多様な文化を肌で感じる!インドネシア・ジャカルタの観光スポット11選

画像出典:Evening_T

多様な文化を肌で感じる!インドネシア・ジャカルタの観光スポット11選

インドネシアの首都・ジャカルタは、東南アジア最大の都市として、中世から経済や文化の中心を担ってきた街です。イスラム教・仏教・ヒンドゥー教と、様々な宗教を持つ国が立ってきたインドネシアですが、オランダの統治を通してのヨーロッパ文化との接触、さらに現代の経済発展による人の往来の増加と、その文化の多様さはますます増しています。

いろいろな文化が混ざり合い共存するジャカルタは見どころいっぱいで、まさにインドネシアNo.1の観光都市といえるのではないでしょうか。そんなジャカルタのオモシロ観光スポットを紹介します。

目次

多様な文化を肌で感じる!インドネシア・ジャカルタの観光スポット11選

目次を閉じる

1.イスティクラル・モスク

出典: alitrisno/shutterstock

東南アジア最大級のモスク「イスティクラル・モスク」。外から見るととてもモダンな雰囲気の建物で、イスラム教の伝統的なモスクのイメージとはかけ離れていますが、中は非常に荘厳な雰囲気漂う造りとなっています。オランダからの独立を果たしたインドネシアがその権威を示すべく建造されたもので、「イスティクラル」はアラビア語で「独立」を意味するのだそう。宗教施設ではありますが観光客でも気軽に見学できるため、ジャカルタを代表する観光地となっています。

モスク内では英語のガイドが受けられ、建物内をぐるりと一通り見学することができます。また、女性にはサロン(インドネシアの民族衣装)やヴェールの貸し出しも行っており、着用すれば観光ついでにちょっとした中東文化体験も味わえますよ。ジャカルタ市内を走る「トランスジャカルタバス」ですぐに足を運べるアクセスの良さもうれしいところ。ジャカルタ観光でぜひ立ち寄ってみてくださいね。

2.ジャカルタ大聖堂

ジャカルタ最大のキリスト教会・ジャカルタ大聖堂はイスティクラル・モスクの向かいにあります。「カテドラル」とも呼ばれるこの建物は、オランダ統治時代の面影を残す美しい教会です。「ネオゴシック」という建築様式が採用され、精巧な内装やパイプオルガンは圧巻。観光客にも人気のスポットとなっています。ただし結婚式が行われていることもあり、その場合は観光客は入ることができません。

インドネシアはイスラム教徒が大半を占めますが、このようにキリスト教徒にもきちんと居場所が設けられています。2つの宗教が平和的に共存している独特の空気感は異文化を受け入れ認めてきたジャカルタらしい良さですよね。いろいろな文化が混ざり合うインドネシアを肌で感じられる、象徴的な観光スポットです。

3.タマンミニ・インドネシア・インダー

ジャカルタ中心部から車で1時間ほど。タマンミニ・インドネシア・インダーは、インドネシアに暮らすいろいろな民族の暮らしをひとところに集めた巨大テーマパーク。ジャカルタにいながらインドネシア全土を観光したような気分になれる、とてもおすすめの観光スポットです。

多くの島から成る国であるインドネシア。それぞれの島に息づく独特の文化が、エリアごとに壮大なスケールで再現されています。様々な民族の建物を原寸大で見ることができ、その多岐にわたる文化の豊かさを実感させられます。とても大きなテーマパークなので一日で観光するのは難しいですが、ホテルも併設されているのでこちらに一泊宿をとれば、ジャカルタ中心部まで戻らなくてもじっくりと楽しみつくすことができますよ。また「超危険な生物」として有名な恐竜のような姿をした巨大爬虫類・コモドドラゴンを見られる施設もあるので、家族連れにもピッタリ。ジャカルタ観光のコースにぜひ加えてほしいスポットです。

4.インドネシア国立博物館

出典: commons.wikimedia.org

インドネシアの歴史をぎゅっと凝縮したような博物館です。古代の出土品や中世王朝の秘蔵品など、探求心をくすぐられる展示が大人気!特にインドネシアの民族についての解説や、ヒンドゥー教の石像などの展示が充実しています。またジャワ島で発見され、今もなお多くの謎を持つ「ジャワ原人」の化石はこの博物館の目玉として観光客の注目を集めています。

週に2回ボランティアによる日本語のガイドが行われ、インドネシアの歴史をじっくりと学びたい方にはぴったりのジャカルタの観光スポットです。立地は市営バス「トランスジャカルタ」の停留所からすぐなので、行きやすいのも魅力。さらに空調が効いた場所でお茶もできるので、暑い時期の観光先としても向いています。インドネシアの長い歴史とじっくり向き合いたい大人には、ぜひともおすすめしたい場所です。

5.モナス独立記念塔

オランダからの独立を記念して作られた塔で、ジャカルタのランドマークともなっています。市街地を360度見渡せる展望台もあり、ジャカルタを代表する定番観光スポットです。132mの高さから見下ろす風景はまさに圧巻。

地下には博物館があり、ジオラマでインドネシアの歴史が詳細に再現されています。そしてインドネシア独立に大きく貢献した元大統領・スカルノが読み上げたことで有名な「独立宣言文」が収められている「独立の間」は、その造りの美しさも相まって一大観光ポイントとなっています。

モナスはジャカルタの中心にある「ムルデカ広場」内に位置し、広場自体も人々が集まる憩いの場です。家族連れや犬の散歩をする人に露天商やフリーマーケットなどで賑わっているので、のんびりと観光しているだけでジャカルタの日常を身近に感じることができますよ。

