代表する観光名所になり、オシャレなレストランカフェやショップ、ギャラリーなど様々な店舗が軒を連ねています。また、イベントやアクティビティもいろいろあるので、1日中たっぷり楽しめますよ。マドレーヌ諸島の歴史を語るには外せないラ・グラーブは、観光をスタートするにのにふさわしい場所です。
2.ボルゴ灯台
1987年に最初の灯台が建てられたボルゴ灯台。現在マドレーヌ諸島で活躍する5台の灯台のうちの一つです。とりわけボルゴ灯台は、夕日が沈む時間帯が絶景だと観光客に大評判で、夕暮れ時にはその美しい光景をひと目見ようと多くの人が訪れる人気の観光スポットになっています。灯台から漏れる光が、なんとも言えない神秘的な雰囲気を醸し出す、マドレーヌ諸島随一のサンセットスポットなんです!
建設当時、ボルゴ灯台は木製の灯台で、ランタンの火を灯していました。その時代は、灯台守が住み込みで管理していたそうです。自動化された現在も、歴史的な価値は変わらず残っていて、マドレーヌ諸島にとっては大切な場所。大自然の中で眺める夕日は感動的です。観光の合間に、神秘的な絶景を見にぜひ足を延ばしてみてください。
名称:ボルゴ灯台/Phare du Borgot(Phare de L'Etang-du-Nord)
住所:Chemin du Phare, L'Etang-du-Nord, Quebec, Canada
公式・関連サイトURL:http://www.tourismeilesdelamadeleine.com/fr/attraits-touristiques/phares/phare-du-borgot/
3.諸島水族館
マドレーヌ諸島で人気の諸島水族館は、シンプルでとても見やすい水族館です。1時間ほどですべて見て回れる規模なので、観光客も立ち寄りやすく人気のスポットとなっています。中でも人気なのが、海の生き物に触れることができる水槽。浅めの水槽の中では様々な海の生き物たちが暮らしていて、間近で観察することはもちろん、直接手で触れることも可能なんです!観光客は怖がりながらも興味津々。
また、クジラやアザラシなどの大型動物の展示もあり、小さいながらも充実の内容。海に囲まれたマドレーヌ諸島で、海の生き物を学ばないわけにはいきませんよね。マドレーヌ観光に訪れたら、諸島水族館で海の生き物たちと触れ合ってみてはいかがでしょうか?
名称:諸島水族館/Aquarium des Iles
住所:982, Route 199, Quebec G4T 9C7, Canada
公式・関連サイトURL:https://fr-fr.facebook.com/aquariumdesiles/
4.海の博物館
ラ・グラーブの中にある海の博物館は、マドレーヌ諸島屈指の人気観光スポットです。この博物館では、マドレーヌ諸島の歴史や文化について分かりやすく説明されていて、観光客にとっても興味深いものばかり。知識が豊富なスタッフが、詳しい説明をしてくれます。また、エントランスロビーに展示されているクジラの骨格は迫力満点で一見の価値あり。どのようにしてこのクジラがマドレーヌ諸島にやってきたのか、詳細な説明もされているので要チェックですよ!
館内には常設展示の他に、定期的に内容が入れ替わる企画展やギャラリーもあるので、訪れる度に新鮮な気分で見学することができます。また、敷地内に併設された小さなギフトショップには、おみやげになりそうなオリジナルグッズがたくさん売っているので、見るだけでも楽しめますよ。
名称:海の博物館/Musee de la Mer
住所:1023 Chemin de la Grave, Quebec G4T 9C8, Canada
公式・関連サイトURL:http://www.museedelamer-im.com/
5.ピエ・ドゥ・ヴェンチーズ工場
1998年、魚の不漁に悩まされた結果生み出されたピエ・ドゥ・ヴェンチーズ工場は、今ではマドレーヌ諸島で大人気の観光スポットとなりました。地元の人の努力の結晶で完成したチーズは、マドレーヌ諸島の人たちにも大好評。建物内にはチーズの熟成した芳醇な香りが充満し、観光客の食欲を刺激します。チーズを作っている工程をガラス越しに見学することができるので、子供から大人まで大興奮。観光客向けに見学ツアーも催行されていて、スタッフが詳しい説明をしてくれます。せっかくの機会なので、いろいろ質問しちゃいましょう!
敷地内には、できたてのチーズを販売しているショップもあります。テイスティングコーナーもあるので、いろいろ試してみてお気に入りが見つかったら、おみやげに購入もできますよ。マドレーヌ諸島で作られた美味しいチーズは旅の良い思い出になりますね。
名称:ピエ・ドゥ・ヴェンチーズ工場/Fromagerie du Pied-De-Vent
住所:149 chemin de la Pointe-Basse, Quebec G4T 5H7, Canada
公式・関連サイトURL:http://www.fromageriedupieddevent.com/
6.ル・シテ・ドードルフォア
マドレーヌ諸島のかわいらしい観光スポット、ル・シテ・ドートルフォア。ここには、昔のマドレーヌ諸島の街並みがミニチュアで再現されていて、漁師や農場を営む当時の人々の様子がわかるようになっています。牛や馬の彫像なども随所に置かれていて、その精巧な出来えに訪れた観光客はみな大興奮!作ったのは、なんと地元マドレーヌ諸島の漁師というから驚きです。
この観光スポットの一番の魅力は、何と言っても、制作者でもあるオーナーの人柄。歴史や文化など様々な興味深い話をしてくれるのですが、残念ながらフランス語のみ。フランス語がわからなくても、人柄の良さや熱い思いは必ず伝わってきます。テクノロジーが発展する前の古き良き島の暮らしぶりを垣間見ることができる楽しいスポット。独特な施設とオーナーは必見です。
名称:ル・シテ・ドートルフォア/Le Site D'Autrefois
住所:3106 Chemin de la Montagne, Bassin, Quebec G4T 0A5, Canada
公式・関連サイトURL:http://www.sitedautrefois.com/
◎まとめ
カナダの観光地としてまだあまり知られていない、マドレーヌ諸島。歴史も文化も独特で、知れば知るほど興味が湧いてくる不思議な魅力を持った場所です。厳しい寒さの中で暮らす人々は、ひたむきで心が温かい人ばかり。観光客も温かく迎え入れてくれますよ。
広大な大地を誇るカナダ本土とは違い、小さな島というのも魅力のひとつ。島という環境の中で、マドレーヌ諸島の自然や文化は大切に守られてきました。まだまだ観光客が少ない今がねらい目。魅力も見どころも満載のマドレーヌ諸島を、いち早く体験してみてください!