チャールストンの人気観光スポット7選!プランテーションと美しい建築物

チャールストンの人気観光スポット7選!プランテーションと美しい建築物

チャールストンはアメリカ東海岸南部にある港町です。イギリスからの植民により、17世紀後半にはすでに都市として成長していました。1770年にはボストンやニューヨークに次いで4番目に大きな貿易港となりましたが、人口の半分以上は奴隷だったといわれています。そのため、奴隷農業の象徴ともいえるプランテーション跡地が、チャールストンの重要な観光地の1つとなっています。アメリカでも有数の古い街として、街中には歴史的価値の高い観光スポットもたくさんあります。こちらでは、チャールストンでおすすめの観光スポットを厳選してご紹介するので、ぜひアメリカ東海岸観光の参考にしてください。

目次

チャールストンの人気観光スポット7選!プランテーションと美しい建築物

目次を閉じる

1. アーサー・ラベナル・ジュニア橋

サンフランシスコのシンボルがゴールデンゲート・ブリッジであるように、アーサー・ラベナル・ジュニア橋はチャールストンのシンボル的な観光スポットです。チャールストンの東を流れるクーパー川には、1929年に「ジョン P.グレース記念橋」が架けられました。老朽化によって新しく建設されたのが、このアーサー・ラベナル・ジュニア橋です。名前は、建設費用の調達を成功させた地元議員アーサー・ラベナル・ジュニアにちなんで付けられました。

チャールストンの東岸から対岸のマウントプレザントまで、アーサー・ラベナル・ジュニア橋は全長約4km・幅約3.7mあります。デザインの特徴は、高さ175mある2つの美しいダイアモンド型の塔!車道のほかに歩行者と自転車共有の道があり、ランニングや散歩、観光に来ている人々の姿も多く見られますよ。

昼間は橋の上から、チャールストンの港が一望できます。夜は2つの塔の灯りと、車道を走る車のライトが水面に反射してとても綺麗!チャールストンの街の全体像を捉えるためにも、まず訪れておきたい観光スポットです。

2. ミドルトン・プレイス

チャールストン市街の西を流れるアシュリー川周辺は、その昔プランテーション農業で栄えました。今でも、いくつかの大きなプランテーション跡地が残っています。その中でも、人気の観光スポットになっている1つをご紹介しましょう。「ミドルトン・プレイス」は、チャールストン市街から北西に車で30分くらい走ったところにある、アシュリー川沿いのプランテーション跡です。

ゴルフ場のように広々としてよく手入れされたお庭に、池の周りの並木道。静かな湖水に映る大木とレンガ作りの家、そして羊や馬との触れあいなど、のんびりとした田園風景とアクティビティが楽しめます。その爽やかな景色から、アウトドアウェディングでも人気のある場所なんですよ!ハウス美術館ツアーや、馬車に乗っての園内ツアーもおすすめです。

敷地内には「ザ・イン・アット・ミドルトン・プレイス」という暖炉付きのホテルがあり、観光名所のプランテーション跡に宿泊することもできます。また、アシュリー川でのカヤックやレンタルサイクル、乗馬などのアクティビティも楽しめますよ。近くには別のプランテーション・ハウス「マグノリア・ガーデンズ」もあるので、時間に余裕があればぜひ合わせて観光してみてくださいね。

3. セント・ジョン・ザ・バプティスト大聖堂

出典: commons.wikimedia.org

チャールストン市街の先端近く、レストランやギャラリー、宿泊施設の集まるダウンタウンからほど近いところにある教会です。ニューヨークなどと違ってこの辺りには大きな建物がないので、大聖堂の51mの尖塔はかなり目立ちます。

急勾配の屋根に、厳かな装飾が特徴的なゴシック・リヴァイヴァル様式。茶色い壁面の外観とは打ってかわって、内装は白を基調とした清楚な印象の空間になっています。宗教画のステンドグラスで美しく飾られた左右の窓も見どころですよ。屋根と同様、中央通路の両側に並ぶ白い柱もゴシック・アーチ型で、祭壇も白で統一されています。

1854年に建立された歴史的建造物のセント・ジョン・ザ・バプティスト大聖堂は、チャールストン市内の貴重な歴史観光スポットです。

4. チャールズ・タウン史跡

出典: mogollon_1

続いて、子供に人気のあるチャールストンの観光スポットをご紹介しましょう。ダウンタウンからサバンナ・ハイウェイを通ってアシュリー川を渡り、さらに北に進んでオールド・タウン方面に行くと、「チャールズ・タウン史跡」というアドベンチャーパークがあります。

ここでは、植民地時代のチャールストンの歴史を楽しみながら学ぶことができます。17世紀のレプリカ船「トレーディング・ケッチ」に乗り、ガイドツアーでちょっとした冒険の旅に出発!当時のコスチュームを着たスタッフによる大砲発射の実演は、大人でも迫力を感じられますよ。ネイティブ・アメリカンやプランテーションで働いていた人々の暮らしについてもうかがい知ることができ、いろいろと考えさせられるテーマパークでもあります。

