名称:Nunatta Sunakkutaangit Museum
住所:212 Sinaa, Iqaluit, Nunavut X0A 0H0, Canada
公式・関連サイトURL:なし
カナダ最大の島バフィン島は、世界で五番目に大きい島です。しかしながら、地図上では細かなところに紛れているため、あまり注目することも少ないですよね。そのバフィン島で一番大きな都市イカルイトは、カナダ北極圏の中心的な都市。美しくも厳しい大自然と、その環境で独特な生活を営むイヌイットの文化を見せてくれることから、観光地としてもおすすめです。また、この町は北極冒険の起点でもあり、長い間、冒険者たちを見守ってた歴史があります。普通の旅行では味わえない体験ができるイカルイト観光は、間違いなく生涯忘れられない冒険となるでしょう。そんなイカルイトの見どころを紹介していきます!
目次
【カナダ・ヌナブト準州】イカルイト観光で北極圏の自然と文化を楽しもう!
1. ヌナッタ・スナックタンギト博物館
せっかくカナダ北極圏のイカルイトに観光に来たのなら、そこに住まうイヌイットのことを学ばないわけにはいかないでしょう。
「ヌナッタ・スナックタンギト博物館」は、このイカルイトの町の設立にも深く関わっているハドソン湾会社が、かつて倉庫として使用していた建物の中にあります。イカルイト周辺のイヌイットたちのアート作品などが展示され、その生活や文化を知ることができます。決して大きな博物館ではありませんが、イヌイットたちの感性に触れることができる展示となっています。
この博物館にはギフトショップも併設されており、展示されているようなアート作品を実際に購入することができます。イカルイト観光のお土産にぜひいかがですか?
2. セント・ジューズ大聖堂
「セント・ジューズ大聖堂」は、イカルイトにある英国教会系の教会です。元々、1972年に地元の有志達によって建造されました。しかし、2005年の11月に放火によってその大部分が崩壊し、翌年取り壊されることとなりました。現在の建物は、その後2012年に建てられたもの。イグルーと呼ばれる圧雪ブロックを積み上げる、イヌイット達のシェルターの形がモチーフとされています。
毎週日曜日9時45分からは英語でのミサ、11時からはイヌイットの言葉であるイヌクティトゥット語によるミサが開催されています。内部は美しくも独特な内装が施されていますので、キリスト教徒でない方も、参列してみてはいががでしょうか。
名称:St. Jude's Cathedral
住所:Iqaluit, Nunavut, Canada
公式・関連サイトURL:https://cep.anglican.ca/st-judes-cathedral-iqaluit-pays-off-debt/
3. カウマールヴィート・テリトリアル・パーク
イカルイトから西方に12キロ行ったところにある岩々とした島に、カウマールヴィート・テリトリアル・パークはあります。カウマールヴィートとは、イヌクティトゥットで「光の土地」という意味。冬季はスノーモービルや犬ぞりで、夏季はボートでこの島まで行くことができます。
この島の公園からは、考古学的に重要な道具とみられるものが3000、また20000を越す骨も見つかりました。これらはイヌイットの先祖と呼ばれ、11世紀から17世紀にかけてこのあたりに住んでいたトゥーレ族のものとされています。
現在のイヌイットもそうですが、これだけ厳しい環境に、昔から人類が適応してきたということ自体が驚きです。イカルイトからこの島に行くには丸一日かかりますが、あえてイヌイット環境に身を投じるのも、興味深い観光になるのではないでしょうか。
名称:Qaummaarviit Territorial Park
住所:Iqaluit, Nunavut, Canada
公式・関連サイトURL:http://nunavutparks.com/
◎ヌナブトの大自然に触れよう!
東京からイカルイトに行くには、バンクーバーとオタワを経由して、30時間近くかかります。それだけでも一つの冒険となることは間違いないですよね。そして現地についてからも、そこで待ち受けているものは日本では決して体験することのできない、イヌイットの文化、そして北極圏の厳しい自然です。オーロラを求めて犬ぞりでの大冒険をすれば、必ず強烈な思い出として、あなたの記憶に深く刻まれることでしょう。観光地としては決してメジャーなところではありませんし、観光がしやすいとは言えないですが、刺激的なもの、一生ものの海外旅行を求めている方には、ぜひとも強くおすすめしたい観光スポットです!