沖縄で桜を見たい!~日本最速桜を楽しむ~

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沖縄で桜を見たい!~日本最速桜を楽しむ~

沖縄といえば一年を通して夏のイメージ。春の訪れを告げる桜の花は沖縄で見られないのでは…と思っていませんか?実際には桜の名所が沖縄にはたくさんあります。そうなると、沖縄では桜の見頃はいつなのかが気になりますよね。沖縄で咲く桜は本土の桜とは品種が異なり、主に「寒緋桜(カンヒザクラ)」と呼ばれる濃いピンク色の桜(別名・「緋寒桜」ヒカンザクラ)。例年1月ごろ~2月ごろにかけ咲き始め、日本で一番早い桜の開花場所になります。冬の沖縄観光ならではの魅力ですよ。今回は沖縄の桜の名所を6つピックアップ!沖縄は夏の青い空と海だけではありません。桜の花を愛でながらぜひ冬の沖縄を大満喫してみましょう!

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沖縄で桜を見たい!~日本最速桜を楽しむ~

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1.カップルにおすすめ!今帰仁城跡

出典: 山のでんきや / PIXTA(ピクスタ)

沖縄本島の北部、本部半島にある今帰仁城跡は世界遺産にも指定され沖縄の歴史が残る遺構ですが、沖縄で桜を楽しめる名所としても有名です。毎年、桜の開花時期である1月下旬から「今帰仁グスク桜まつり」が行われています。沖縄の伝統芸能や特産品の直売会などさまざまなイベントが開催。8:00~21:00まで多くの人で賑わっています。

普段でもカップルのデートスポットにもなっている今帰仁城跡。桜まつりの時間は21時頃まで開催されているので、観光客をはじめ沖縄の人々にも人気のお花見スポットになっています。桜の世界をより美しく、そして城壁を幻想的に輝かせるのがライトアップ。時間は18:00~21:00までの3時間です(2018年時点)。平朗門から城へ続く参道は「グスク花あかり」というロウソクの灯りで誘われますよ。

駐車場は約300台ほど駐車できるようになっているので、観光で来た人でもレンタカーを止める駐車スペースは十分にあります。なお観光の際は、時間やイベントプログラムなどをホームページでご確認してくださいね。

2. 「さくらの名所100選」に選ばれる名護中央公園

沖縄本島の北部に位置する名護中央公園。こちらの桜は1月中旬頃に咲き始め、日本で一番早い桜の開花とも言われています。見頃時期は1月末頃となっていて、1月中旬には桜祭りが開催されます。そのキャッチコピーは「日本の春はここからはじまる」です。本土では冬真っ盛り!雪が降る時季なのに驚きですね。

この公園は広さが約70ヘクタールもありバードウォッチングも楽しめ、野鳥の声を聞くこともできます。桜が咲いていない季節でも自然を満喫できるところです。展望台には名護市街・東シナ海が一望できて絶景を堪能できますよ。

公園内には沖縄特有の動植物も生息しており、運がよければ遭遇することも!沖縄を代表する桜の名所、名護中央公園は「さくらの名所100選」にもなっています。1月中旬でもぽかぽか陽気の春を感じることができるので、冬の沖縄観光でイチオシの桜の名所です。

3. 夜は約170個の灯籠で桜をライトアップ!八重瀬公園

沖縄本島の南部にある八重瀬町。その八重瀬岳にある八重瀬公園は頂上には展望台があり、そこから慶良間諸島や東シナ海まで見ることができる絶景スポットとして有名です。桜の見ごろは1月下旬頃で、その時期になると多くの花見客で賑わいます。

昼間から多くの人で賑わいを見せますが、特に夜のライトアップされた桜は幻想的!約170個の提灯が石段に沿って点灯され、花見客を出迎えてくれますよ。約500本の寒緋桜が咲き乱れる八重瀬公園。その景色は見事で沖縄の伝統的な桜の風景を実感させてくれます。高台にあるので過ごしやすい冬の沖縄とはいえ、念のために上着などの寒さ対策をして観光してください。那覇空港からは車で40分程度で着きますので、那覇市内に宿泊がてら八重瀬公園で花見をするのも良いですね。

4. 沖縄にある桜の名所と言えば与儀公園も忘れずに

那覇市内にある桜の名所と言えば、沖縄県立図書館や那覇警察署近くにある与儀公園。桜が開花する時期には、那覇観光に訪れた観光客が必ずと言っていいほど訪れる桜の名所です。園内の川沿いには約400本もの寒緋桜が咲き、訪れる人の目を楽しませています。与儀公園には家族で遊べる遊具があるため、お子様も存分に楽しめますよ。

毎年2月初旬の桜が咲く頃に「那覇桜祭り」が開催されます。各種のイベントが行われお祭り気分で花見をすることもできますよ。また3月にはさくらんぼ狩りも行なっているので、詳しくは公式ページよりチェックしてみましょう。国際通り近くのホテルに宿泊している人であれば歩いて公園まで行くことができるので、宿泊するついでに立ち寄てみるのもおすすめです。

5.桜7000本が咲く八重岳桜の森公園

沖縄本島北部にある本部半島最高峰の八重岳。その中腹にある八重岳桜の森公園は「日本一早咲き」というキャッチフレーズがあります。1月中旬~2月上旬に開催される「本部八重岳桜まつり」のメイン会場となっていて、日本一早い桜まつりです。

八重岳の下から山頂まで道路沿いには約7,000本の桜の木が植えられていて、頂上に登れば斜面に咲き誇る桜の絨毯が見られますよ!濃いピンク色の寒緋桜が目に鮮やかです。

せっかく花見に来たのなら歩いて花見を楽しんでみましょう。公園内には休憩所やトイレなども完備、遊歩道も整備されているので気軽に散策できますよ。遊具や多目的広場も充実しているので、桜の季節以外にも楽しめます。なかでも長いローラー滑り台はお子様に人気です。

6. 幻の桜!クメノサクラが見られる伊豆味区駐車場

出典: トモウヂーニョ / PIXTA(ピクスタ)

最後に紹介するのが、本部町伊豆味区駐車場に植えられているクメノサクラ。白い花びらが特徴のクメノサクラは、もともとは久米島に自生していました。かつてその美しさに魅かれ伊豆味の人が持ち帰りましたが、その後、消滅寸前に。近年の保存活動で復活しました。

見ごろ時期は3月です。本部町伊豆味区駐車場にはクメノサクラが約1000本植えられています。白い桜が一斉に咲く景色は見ごたえがありますよ。3月の沖縄観光には外せない花見スポットです。

この伊豆味区駐車場では1月ごろ~2月ごろに咲く寒緋桜も植えられているため、1年のうちに異なる品種の桜を2度見ることができます。またこの2種は色も違えば花の終わり方も違います。寒緋桜は花びらが散らず、花首にある萼(がく)から落ちるのに対して、クメノサクラはソメイヨシノのように花びらが散るタイプです。

品種の違いを楽しむ桜観賞もいいですね。県内外の観光客で賑わう桜の名所。希少価値の高い桜の花見ができるのは、沖縄本島でここだけです。

◎まとめ

いかがでしたか?桜のイメージが少ない沖縄ですが、意外にも桜の名所が多いですよね。日本で一番早く桜が咲く沖縄。冬は旅行者数も少ないため、夏のシーズンよりも航空券が安く座席も確保しやすいです。まさに沖縄の桜の季節はお財布にも嬉しい季節!夏の沖縄も良いですが、ぜひ桜の季節に訪れて、寒緋桜やクメノサクラを観賞してみてくださいね。

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