ヒストリック・ガーデンでは、植民地時代の入植者が、食料確保のためにさまざまな作物の栽培にチャレンジした様子が見られます。パーク内には動物園もあり、同じ時代に人々と共にやってきたいろいろな動物が飼育されています。チャールズ・タウン史跡は、家族そろって楽しめるチャールストンの観光スポットとしておすすめです。

5. マグノリア・プランテーション・アンド・ガーデンズ

ミドルトン・プレイスの手前にあるマグノリア・プランテーション・アンド・ガーデンズも、チャールストンでおすすめの観光スポットです。ここは、1676年にドレイトン家によって設立された、国内で最も歴史ある国営庭園の1つです。

季節により数千もの花が咲き乱れる庭園はとても魅力的で、ロマンティックな雰囲気が好きな人にはとくにオススメ!旅行とレジャー雑誌により、サウスカロライナ州では唯一の「アメリカで最も美しい庭園」に選ばれ、賞を得た庭園でもあるんですよ。

ドレイン家の御屋敷を見学するツアーや、庭園内に生息する野鳥やワニを観察するネーチャーツアー、アシュリー川沿いの古い農地跡を見学するボートツアーなど、観光のプランも豊富。チャールストンでプランテーション巡りの観光を計画されている人は、ぜひ合わせて立ち寄ってみてください。

6. ナサニエル・ラッセル邸

出典: denisbin

チャールストンで建物とインテリアを楽しむなら、ぜひダウンタウンのすぐ近くにある「ナサニエル・ラッセル邸」を観光しましょう。ナサニエル・ラッセルは1800年代の貿易商人で、カロライナゴールドライスや染料のインディゴ、タバコ、綿などの輸出品で富を築きました。

現在は邸宅自体が博物館となっていて、ツアーに参加しての見学が可能です。見どころは、繊細さと贅沢さが融合したインテリア!湾曲した壁や精巧な石膏の彫刻など、細部に至るまでさまざまな装飾が見られます。とくに、3階まで続くらせん階段の美しいカーブは必見ですよ。お屋敷の中で最も豪華な2階の部屋の内装には、なんと24金の金箔が使われています。

周囲には同じようにチャールストンが貿易港として栄えた時代の歴史的な家々がたくさん残っています。全部見てまわるのは大変ですが、どれか1つを選ぶならこのナサニエル・ラッセル邸がおすすめです。

7. カルホーン邸

出典: da.wikipedia.org

ナサニエル・ラッセル邸の前の通りをまっすぐ南に進んだところに、もう1つおすすめの歴史観光スポットのカルホーン邸があります。1876に、ジョージ・ウォルトン・ウィリアムズによって建てられました。豪華な装飾やインテリアをもつイタリア風マナーハウスで、個人邸宅なのに完成までなんと5年の歳月をかけているんですよ!

天井の高さが約4mもある部屋が30室以上と、華やかな彫刻や精巧なシャンデリア。豪華絢爛な部屋の装飾はまさに圧巻です。約13mの天窓がある音楽室に、長さ15mを超えるメインホールなども見応えがありますよ。当時「南部で最もハンサムで完璧な私邸」とまで評されたのも納得です。

邸内に飾られた多くの絵画や置物、庭のユニークなデザインも見どころの1つ。もう少し歩けば海の見えるチャールストン市街の先端にでるので、市内散策と合わせて観光するのもおすすめです。

8. サムター要塞

チャールストンの沖合にポツンと浮かぶサムター要塞は、1861年に始まる南北戦争の火蓋が切られた場所として知られています。当時、チャールストンのあるサウスカロライナ州を含むアメリカ南部諸州が「アメリカ連合国」を結成するなか、アンダーソン少佐指揮下のサムター要塞だけが北軍のアメリカ合衆国への忠誠を表明しました。そのため、サムター要塞は2日にわたり南軍から砲撃を受け、守備兵は名誉ある撤退を余儀なくされたのです。要塞自体は戦争の行方を左右するほど重要なものではありませんでしたが、アンダーソン少佐は北軍の英雄となり、士気高揚や徴兵活動の面で重要な存在となりました。

現在、サムター要塞の跡へは、チャールストン市街東岸の港からのクルージングツアーで行くことができます。要塞での滞在時間は1時間ほどですが、小さな砦なので見学には充分。ギフトショップもあるので、チャールストンのお土産を探すこともできますよ。また、行き帰りの船から眺めるチャールストンの街並みも美しいので、見逃さないようにしましょう。運が良ければ、クルージング船にイルカが寄ってくることもあるそうです。

◎まとめ

チャールストンのおすすめ観光スポットを7ヶ所取り上げました。美しい田園風景や庭園、歴史的な価値の高い建造物にと、チャールストンはアメリカのなかでもバラエティーに富んだ観光が楽しめる都市。周囲に世界的な大都市がないので見過ごされがちですが、チャールストンにはアメリカ史における重要な観光名所がたくさんあるんですよ。旧市街を歩いているだけでも、古き良きアメリカの雰囲気を残していることが分かるでしょう。アメリカ東海岸を旅行するなら、ニューヨークやワシントン、マイアミだけでなく、チャールストン観光にも目を向けてみてください。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

チャールストン(サウスカロライナ州)でおすすめの記事

    チャールストン(サウスカロライナ州)の記事はまだありません。

チャールストン(サウスカロライナ州)のアクセスランキング