6.タマン・イスマイル・マルスキ

出典: commons.wikimedia.org

ジャカルタ北部に位置する複合文化施設で、インドネシアの中でも特にジャカルタの現代文化にフォーカスしています。インドネシアを代表する作曲家で、ジャカルタ出身の「イスマイル・マルスキ」の名を冠した施設内に入っているのは、美術館や劇場、プラネタリウムなど。伝統と新しいものの融合を感じ取れる観光スポットとなっています。

この施設がある広場には、この建物が建つ以前から映画館・動物園などがあり、長くジャカルタの文化の中心となってきました。施設が建った現在は、ますます多くの文化が発信される場所となっています。施設内には飲食店も居を構えているので、ジャカルタ観光ついでにお腹を満たすのもおすすめですよ。

7.ベイウォークモール

ジャカルタ北部に位置する、ジャカルタを代表するショッピング施設「ベイウォークモール」。名前の通り海沿いにある、2013年にオープンした比較的新しい観光スポットです。どのフロアからも美しい海の眺めが楽しめるとあって、観光客のみならず地元のジャカルタっ子の間でも人気を博しています。

広大なジャワ海を見ながら食事ができるレストランがいくつも入っていたり眺めの良いテラス席があったりと、その立地を存分に生かしたことで他のジャカルタのショッピングモールとは一線を画しています。ジャカルタの地元の人たちがよく利用する定番のお店も入っているので、地元ジャカルタっ子気分で買い物を楽しむのもいいですね。 ちなみに日本でおなじみのあの「すき屋」のインドネシア1号店も入っていますよ。

8.ファタヒラ広場

出典: commons.wikimedia.org

ジャカルタ北部に位置する、オランダ統治時代の風景がそのまま残る広場です。かつて商館や裁判所だったという優美な西洋建築、歴史を感じさせる古めかしい大砲などが目に入ってくると、まるで20世紀初頭の世界にタイムスリップしたような気分になりそう。ジャカルタで最も異国情緒が感じられる観光スポットの一つです。中心の建物はかつてオランダの市庁舎だったもので、現在は歴史博物館となっています。

広場には露店が連なり、インドネシアの民族衣装が観光客に人気です。またレンタルのカラフルな自転車も名物となっており、ぐるっと観光するにはぴったりです。また、「カフェ・バタヴィア」という有名なカフェがあり、美しい内装とおいしい食事やお酒を楽しむことができますよ。一通り観光したあとは、ジャカルタっ子に混じって夕方からビール、なんてのもいいかもしれませんね。

9.スラバヤ通り

出典: Danumurthi Mahendra Follow

「スラバヤ」とはかつて、ジャカルタに次ぐインドネシアの大都市の名前。その名前をもらった通りがジャカルタにあるという、ちょっと不思議な由来の名称をもつスラバヤ通り。

スラバヤ通りの主な店はアンティークの品々を売る骨董店。ジャカルタ市内ツアーにもよく組み込まれている人気観光地で、インドネシアの伝統的な装飾品や家財道具などが売られています。それほど長い通りではないので、30分ほどで一通り観光して回ることができます。

東南アジアの市場らしい雑多ながらも熱気ある雰囲気が魅力的です。エキゾチックな商品の数々は、見ているだけで気分を盛り上げてくれます。ジャカルタ観光のお土産探しにももってこいですよ!ちなみに「スラバヤ通りの妹へ」という松任谷由実の曲で日本でもちょっと名が知られるようになった通りでもあります。

10.インピアン ジャヤ アンチョール公園

出典: commons.wikimedia.org

ジャカルタの海沿いにある遊園地や水族館、ショッピングモールなどが入った複合観光施設です。遊園地などで盛り上がりたい人やショッピングを楽しみたい人、はたまた市内の喧騒から少し離れてゆっくりしたい人にもバッチリ。思い思いの時間を過ごすことができますよ。子供から大人まで、一日飽きずに楽しめることで人気の観光スポットです。

海辺で食事ができるレストランもあり、ビーチで流れるゆったりとした時間を感じさせてくれます。地元の家族連れも多く、ジャカルタ市民の憩いの場としても親しまれています。水族館では、ジュゴンなどの珍しい生き物の展示が行われているほか、生き物に直接触れることのできるプールもあります。お子さまには特に貴重な体験となるのではないでしょうか?ジャカルタ観光のコースにぜひ加えてほしいスポットです。

11.JKT48劇場

出典: commons.wikimedia.org

最後は少し変わり種ですが、日本のアイドル・AKBグループの海外初の支店「JKT48」。「インドネシアの国民的アイドル」を目指して、本家に負けない積極的な活動を行っています。そのJKT48が拠点としている劇場が、この「JKT48劇場」です。日本のアイドル文化が、海外でも受け入れられている様子をみることができますよ。

日本でもみられるようなメンバーとファンが一体となって盛り上がる様子は、微笑ましく感じますね。インドネシア語が分からなくても、そのエネルギッシュさとキラキラの笑顔に元気をもらえそうです。アイドル文化に興味がなくても、インドネシアと日本の絆が深まるきっかけになっていると考えると意義深い試みだと思えるのではないでしょうか。

一般発売のチケットは座席が抽選制ですが、インターネットでチケットを予約すれば自由席で入ることができます。また劇場はショッピングモール内にあるので、ショッピングのついでによってみるのもいいかもしれませんね。

◎まとめ

長い歴史を持つジャカルタでは西洋と東洋、新しいものと古いもの、様々な宗教などバラエティーに富んだ文化を一つの街の中で楽しめるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。これだけのものを受け入れているジャカルタは非常に寛容な精神を持った街だといえますね!ジャワ原人の謎に思いを馳せるもよし、最新のアイドル文化に思いっきり浸ってみるもよし。ぜひ色々な角度からインドネシア・ジャカルタを楽しんでみてくださいね。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

ジャカルタでおすすめの記事

ジャカルタのアクセスランキング