インカの偉大な道 世界遺産カパック・ニャン アンデスの道(チリ)

インカの偉大な道 世界遺産カパック・ニャン アンデスの道(チリ)

北はコロンビアから南はチリまで、南米6か国を縦につないでいる世界遺産のカパック・ニャン アンデスの道。この約3万kmにも及ぶ広大なアンデスの道はかつてのインカ帝国の主要道路として、首都のクスコからインカの橋の町まで結んでいました。

カパック・ニャン アンデスの道はマチュピチュやチャビン・デ・ワンタル遺跡などのインカの様々な遺跡と繋がっていて、道中では大小様々な遺跡や建築物を見ることができ、興味深い遺跡や見どころがたくさんあります。今回はそんな世界遺産カパック・ニャンのチリでのおすすめポイントをご紹介します!

目次

インカの偉大な道 世界遺産カパック・ニャン アンデスの道(チリ)

カパック・ニャン アンデスの道とは

カパック・ニャン アンデスの道は、インカ帝国の端から端までを結んでいた道路網で、その長さは全長およそ3万kmや4万km超えなど、一説では6万kmにも達するといわれています。現在のチリ・アルゼンチン・ボリビア・ペルー・エクアドル・コロンビアの6カ国を縦に結んでおり、世界遺産40年の歴史上初となる、6か国による共同申請によって2014年に世界遺産に認定されました。

インカ帝国の首都で現在のクスコを中心に広がるこの道は、アンデスの様々な地形や環境をも一本に貫き、下は海抜0mの灼熱の海岸砂漠地帯から上は6000mの雪山アンデス高山地帯まで途切れることなく続いています。カパック・ニャンの使用用土は様々で、「チャスキス」と呼ばれるメッセンジャーたちの通りであったり、兵士たちの補給の場であったりしました。

カパック・ニャン アンデスの道のおすすめポイント①:トレッキング~カパック・ニャン 縦断~

カパック・ニャン アンデスの道は車での縦断のほか、トレッキングも人気となっています。トレッキングコースは4日ほどで歩き終えることができます。山道を歩くのは大変ですが、歩いている最中に見られる絶景や美しい森林、遺跡など、見どころ満載で苦労した分だけ得られるものがたくさんあります。

車だとわからない、生き物の生命の息吹や、森林の美し空気などの魅力はぜひ味わってほしいことの一つ。世界遺産、カパック・ニャンはケチュア語で「偉大な道」という意味。インカの人々が歩いたこの世界遺産、カパック・ニャンの偉大な道を是非ご自身の足で歩いてみてください。彼らの苦労や思いが伝わってきますよ。

カパック・ニャン アンデスの道のおすすめポイント②:バイキング(自転車)~リベルタドール・ベルナルド・オイギンス州~

4日かけて歩くのは自信がない、という方におすすめなのがマウンテンバイクを借りて、楽しんでみるのがいいかもしれません。特にチリのリベルタドール・ベルナルド・オイギンス州はバイキングにおすすめで、小道を自転車でこいで走るのはとても気持ちがいいですよ。

途中は美しい森に入り、様々なアンデスの植物や美しい鳥などに出合えるかもしれません。カパック・ニャン アンデスの道は自然を切り開いてつくられた道なので、必ずしも自転車でこぎやすい道ばかりではありませんが、大自然を思いっきり楽しみたいなら自転車でのバイキングがおすすめです!

◎まとめ

南米の世界遺産カパック・ニャン アンデスの道をご紹介しましたが、いかがでしたか?今回はその中でもチリの地域をご紹介しましたが、広大な土地に自然や動植物、遺跡など日本にいると普段出合うことのできない景色が広がっています。

この道を作り上げた、インカの人々の偉大さを体で感じることができる瞬間。ぜひ、アンデスな偉大な道の大自然に触れてみてはいかがでしょうか?

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