名称:オーストラリアのゴンドワナ雨林
住所:オーストラリア、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、タスマニア
公式・関連サイトURL:http://www.australia.com/ja-jp/articles/nat-australias-rainforests.html
世界遺産「オーストラリアのゴンドワナ雨林」は、主にクイーンズランド州南東部とニューサウスウェールズ州北東部にある熱帯雨林地域。多くの自然保護区と国立公園で構成され、一部はタスマニアも含まれています。年間200万人ほどの観光客が訪れている人気観光スポットです。今回はそんなオーストラリアの素晴らしい自然や、動植物に触れられるゴンドワナ雨林の魅力について紹介します!
目次
恐竜時代から生える植物の森!オーストラリアのゴンドワナ雨林
世界遺産オーストラリアのゴンドワナ雨林とは?
ゴンドワナ雨林は世界最大の亜熱帯雨林であることから別名「セントラル・イースタン・レインフォレスト・リザーブ」と呼ばれることもあります。恐竜がいた太古の時代から生息している植物や希少な動物が暮らす森林地帯は、生物学・地質学的に重要な地域として世界遺産に登録されました。
クイーンランド州では岩場に咲く野生の花が印象的なメイン・レンジ国立公園や、希少な鳥類が生息するマウント・チンヒ国立公園、自然美の景観と滝で有名なラミントン国立公園や美しい滝のプールがあるスプリングブルック国立公園、そしてキャンプなどのアウトドアが楽しいマウント・バーニー国立公園などがあります。
ニューサウスウェールズ州はウォーキングコースが充実しているバリントン・トップス国立公園や滝つぼと吊り橋が印象的なドリゴ国立公園、美しい岩壁のあるニュー・イングランド国立公園などが代表的です。
世界遺産オーストラリアのゴンドワナ雨林へのアクセス
世界遺産「オーストラリアのゴンドワナ雨林」を構成している自然保護区の数はとても多いです!目的地の場所によってルートは変わりますが、ゴールドコーストかブリスベンを拠点にレンタカーで移動する方法が一般的です。世界遺産に含まれる国立公園の中には、ドライブがアクティビティの一つになっていることもあります。ラミントン国立公園やスプリングブルック国立公園は、ゴールドコーストから近いところにあるのでアクセス便利です。
オーストラリアのゴンドワナ雨林のおすすめポイント2
スプリングブルック国立公園
ゴールドコーストから車で約1時間のところにある「スプリングブルック国立公園」は、美しい滝と土ボタルが有名な国立公園です。
主にオーストラリアやニュージーランドに生息している土ボタルは、日本でよく見かける蛍とは違って飛びません。洞窟や岩場に張り付いている幼虫が光を発しています。夜、この土ボタルが光る洞窟の中に入ると、幻想的な風景が待っていますよ。まるでプラネタリウムにいるかのような感覚になるでしょう。ガイドツアーも行っていて、スプリングブルック国立公園の中で最も人気が高いツアーです。
「ナチュラル・ブリッジ・ウォーターフォール」と呼ばれている風景もおすすめの見どころ。滝の力で何千年もかけて刻まれた岩に、真っすぐ差し込む光と滝は神秘的な美しさです。また、熱帯雨林を抜けながら野生動物の観察を楽しめるハイキングコースも充実しているので、ぜひチェックしてみてください。
ドリゴ国立公園
「ドリゴ国立公園」は公園内で楽しめるアクティビティーの数が多いです。洞窟を背景にした美しい滝の風景が魅力的な「クルスタルシャワー・ウォーターフォール」や、素晴らしい熱帯雨林を見渡せる「スカイ・ウォール展望台」などがあります。
185キロメートルある「ウォータフォール・ウェイ」で滝や川岸、熱帯雨林の景色を楽しみながらドライブするのもいいでしょう。「ドリゴ熱帯雨林センター」では世界遺産の情報収集やお土産購入もすることができます。美味しいケーキやコーヒーを提供している「キャノピーカフェ」も好評です。コフズハーバーから車で約1時間のところにあるのでぜひ足を運んでみてくださいね。
ラミントン国立公園
国内最大規模の亜熱帯雨林を誇る「ラミントン国立公園」。多くの動植物が生息していることはもちろん、絶滅危惧種や未確認の動植物も数多く生息している貴重な国立公園です。公園内には亜熱帯、乾燥、温帯、寒帯それぞれの気候帯に生息している植物たちが集結した珍しいエリアもあります。
アクティビティーも充実していて、吊り橋やボードウォークのあるトレッキングコースや4WDで楽しめる森林ドライブなど、観光客が気軽に参加できるツアーがたくさんありますよ。
また、夜になると美しい星空を眺めることができます。近くに人気宿泊施設のオライリーリゾートがあるので、ここで一泊して星空を堪能してみるのもいいでしょう。ゴールドコーストから車で約1時間のアクセスです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
◎まとめ
世界遺産「オーストラリアのゴンドワナ雨林」の魅力について紹介しました。ゴンドワナ雨林地域は50の独立した保護区を合わせると、約3665平方キロメートルあります。範囲は幅広く、各国立公園や自然保護区で見られる風景やアクティビティも独特です。訪れる際には行きたいスポットを前もってピックアップしてみるといいでしょう。