1日400人限定の楽園！オーストラリアの世界遺産ロード・ハウ諸島

世界遺産「ロード・ハウ諸島」は、オーストラリアのニューサウスウェールズ州に属し、本土から約600㎞離れた東に位置します。

この島は約6900万年前の火山を起源に出来た島で、青く澄んだ海に広大なサンゴ礁、そして島には固有の動植物が生息しています。島の75パーセントが自然保護区として管理されており、その中にはこの島にしかいない希少な鳥「ロードハウクイナ」や、「ロードハウナナフシ」と呼ばれる、世界で一番大きい棒のような形の昆虫も。また、海鳥の貴重な繁殖地としての役割もあります。美しい自然の景観とともに、この地域に生息する生態系が評価され、1982年周辺の島々も含め世界遺産として登録されました。

そんなロード・ハウ諸島。世界遺産観光地としての魅力や見どころを沢山お伝えしますね！

世界遺産ロード・ハウ諸島とは？

世界遺産ロード・ハウ諸島は、そのほとんどが自然保護区として管理されているため、島への観光客は一日に滞在できるのが400人と制限されています。住人も300人程度。この島は、自然の中で静かなバケーションを過ごしたい人には最適です！

また、ロード・ハウ諸島では車の使用も制限されており、観光客は自転車で島内を回ることになります。世界遺産の保護区としてよく管理されていますよね！島の中心には道路と言える道がいくつかありますが、端から端へ行くには、山や丘の自然道を歩いて行かなければなりません。車の騒音もなく、携帯電話の電波も届かなこの島に来れば、とてもシンプルな生活ができそうです。

そして、グレート・バリア・リーフ同様、ロード・ハウ諸島ではアウトドアスポーツが豊富。シュノーケリングやスキューバ・ダイビングはもちろん、ハイキングやピクニック、固有種が見られる植物観察にバードウォッチングなどが楽しめます。

自然が素晴らしいのはもちろんですが、この世界遺産には美しいゴルフコースもあります。リラクゼーションやスパの施設も充実していて、心と体をケアするアーユルベーダやフットマッサージも。セラピーを受けた後は、お花を浮かべたお風呂でゆっくり入浴を楽しんでください。

世界遺産ロード・ハウ諸島へのアクセス

世界遺産ロード・ハウ諸島に行くには、オーストラリアのシドニーまたは、ブリスベンから国内線で。フライト時間は約2時間です。

この2つの街からは世界遺産ロード・ハウ諸島に行く現地ツアーも開催されています。

世界遺産ロード・ハウ諸島のおすすめポイント①：マリンスポーツ

オーストラリアの楽園と呼ばれる世界遺産ロード・ハウ諸島。この島に来たら、青く澄んだ海でのマリンスポーツは欠かせません！

白い砂浜からシュノーケリングをしに海に出掛けましょう。海岸に近いところでも、色彩豊かなサンゴ礁の周りにブルーフィッシュやエンゼルフィッシュなどが見られますよ。

世界遺産ロード・ハウ諸島には、スキューバ・ダイビング・スポットが50カ所以上も！熱帯や亜熱帯の種が混在しており、サンゴに関しては90種類以上、そこに生息する魚は500種以上も見られます。この地域にいるアオウミガメと一緒に泳いでみたいですよね？

世界遺産ロード・ハウ諸島で最も魅力的なダイビングスポットは、島から26km南にある「ボールズ・ピラミッド」と呼ばれる場所。バイオレットスウィープやキングフィッシュ、シルバードラマーなどがいて、たまにイルカやサワラなどが見られることも。また、水深100m以上の水域でしか見られないバリーナエンゼルフィッシュに出会える可能性もありますよ。

世界遺産ロード・ハウ諸島のおすすめポイント②：豊富なウォーキングコース

世界遺産ロード・ハウ諸島には、自然の中でウォーキングやハイキングが楽しめるコースが沢山あります。難易度や距離も体力に応じ、平坦な道を歩くコースから崖を登るものまでさまざま。

コースはロード・ハウ諸島の北と南に分かれています。まず北部では、「マラバーヒルとキム展望台」。ヤシの木を見ながらハイキングし、断崖から世界遺産の絶景を眺めましょう。約7kmで3時間から5時間かかります。そして、中級程度は4kmのノースベイと、島全体を見渡せる2kmのトランジットヒル。最も簡単なのは、クリアー・プレースとセブンズ・リザーブのコースです。

島の南部で代表的なコースは、ゴワー山へのハイキング。ガイドに案内してもらうこともでき、約14kmで半日掛かります。このコースはハイレベルで、かなり体力を使う箇所も。ゴード・ハウス・ケーブは約6kmで、中級程度。一番簡単なのは、1kmから3kmのインタ・ミディエートとリトル・アイランドのコース。約1時間あれば行って来られますよ。

車が使えないロード・ハウ諸島ですから、ぜひウォーキングで世界遺産の島を満喫してくださいね！

◎まとめ

世界遺産ロード・ハウ諸島はいかがでしたでしょうか？島にはサーフィンスポットもありますよ。また、干潮時にネッズ・ビーチで可能な魚の餌付けは、子ども連れの観光客に大好評。自然の楽園で思い切りリフレッシュしてリゾート気分を満喫しましょう！