名称:W=アルリ=ペンジャリ国立公園複合体
住所:Tillaberi Niger
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/749
ニジェールは、西アフリカのサハラ砂漠南部のサヘル地帯に位置しています。サヘル(Sahel)とは、サハラ砂漠南縁部に広がる半乾燥地域を指します。ニジェールは農業、畜産業、鉱業が主産業の国ではありますが、世界最貧国のひとつでもあるのです。そしてニジェールには、世界遺産が3つあります。今回は、3つの世界遺産の中から「W=アルリ=ペンジャリ国立公園複合体」の見どころをご紹介します。
目次
ニジェールの世界遺産、W=アルリ=ペンジャリ国立公園複合体の見どころ
W=アルリ=ペンジャリ国立公園複合体とは?

出典: Roland Hunziker (CC BY-SA 2.0)
「W=アルリ=ペンジャリ国立公園複合体」はニジェール、ブルキナファソ、ベナンの3つの国にまたがっている世界遺産です。もともとは、「ニジェールのW国立公園」として世界遺産に登録されていましたが2017年に、ブルキナファソの「アルリ国立公園」とベナンの「ペンジャリ国立公園」も追加登録され、現在の「W=アルリ=ペンジャリ国立公園複合体」という名称に変更されました。
ニジェールのW国立公園の「W」は、ドゥブルヴェ(フランス語)と読み、公園内を流れるアフリカ最大の川のひとつであるニジェール川が「W」の形に湾曲していることから名づけられました。ニジェールの南西、ティラベリ県のサバンナ草原と森林地帯の境界域に位置し、アフリカで最も暑い地域にある国立公園です。
W=アルリ=ペンジャリ国立公園複合体へのアクセス
ニジェールの観光の拠点は、首都ニアメです。日本からニアメまでは直行便がありませんので、パリなどのヨーロッパ、またはドバイ経由でニアメに向かうことになります。
W=アルリ=ペンジャリ国立公園複合体は、首都ニアメから南に約130kmのベナン国境地域に位置します。首都ニアメからは陸路でアクセスします。ニアメ発のツアーが出ています。